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ビームスとアークテリクスが挑戦する、グローバル=世界という舞台。
STEP to GLOBAL STAGE

ビームスとアークテリクスが挑戦する、グローバル=世界という舞台。

「ビームス(BEAMS)」と〈アークテリクス(ARC'TERYX)〉といえば、これまでに数々の名作を生み出してきた名コンビ。今回、そのタッグが日本を飛び出し、グローバル展開されるというビッグニュースが飛び込んできました。「長年かけて信頼関係を築き上げて、ようやく念願がかなった」と口を揃えて語るのは、バイヤーを務める新井伸吾さんと小林景太さん。グローバル展開に至るストーリーや別注のこだわり、さらには「ビームス」のバイヤー陣によるスナップを通して、さまざまな角度から今回のアイテムの魅力を深堀りしていきます。

バイヤー3名によるスタイルサンプル。

今回のコラボレーションへの熱くて強い気持ちを伝えてくれた新井さんと小林さん。「ファッション提案」という話もありましたが、ふたりはどのように今回のアイテムを着こなすのでしょうか? 「ビームス ボーイ」のバイヤーである小沼千恵さんにも登場いただき、3名のスタイルサンプルをお届けします。

STYLE SAMPLE 01 / Shingo Arai 自分がもしアークテリクスのショップで働くとしたら。

ー コーディネートのポイントを教えてください。

新井:シューズ以外はすべて〈アークテリクス〉で揃えました。自分がもしこのブランドのショップで働くとしたら、というのがテーマですね(笑)。

ー なるほど(笑)。その心は?

新井:おそらく直営店のスタッフの方々はギアとしてアイテムを見つめているので、ジャストサイズで着たりだとか、アウトドア目線でのコーディネートになっていると思うんです。でも、ぼくの場合はやっぱりファッション目線で、こういうすこし緩めのサイズ感で着て提案したいなと。だけど、この格好で靴さえ変えれば、ハードなアクティビティは厳しいとしても、簡単なハイキングとかだったらいけると思うんですよ。全身〈アークテリクス〉でアウトドアにいったら、それこそすごいクールじゃないですか。

ー 全身の色合わせもぴったりですね。

新井:カラーコーディネートは自分のテーマのひとつでもあるんです。色を合わせないとカラダがムズムズしてくるんですよ(笑)。スニーカーもベストマッチな1足があったのでよかったです。

ー 最後に新井さんが〈アークテリクス〉に対して抱くイメージについて教えてください。

新井:やっぱり格式の高いブランドというイメージですね。デザイン性が高いし、機能性も高いし、クオリティも高い。オーセンティックなアウトドアブランドではあるけれど、他のブランドにはないムードがあるんです。カナダのブランドっていうのも特徴的で、アメリカ的でもヨーロッパ的でもないセンスが光りますよね。アメカジにも触れるし、モード的な着こなしもできる。そのバランス感が絶妙です。なので、ぜひ今回の別注も店頭で試してみてほしいです。絶対に損はさせないので。

STYLE SAMPLE 02 / Keita Kobayashi ギアとして一流なのはもちろん、ファッションとしても一流。

ー コーディネートのポイントを教えてください。

小林:オーセンティックなアメカジを意識して、ボーダーのワッチキャップ、ワイドなチノ、足元はトレッキングシューズを合わせて土臭い雰囲気にしています。〈アークテリクス〉のスタイリングってドローコードを絞ってテクニカルなムードに持っていくことが多いと思うんですけど、今回の「DIMENSIONS」っていうテーマに合わせて、あえてアースカラーを基軸にしたコーディネートにしてみました。

ー アース系でまとめながらも、土臭くなりすぎていないのは〈アークテリクス〉のなせる技なのでしょうか?

小林:そうだと思います。〈アークテリクス〉はギアとして一流なのはもちろんですけど、ぼくはファッションアイテムとしても一流だと思ってます。色使いであったり、ロゴのデザインもスタイリッシュでどこか引き締まった印象がありますよね。

ぼくは20歳のときにシアトルに留学したことがあるんですが、このブランドのアイテムがたくさん売っていたんです。ぼくもジャケットを手に入れてファッションを楽しんでいたんですけど、シアトルはアメリカの中でいちばん雨の多い都市なので、自然とギアとしても機能していることに気づいて、あらゆるフィールドで使えるアイテムなんだと実感しました。

ー 同配色の「Mantis 2 Waistpack」もアクセントになってますね。ジャケットの中で肩がけしているのもおもしろいです。

小林:ジャケットの外だとシルエットが崩れてしまうので。セキュリティ的に中に入れていたほうが安心感もありますし。あとは単純にジャケットが脱ぎ着しやすいというのもありますね。出張にいくときもこのスタイルです(笑)。

STYLE SAMPLE 03 / Chie Onuma 裾のブラウジングが上手に着こなす鍵。

小沼千恵 ビームス ボーイ バイヤー / ショップスタッフとしてさまざまな店舗で経験を積んだのち、2017年に「ビームス ボーイ」のバイヤーに就任。ウェアの知識はもちろんのこと、インディアンジュエリーへの造詣も深く、アメリカでのバイイングも担当している。

ー コーディネートのポイントを教えてください。

小沼:まだ〈アークテリクス〉の服を着たことがないというお客さまでも安心してコーディネートできるように、定番的に展開している「ビームス ボーイ」オリジナルのUS ARMY オーバーパンツを合わせました。毎シーズン人気のパンツで、ワードローブにお持ちの方も多いと思うので参考にしてほしいです。

ー かなりワイドなシルエットですね。

小沼:そうですね。このジャケットはすこし縦長なシルエットなので、ジャケットの裾をキュッと絞ってブラウジングさせると重心が上にきて、ワイドなパンツでもスタイルがよく、バランスよく見えるのでおすすめです。

ー さり気なくアクセサリーでアクセントをつけているのもいいですね。

小沼:ウェアがアウトドアとミリタリーの組み合わせなので、あえて大ぶりなインディアンジュエリーを合わせて艶っぽさといいますか、ファッション感を高めてみました。

ー 「Mantis 26 Backpack」と「Mantis 1 Waistpack」もコーディネートになじんでます。

小沼:ジャケットの袖が白いので、違和感なく溶け込みますね。〈アークテリクス〉はシンプルかつ機能的なデザインも魅力的ですが、今回の別注はとくに他のブランドにはないスタイリッシュなカラーリングになっているので、そこを楽しんでもらえたらうれしいです。

INFORMATION

ARC’TERYX x BEAMS

【アイテム】
Beta Jacket ¥56,100
Mantis 26 Backpack ¥22,000
Mantis 2 Waistpack ¥6,600
Mantis 1 Waistpack ¥6,050

【販売スケジュール】
8月10日:BEAMS 公式オンラインショップ、「BEAMS」、「BEAMS BOY」レーベル取り扱い店舗(一部地域を除く)予約開始
8月26日:ビームス 六本木ヒルズ 販売開始
8月31日:ARC’TERYX日本国外直営店 販売開始

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