服がタフであること、心がタフであること。

ー 服はもともと好きですか?
京之助:そうですね、最近というか高校に入る前くらいから、好きっていうか、気にし始めました。最近は、デニムパンツが好きなのと、全体的にオーバーサイズで着ることが多いです。あとは、ビーニーやキャップなどをかぶってます。
ー デニムで滑ることも多いですか?
京之助:全然珍しくないですよ。こういうハーフパンツで滑る人も結構います。みんなそれぞれ好きな服を着てますね。
ー 〈G-SHOCK〉のこのハーフパンツは、コーデュラナイロンが織り込まれていて、高い耐久性があるんです。


京之助:スケーターにとっては、転んでも破れにくいとか、タフなのはありがたいですね。後ろのベルトループあたりがよく裂けちゃうんですが、階段とか高いところから着地したときグッとしゃがむので、そこに負荷がかかるのかなと。だから、強いのはうれしいポイントです。
ー Tシャツもハットもコーデュラナイロンが入ってます。トータルのデザインとしては、どうでしょう?


京之助:スケボーに特化したデザインではないから、スケーターもそうでない人もみんな着やすそうですね。スケーターで言えば、僕も普段の格好とスケボーする服装は変わらないので、生地が強いけど、デザインとしてはこういう何気ないのがちょうどいいなと。
ー スケーター同士のコミュニケーションについてもう少しお伺いしたいんですが、門外漢の立場からすると、スケーター同士って本当に仲が良くて、一緒に滑ったら友達、みたいなところがありますよね。
京之助:そうかもしれないですね。スケーターっていい人が多いんですよね。なんていうか、本当に自由な人たちで、だからこそ何か自分で責任を負っている感じもして。スケボーのスタイルに、その人の個性や考え方みたいなものが出ているような気がするし、すごいスケーターは、やっぱり誰も真似できない唯一無二のスケボーをするんですよ。でも一方で、適当な人の適当な感じの滑りもそれがかっこいいという場合もあって、本当に人それぞれだなと。
ー 確かに、普通の社会だったら、それはどうなの? っていうようなことが、スケボーの世界だと逆にその人の個性やかっこいい長所にもなりうる世界かもしれない。
京之助:時間を守らない人もいるし……、でも、みんな割と緩いっていうか、それはそれで自由でいいと思います。
ー 緩い話の後でアレですが、〈G-SHOCK〉と言えば、タフの代名詞です。京之助さんのようなチャレンジングなスケーターにとって、タフであることはどう捉えてますか?
京之助:やっぱりタフじゃないとできないなと。大会でも、精神的にタフな人は、やっぱり攻めれるし、決めるところで決められるんですよ。だから、そういう強さは絶対に必要なものだと思います。
