SNAP
ジャケットを着こなすコツを知るなら、日頃からジャケットを着こなしている人たちに聞いてみるのが早い。20、30、40代の方々にダブルジャケットを着るときのマイルールを伺いました。
20代の場合
和田佑司さん
PROFILE
新宿歌舞伎町前に店を構えるアポイント制セレクトショップ「ジャックポット」でスタッフを務める。またDJやグラフィックデザイナーとしても活躍しながらも、友人と手掛けるアパレルブランド〈After Winter〉も業界内で高い評価を得ている多彩なクリエイター。最近は筋トレにハマっていて、現在、地元・藤沢から都内への引っ越しを計画中。
Instagram:@yujiiiwada

Jacket:ERNEST W BAKER
T-Shirts:HANES
Pants:OUR LEGACY
Shoes:OUR LEGACY
―着こなしのポイントを教えて下さい。
個人的にはクラシックなアメトラを意識しました。個人的にはアメトラは紺ブレとチノパンというイメージですが、そのまま表現したのでは面白くないので、ベージュのデニムを腰で穿くという着こなしにトライしました。テンション的には普段着こなしているTシャツとデニムに、ダブルの紺ブレをシャツ感覚で合わせたという感じですね。ジャケットの性質がオーセンティックなので、少し変わり種のデニムに合わせたところもポイント。このジャケットなら軍パンと合わせても面白いですね。
―ダブルジャケットを選ぶ時のポイントは?
ダブルのジャケットはあまり着る機会がないので、気合を入れたいパーティやイベントなどで着こなす感じ(笑)。今回はオーセンティックなデザインの紺ブレを選びましたが、ダブルなら個性的なデザインのジャケットを選んでも良さそうですね。
―今回着こなしたジャケットの特徴を教えて下さい。
60~70年代の古典的なテーラリングを基盤にコンテンポラリーなプレッピースタイルを提唱する〈アーネスト ダブル ベイカー〉の紺ブレです。最近はアンコンのジャケットなどが流行っていますが、しっかり肩パットも入っていて、ウエストがシェイプされるなどかなりコンサバな紺ブレですね。このジャケットなので、パンツは少しハズしました。


メタルボタンにゴージラインもしっかり主張したオーセンティックなジャケットは、あえて中にTシャツを着こなしたことで上手くカジュアルダウンさせています。和田さん曰くチノパンをイメージしたという〈アワーレガシー〉のベージュのデニムは、ヴィンテージデニムのアタリやひげなどの色落ち具合が転写プリントで表現された変わり種のデザイン。足元はブーツが気分なんだとか。