アクティブシーンをより楽しくする、ラフで遊びの効いた着こなし。
Case 03 Tomomichi Kondo
PROFILE
ショップスタッフとして経験を積んだのち、スタイリスト鈴木肇さんに師事。アウトドアを軸としたスタイリングを得意とし、雑誌や広告、ファッションブランドのカタログなど、さまざまなジャンルで活躍中。プライベートでもアウトドアを愛する、業界屈指のアクティブ派。最近は長野の野尻湖で、サウナやサイクリング、山菜採りを楽しんだそう。
Instagram:@kondotomomichi
ORIGINAL ARCH VOLLEY 17NB ¥6,050
ー 今日のマウンテンバイクはいつ頃購入したものですか？
3年前くらいですね。コロナになる少し前。それまでは先輩からもらったボロボロのロードバイクに乗っていたので、自分で購入したのはこれが初めてです。
ー 山道を走ったりすることもありますか？
多くはありませんが、先日も野尻湖周りを走りました。アウトドアの撮影に持っていくこともあります。撮影用としても使えるデザインですし、撮影の合間にそこら辺をぶらぶらと乗っていられるので（笑）。今日の海岸みたいなオフロードの走行にも便利で、砂利道を走っているだけでも面白い。移動も遊びの幅も広がるので、コイツを選んでよかったなって思ってますね。
ー 仕事でもプライベートでもアウトドアに触れる機会の多い近藤さんですが、普段から選ぶ服は機能的なものが多いですか？
キャラ的にそう見られがちなんですけど、正直そんなこともないんです（笑）。気分によってはビシッとしたスラックスを穿くこともあります。ただ、着る人次第で色々な着方ができるという意味では、機能が充実している服はやっぱり魅力的に感じます。
ランニングシューズやトレイルシューズがスニーカーとしても履けるように、スポーツやアウトドアブランドのものって、街でもフィールドでも使えるアイテムが多いじゃないですか。それと同じ感覚で、このボードショーツも街やビーチだけでなく、フェスやキャンプにも穿いていけそうだと思いました。
ー このショーツを穿いて、マウンテンバイクに乗った感想を教えてください。
多分これ、他の方も同じことを言うと思うんですけど、ストレッチがめちゃくちゃ効きますね。それくらい動きやすかった。なんなら、いつも穿いているアウトドアブランドのものよりもラク。あと、ウエストがバンド仕様になっているのも良かったです。ポケットにスマホを入れてても全然ズレませんで した。サイドポケットがあったり、バックポケットが財布も入るくらいのサイズ感になっていたりと、普段から使いやすそうなボードショーツという印象です。
ー スタイリングのポイントはありますか？
思い切りカジュアルに振れるデザインだったので、デカ目のTシャツにボリューム感のあるトレイルランのシューズを選んで、夏らしくラフな着こなしにしてみました。あとはソックスもポイント。穿くだけで俄然都会っぽくなるので。
全体のバランスに関して言うと、ショーツが個性的な分、ほかはシンプルなものを合わせるのが一般的だと思うんですけど、今回はあえて全部派手なデザインをピックしています。そのほうが、アクティブなシチュエーションで一層楽しい気持ちになれると思うんです。
ー 全5色展開のなかで、ネイビーを選んだ理由は？
ネイビーの褪せた色味が良かったのと、せっかくチェッカーフラッグが入っているなら、赤×白の遊びの効いたカラーリングがいいなって。アメリカのヴィンテージものでもありそうな配色ですよね。
ー ちなみに、生地とステッチの色が異なるのは、開発にコストがかけられなかった発売当時のディティールを残しているからなんです。
そうなんですね。てっきり、アクセントなのかと思ってました。よく見ると、タグにもアーカイブの旧ロゴが使われてますよね。半世紀以上愛されているアイテムだけあり、そういうストーリーも魅力的に感じます。
左から時計回りに
ORIGINAL ARCH VOLLEY 17NB ¥6,050、
ORIGINAL ARCH 18 ¥9,680、
ORIGINAL ARCH WASHED 18 ¥9,790、
ORIGINAL ARCH 16 ¥9,680
1969年に誕生した、〈クイックシルバー〉の原点とも言えるボードショーツ「The Original」。コントラストカラーのステッチやラメ入りの刺繍が目を引くブランドタグなど、当時のディティールはそのままに、2014年より素材使いをアップデート。使用済みペットボトルからつくられたリサイクルポリエステルを用いることで、環境に配慮しつつ優れたストレッチ性を実現。その快適な穿き心地は、水中・陸上のあらゆるシーンで抜群のコンディションを発揮してくれる。
