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グラミチを着て川へ。
GONE FISHING

グラミチを着て川へ。

アウトドアフィールドはもちろんのこと、街着としても高い評価を得る〈グラミチ(Gramicci)〉。今回、このブランドから “釣り” をテーマにしたカプセルコレクションが発表されました。釣りびとたちはこのコレクションをどう楽しむのか? ということで、「ここ数年フライフィッシングにハマっている」と話すミュージシャンの福永浩平さんと、彼の親友であり古着屋「SNAK」のオーナーでもある大藤充顕さんに声を掛け、神奈川・丹沢へ出掛けてきました。釣りの魅力、フィッシングファッションの楽しさ、そして今回のコレクションについて、ふたりの考えを語ってもらいました。

  • Photo_Masayuki Nakaya
  • Styling_Yasuka Lee
  • Hair & Make up_Risa Fukushima
  • Text_Yuichiro Tsuji
  • Edit_Ryo Muramatsu

今日みたいな釣りを楽しむには十分な機能。(大藤)

ー 今日のエリアは管理釣り場になるんですよね。こういうところはビギナーでもやりやすいですか?

福永:はじめてのひとでも楽しめるし、おすすめですね。

ー とはいえ、おふたりは川の上流のほうで釣っていました。

福永:管理釣り場でも、場所によってめちゃくちゃ釣れるところと、全然釣れないところがあって。結構奥深いんです。

大藤:ぼくらはこういうところへ来ても、極力自然がそのまま残っているようなところで釣りたい気持ちがあるんです。人口の池っぽいところもありますけど、それよりもリアルな自然を感じられる場所のほうが釣るのが難しいしスリリング。そっちのほうが頭を使うし楽しいんです。

波をイメージした総柄の開襟シャツとショーツのセットアップは、撥水性のあるナイロンを使っているので、水に濡れても心配無用。さらに、風を通しにくい構造のため、突然の雨や風にも対応できる。シャツはボックスシルエットで、しっかりボリュームのあるパターン。薄着のコーディネートでも物足りなさを感じさせないところが魅力だ。シャツ ¥11,000、Tシャツ ¥6,600、ショーツ ¥8,800(すべてインス)、その他 本人私物

ー こういう場所に来て、おふたりがかっこいいと思うのは、どんなひとですか?

福永:オーラがあるひと。生き方ってやっぱり顔に出るから、渋くて格好いいおじちゃんとか憧れますね。

大藤:最先端のギアを持っているひとよりも、使い古した渋い道具を持っているひとがかっこいい。全身ハイブランドで身を包むんじゃなくて、ところどころに新しいアイテムを持ってきて、基本はいつもの自分のお気に入りを着る、みたいな。

ー なるほど。釣りに行くときのファッションでおふたりが意識することはありますか?

福永:ちゃんとTPOみたいなものは守りたいんです。釣りに適した服を着るんだけど、一方でぼくらは服が好きなので、やっぱりどこかお洒落したい気持ちもあるんです。釣りらしい格好だけど、デザインはもちろん、シルエットや色使いにも気を配って、アウトドアでもちゃんとお洒落しながら高揚感を感じていたいんです。

大藤:だけど、ちゃんと釣りもできるみたいなね。

ピグメント加工によるヴィンテージライクなカラーリングに特徴のあるTシャツ。背面にあしらわれたニジマスは90’sっぽいムードのグラフィックが秀逸で、大き過ぎずタイト過ぎないサイズ感もいい。パンツは〈グラミチ〉ならではの機能が詰め込まれ、両サイドにメッシュのポケットが付く。「釣りだけど、なんとなくミリタリーっぽさも感じる」と大藤さん。Tシャツ ¥6,600、ショーツ ¥10,450(共にインス)、その他 本人私物

ー 今回の〈グラミチ〉のカプセルコレクションは、着てみてどうでしたか?

大藤:バッチリですよ。釣りに寄りすぎてないというか、機能的だけどちゃんとファッション感があって、ぼくらの求めるスタイルにハマっていると思います。やっぱり〈グラミチ〉ってクライミングパンツの印象があって、ぼくも古着屋をやっているからいい状態のものがあったら仕入れるようにしています。いまぼくが穿いているパンツもナイロン地で撥水加工がしてあって、釣りに適した生地が使われている。それにメッシュのポケットも釣りっぽくていいなぁと。なにより動きやすいから、今日のように岩場を移動するのもストレスがなかったです。

福永:ぼくも〈グラミチ〉のパンツを去年手に入れて、ずっと穿いていたんですよ。それこそキャンプでも活躍しました。やっぱり動きやすいのがいいですよね。

大藤:ベルトが片手で絞れるっていうのも〈グラミチ〉らしくていいよね。

福永:ぼくが着ているセットアップも、着やすかった。胸元に大きなポケットが2ついていて、道具を入れられますし。

大藤:フライフィッシングは荷物が少ないから、服にこれくらい収納力あると便利だよね。バス釣りとかになるともっとたくさん必要かもしれないけど、今日みたいな釣りを楽しむには十分な機能だと思います。

ー 街でも着れそうですか?

福永:もちろんです。このままセットアップで着てもいいし、別々で着るのも全然ありですよね。シャツは開襟だから、すごく夏っぽさが出る。それにシルエットも程よく大きくて街のムードと馴染みます。

大藤:ぼくが着ているTシャツも古着っぽい感じがいいですね。古着屋にあってもおかしくないような色味とグラフィックだと思います。

福永:背中のグラフィックもいいね。

大藤:めちゃくちゃかわいいよね、このレインボートラウト。ぼくは釣りに行くときに、こういう魚のグラフィックのものをあえて選ぶんですよ。ちょっと願掛けっぽく、着ているといいことありそうだから(笑)。

ー おふたりが今後釣りでチャレンジしたいことはありますか?

福永:テンカラに挑戦したいですね。今日よりももっとシンプルな釣り方で。

大藤:今日のぼくらの竿はリールがついてましたけど、テンカラはリールなしなんです。竿、糸、毛針だけで勝負するっていう。

ー 難しそうだけど、それで釣ったときの喜びはひとしおでしょうね。

大藤:鬼ムズですよ(笑)。もう本当にスキルが試される。音を立てちゃいけないとか、所作が大事になってきますね。

福永:魚に見えないようにとかね。

大藤:あとは海釣りもやってみたいですね。ギアとか全部違うから。シーバスとか、イカ釣りもしてみたい。やっぱり釣りはやめられないなぁ(笑)。

〈グラミチ〉のスローガン “ORIGINAL FREEDOM” がプリントされたTシャツ。自然の中でどんな振る舞いをするのか、そんなことを問われるメッセージだ。大藤さんが着ていたTシャツのように、ヴィンテージライクな色合いも魅力的。各¥6,600(インス)

片手でウエストを絞れるウェイビングベルトや、開脚に適した股下のガゼットクロッチなど、〈グラミチ〉らしいディテールはそのままに、釣りからヒントを得たメッシュのポケットを両サイドに完備。撥水性のあるナイロンの生地を使うなど、機能的なルックスもクールだ。各¥10,450(インス)

INFORMATION

インス

電話:0120-900-736
グラミチ オフィシャルサイト

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