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ヴェイランスの真価を紐解く、2人のスタイル。
How to wear VEILANCE

ヴェイランスの真価を紐解く、2人のスタイル。

〈ヴェイランス〉のファッションシュートを手がけた、同ブランドの愛用者でもあるスタイリスト猪塚慶太さんとフォトグラファー石井涼太さん。今回は、彼らのセルフコーディネートを通して、〈ヴェイランス〉の真価を紐解きます。

  • Photo_Ryota Ishii
  • Styling_Keita Izuka
  • Model_Kensho Morita、Lisas(BARKinSTYLe)、KAI DE TORRES(TOMORROW TOKYO)
  • Edit_Shun Koda

パフォーマンスウェアの経年変化。

〈VEILANCE〉ブレザー LT ¥55,000、コンベックス LT パンツ¥41,800

ー 〈ヴェイランス〉のセットアップにオックスフォードではなく、ブロードのシャツを合わせているのが素敵ですね。

石井:これは「レスレストン」というドレスシャツメーカーのビスポークの一着で、シャツを着るなら革靴を合わせたいですね。去年の夏ごろからこういうドレッシーなコーディネートが好きになったので、まさにいまの気分って感じです。

猪塚:このスタイリッシュさはめちゃ涼太っぽいよね。イケてる!! よく二人で、“ボンドバイブス”って話をするんですよ。ジェームズ・ボンドとかクリストファー・ノーランの映画のような空気感がお互い好きで、撮影のリファレンスでもよく話したりしてるな。ちなみに涼太が好きな理由は?

石井:もともとテックウェアが好きで、『007』の雪山で戦うシーンのファッションとか、ガジェットとかも好きなんですよね。そういうところが〈ヴェイランス〉に似ていると感じているのかもしれないです。『007』を通じて、ドレスウェアも好きになりましたし。

猪塚:なるほど! そういうことなんだね。〈ヴェイランス〉ってギアっぽさもあるけど、ちゃんとファッションとして成立してるから、デイリーに着やすいんですよね。

〈VEILANCE〉ヘイデン LT ブレザー¥77,000、ヘイデン LT シャツ¥38,500、ヘイデン LT パンツ¥49,500

ー 猪塚さんのこのスタイルも石井さんのセットアップと同じ文脈ですか?

猪塚:感覚は一緒だと思いますが、グレーのセットアップにブラウンの革靴とアイウェアを合わせて、大人らしく雰囲気は柔らかくしてます。我ながら似合ってますね(笑)

石井:最高です(笑)。こういうグレーとブラウンが似合う大人になりたいですね。

ー グレーとブラウンの組み合わせって、大人の色気を感じますよね。

猪塚:〈ヴェイランス〉はグレーやカーキのアイテムも多いので、ブラウンやベージュのアイテムとの相性はいいと思いますよ。黒やネイビーの印象を持ってる方が多いと思うんですけど、僕はこの辺のカラーを選んで、〈ヴェイランス〉を柔らかいニュアンスで着るのが好きですね。

石井:セットアップでも着心地がラクですよね。

猪塚:そうだね。細身のシルエットだけど、ストレスなく動けるから打ち合わせにも行けるし、靴を履き替えれば撮影の現場でも着ていられる。それにシワにもなりにくいしね。一人一着は持つべき日々のアクティビティを本当に快適にしてくれる最強のセットアップだと思います。

〈VEILANCE〉ヘイデン LT シャツ¥38,500

ー トレンドを追いかけるようなデザインではないので、長く着られそうですしね。

猪塚:そうなんですよね。時代性とかトレンドとかを超越してる感じはありますね。

石井:10年経っても着ていたいような服です。

猪塚:いいこと言うね。個人的に〈ヴェイランス〉のようなパフォーマンスウェアの経年変化にすごく興味があるんですよね。素材も違うので、デニムやレザーでは見られない経年変化が起こるわけじゃないですか。なかには劣化して使えなくなるアイテムもあるのかもしれないですけど、10年後のアイテムの佇まいを見てみたいんですよね。〈ヴェイランス〉は、シームテープが剥がれてもリペアして育てていきたい。

石井:それ面白いですね、考えたことなかったです。これまでもやってみたことはあるんですか?

猪塚:他のブランドでトライしてみたことはあるんだけど、そのアイテムはかなり過酷なアウトドアフィールドで酷使しまくったので修復不可能なくらいボロボロになってしまって。タウンユースだけで考えるならば、〈ヴェイランス〉は末長くお付き合いできそう。

石井:実験的な試みですね。

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