リラックスするときも、ヒント探し。
リーダーの倉嶋さんは料理好きで、常日頃から、朝ごはんだけは自炊するという料理男子。「ワーホリでオーストラリアにいたことがあって、そのときの思い出のオーストラリアンブレックファストを 作ったりしますね。BBQのときも、割と率先して料理をする派です」。近くで採れたフレッシュな野菜もカットし終え、持って来た肉とドリンクを準備して、宴のはじまり。




「レリッシュ」をはじめ、母体となる& Supply Inc.で働く面々は、オフのときでも、インプットはかかさない。常に、クリエイティブのヒントを探しています。はたから見れば「好きなことをしてる集団」に見えても、その裏には苦労もあるということ。倉嶋さんは言います。
「社員のみんなには、やりたいことをやってほしい思いはあるんですけど、代表の井澤がよく言っているのが『好きなことをやるだけじゃ仕事じゃない。好きなことをやるためには嫌なこともやらなきゃいけない。だからオフでも勉強は必要だよね』と。たとえば、グラフィックデザイナーが、いまのデザインの流れを知らないとかダメじゃないですか。だから展示にも足を運ばなきゃいけないし、アート本も読まなきゃいけない。普段からアンテナも立てておかなきゃいけない。そうした影の努力がみんなできているからこそ、好きなことを仕事にできてるんだと思います」


& Supply Inc.でインテリアデザイナーを務める土堤内さんも、日々のインプットは欠かしません。普段から設計関係の雑誌も読むし、インテリアショップに足を運び、デザインの話以外の記事も読む。そんなデザインのプロにとって、〈イジピジ〉のサングラスはどう見えているのか。
「まず最初に言いたいのが、つくりに対して安すぎるということです(笑)。その点は、本当にすごいと思う。それと、形はオーセンティックなんだけど色はキャッチーで、そのバランス感も好きなところです。ギミック好きのぼくからすると、ヒンジ部分のスプリングの機構もツボだったりします。価格に見合わないつくりが、そういうところに現れてる」



悠海さんが、& Supply Inc. にジョインしたのは、いまから1年2ヶ月前。もともとはアパレルブランドのプレスを務めていて、コロナをきっかけに転職。現在は、同社が立ち上げたホームグッズブランド〈マイトン(MYTONE)〉のディレクター。「自分が心からいいと思えるブランドの舵取りをできるのはうれしい。ブランド自体も最近できたばかりだから、自分が育ててる実感もあるんです」
そんな悠海さんは、前職時代から〈イジピジ〉のサングラスが気になっていたようで。「実は、前職で別の部署が〈イジピジ〉を取り扱っていたんです。そのときから、デザインがかわいいなと思っていて、原宿の『MoMA Design Store』で取り扱っているのを見て気になっていたんです。実際にかけてみると、本当にかけやすいし、価格も手頃だから、気兼ねなくつけられるのも気に入ってます」


お腹が満たされたあとは、バナナに溶かしたチョコレートを塗ってチョコバナナに。味は間違いないんだけど、たぶん、もっといい作り方があったはず。きっとね。だけど、この適当さもBBQの良さであり「レリッシュ」の懐の深さなんです。「美味しければ大丈夫!」とは最年少の萌子さん。
2日間を通して、オンとオフの「レリッシュ」を追ってきたわけだけど、「レリッシュ」が生み出す アートも、〈イジピジ〉のサングラスも、かっこつけすぎす主張しすぎず、そのほどよい力の抜け具合が時代にフィットしているんだと思う。その求心力は、年齢不問。
ともあれ、今年の夏はぜひ〈イジピジ〉のサングラスで日差しを遮ってもらって、オンとオフも、切り替えていただいて。

- 1
- 2