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タトラスのバッグとアーティスト片岡亮介のインスピレーショントリップ。
Packing inspiration into TATRAS

タトラスのバッグとアーティスト片岡亮介のインスピレーショントリップ。

アーティストとして、多彩な表現方法で活動の幅を広げている片岡亮介さん。今回は彼が創作活動において、インプットを得る手段として位置付けている“東京散歩=ショートトリップ”に同行させてもらいました。旅の相棒として、〈タトラス〉の新作バッグを携え、どんなインスピレーションを得たのかを一緒に巡っていきましょう。

  • Photo_Ryutaro Izaki
  • Hair_KANNA
  • Text_Yasuyuki Ushijima
  • Edit_Shun Koda

PROFILE

片岡亮介

1993年岡山県生まれ。美術家。発想力や表現的センスで一線を画す、いま業界で話題のアーティストのひとり。
Instagram:@ryosukekataoka

at 東京タワー 展望台から望む、均一の四角形。

9年前に岡山から上京してきて一番最初に来たのが何を隠そう、この東京タワーだったという片岡さん。リリー・フランキー著の『東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~』を読み、どうしても行きたかった場所だったと振り返ります。

「六本木とかにいると遠くに見えたりしますよね。実際来てみると当たり前だけど、やっぱりデカい(笑)。都心を上から見下ろすのも、なかなか面白いですね」

iPhoneを片手に、思いつくままシャッターを切り、その画面に映ったものを瞬時に切り取っていく。“画像フォルダ”という脳内に残ったイメージたちは、これからの創作活動でアウトプットされ、血となり肉となる時を待っています。

「今日撮影した画像を、明日すぐに使うというわけではありません。創作活動をするときに、画像フォルダを見返すことで、その時のフィーリングとリンクした写真を引っ張り出す、いわば辞書みたいな役割なんです」

そんな彼は今回で2回目という東京タワーを、どう感じたのだろう。

「展望台から見た時の、“均一的な四角”というビルの均等さがいいなと思いました。ただ思ったのは、東京タワーはのぼるものじゃなく、眺めるものですね(笑)」

印象的だったのは、片岡さんが外の景色だけでなく、展望台の中の壁や床の模様なども撮影していたこと。

「壁のデザインなどは絵や展示とは違うので、その模様をiPhone上でトリミングすることで見えてくる景色も好きなんですよ。目で見ると広く捉えられるけど、トリミングして焦点をあてると、実はこんな感じのコンポジションになっていたんだと、改めて感じます。iPhoneだと簡単にズームできるのもいいですよね」

KATAOKA’S
PHOTO

今回の東京タワー散策に選んだのは、〈タトラス〉のショルダーポーチ。

「普段、出かけるときはカバンを持たないタイプなのですが、これぐらいのショルダーポーチだと、iPhone、タバコ、文庫本とか必要最低限のモノだけ入れておけるから便利ですね。フロントのマグネットポケットはiPhoneもすぐ取り出せるので気に入りました」

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