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住んで楽しい、暮らして楽しい。ガレージハウスの新しいカタチとは。
THE HOUSE GARAGE PROJECT by GORDON MILLER

住んで楽しい、暮らして楽しい。
ガレージハウスの新しいカタチとは。

住宅業界に、今静かに革命が起き始めています。この度、家をもっとカジュアルに楽しむメディア「ドライブ(Dolive)」と、フイナムではおなじみの、カーライフを前提とした機能的なデザインのガレージウェアやファニチャー、ギア、ツールなどを発信するブランド〈ゴードンミラー(GORDON MILLER)〉が手を組んで、全く新しい概念のガレージハウスが生まれました。これまでの住宅とは発想のベクトルが異なる、“楽しむ場所”としての家。クルマと家と暮らしと家族、全てをフラットに捉えた、みんなが楽しくなるエンターテインな住処はいかにして生まれたのでしょうか。

日本の住宅の問題点。

ー 今回のような規格住宅を作ろうと思ったきっかけを教えてください。

林:海外、特にアメリカって、注文住宅よりも建売とか中古の家を買うことが多いんです。そうすると、だいたいそのエリアって区画整理されていて、レギュレーションが色々決まっているんです。こういう庭、壁材、外壁にしてください、みたいな。飛行機で降りていくとわかるんですが、街並みがめちゃくちゃ整っていて素敵なんですよね。

ー わかります。

林:けど、日本はガチャガチャですよね。瓦を使っている家があれば、昔流行った屋根材をを使っている家もある。分譲地もきちんと区画整理されてないことが多くて、住宅がとにかくひしめきあっている。つまり街がクリエイティブディレクションされていないんです。当たり前のことなんですが、住宅のデザインが街のデザインを作るわけで、誰もディレクションしないのか、という思いがあって、こういう住宅を提案しているというところがあります。だから僕らの家をたくさん建てたいというよりは、住宅業界全体にクリエイティブディレクションの重要性を説いていきたいんです。

ー たしかに一社ではどうにもなりませんよね。

林:住宅メーカーが集まる展示会などに呼んでいただいて、セミナーとかをやっていましたが、そこでもけっこういろんなことを言っていました。「みなさんのデザインがこの国のデザインを作っていると思ってください」みたいなことを言うと、だいたい次は呼ばれないんですよね(笑)。

ワークスペースは見せる収納でアイテムをコレクションできる、自分の趣味をぎゅっと詰め込んだこだわりの空間に。

林:けど、例えば住宅のデザインを作るのは建材なので、建材メーカーさんとはしっかり組む必要があるんです。ようは僕たちだけではどうにもならない。だから僕らみたいなプレイヤーが色々言うのは健全だと思うんですよね。あと、なんでもかんでも新しいデザインを作っていくのではなく、昔のいいデザインを大切にしながら新たなものを作っていくというようなことが、もう少しいろいろな分野で進むといいなと思います。

ー マクロとミクロの複眼をお持ちなんですね。素晴らしい考え方だと思うので、もっとたくさんの方に知ってほしいです。

林:ありがとうございます。ただ、思ったよりも広がりが遅い感じはしています。僕がさっきみたいなことをいろいろ言っているせいなのか、住宅業界の問題なのかはわかりませんが(笑)。少しづつでも、他の住宅メーカーも足並みを揃えてくれるといいなと思っています。それこそ大手メーカーは年に何万棟と建てていると思うので。それに比べたらうちの規模感はまだまだ全然です。

開放感のあるスキップフロアを採用しているので、ワークスペースからは、リビングとガレージの両方を眺められる。

INFORMATION

THE HOUSE GARAGE PROJECT by GORDON MILLER

the-house-garage.dolive.media

Dolive

dolive.media

LIFE LABEL

lifelabel.jp

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