次に訪れたスポットは、彼らがホームとしている世田谷区の大蔵運動公園内にある小さなスケートパーク。フィルマーのSHINが「普段人も少なく、オールフラットな環境なんですが、ボックスやレールなどのセクションがあったりして、飽きずに遊べるんですよ」と話すここは、運がよければ貸切状態を楽しめるスケーターたちのオアシスのような場所。
そんなスポットで、各々が〈ショット〉のバーシティジャケットを羽織った姿は、まさにクルーそのもの。デザインやサイジングに個人の趣向がしっかりと現れているのも、スケーターらしさがあっていい。
かつて田町駅付近のスケートパークに通っていたSHINとSHOHEIが憧れる、とあるスケートクルーを追うようにして始まった「ヒール コレクティブ」。他のスケートクルー同様に、コンスタントにスケートの映像を撮り始め、シルクスクリーンで既成ボディにプリントを行うアイテム製作を行うようになり、ジワジワと人気を獲得。仲間も少しづつ増えていき、現在は全国への認知度拡大を目的に、アイテムの売上の一部を投じて全国行脚を計画中だという。