アークテリクスを長く着るために。

長年、福岡の店舗で店長を勤めていた山口さん。10月からは「ReBIRD™️ サービスカウンター」の専任スタッフとして、丸の内店に常駐することに。
ー「ReBIRD™️ サービスカウンター」とはどういったサービスなんでしょうか?
山口:
まず、私たちのプロダクトの考え方に「Design to Last」というものがあるんです。 「一生使えるくらい長持ちするものを作ろう」というものなのですが、長く使っていると、どうしても故障はあります。ファスナーが壊れてしまったり、生地が裂けてしまうことも。基本的には、そうした破損のあるアイテムをお持ち込みいただき、修理についてお話させていただくカウンターになっています。
ほかにも製品寿命を伸ばすための基本となる洗濯などのメンテナンス方法についてのご案内もしています。

ー修理のサービスが生まれた背景がユニークだと伺いました。
山口: 最初は本国の社員が、遊びでやっていたんです。 ハードシェルが破けたから、うしろから残布のゴアテックスの生地を貼り付けたりして。すると、また使えるようになる。じゃあ、それをコンセプトにしちゃおうということではじまったサービスなんです。
ー高額なアイテムが多い〈アークテリクス〉において、このサービスはとてもうれしいし、結果としてそれがサーキュラリティーにつながると。
山口: その通りですね。



ーハードシェルだと圧着部分の加水分解やシームテープの剥がれなどで困っている人が多いと思います。
山口: もちろん、その2つに関しての修理は可能です。本国でも、一番多い修理案件です。単純な破れ等であれば、生地の裏側からゴア専用のパッチをあてた修理をおこないます。
ーちなみに写真のジャケットのようなパネルでの修理をする場合、パネルで使う生地の色指定はできますか?


山口: 製品のデザインをベースに修理することが基本となるので、色の指定はお断りしています。
ーハードシェル以外にも修理は受け付けていますか?
山口: はい、受け付けています。気を付けて頂きたいのは、我々は製品の機能回復を目的とした修理をおこなっています。修理箇所以外にも製品全体の状態を確認させて頂き修理の可否を判断しています。そのため、我々が製品寿命と判断したものは修理対応をお断りさせて頂くこともございます。しかしながら、お客様ご自身での修理の判断は難しいと思いますので、気軽にお持ち込みください。お気に入りのアイテムを、長く使っていただけるようお手伝いさせていただきます。