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3人の上田歩武が着る、ナンガ。
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3人の上田歩武が着る、ナンガ。

スリーピングバッグ由来の高機能なダウンアイテムで、高い支持を得る〈ナンガ(NANGA)〉。いまやアウトドア好きに限らず、さまざまなシーンで多様な人々に愛用されています。今回はそれぞれ違った場で活躍する3人に、定番のダウンジャケットを着てもらい、そのスタイルにフォーカスします。

  • Photo_ Hiroyuki Yamada
  • Text_ Yasuyuki Ushijima
  • Edit_Yuka Koga

服好きが高じて、自然とスニーカーも増えていった。

PROFILE

上田歩武
スニーカーコレクター

1980年生まれ。滋賀県彦根市出身。ファッションシーンに引き寄せられて上京後、裏原に通いながらスニーカーを集めはじめ、現在は自身のYouTubeで発信したり、テレビ番組に出演するなど生粋のスニーカーフリークとして知られる。現在、自宅に150足のスニーカーをストックし、眺めるよりも履くタイプ。特技は“スニーカーを見たらモデル名を言える”こと。

― 最初に履いたスニーカーって覚えてますか?

買ってもらったものですが、中学生のときに通学用で履いていた〈アディダス〉の「スーパースター」です。学校の規則で白いスニーカー以外はダメだったので、せめてひとと違うおしゃれがしたいと思って「スーパースター」を選びました。

いまの手持ちだと〈ナイキ〉が多くて、出会いは友達のお兄ちゃんから買った「エア・ジョーダン5」のオリジナル。そのお兄ちゃんは当時バスケ部で、ぼくがファッション好きなのを知ってたのか、“銀ベロで黒のエア・ジョーダン5を買わないか”と持ちかけられまして。それなりに劣化しているとは聞いていたんですが、もう欲しかったんで耳に入らず…実際に見てみたら、ソールは加水分解してベロベロでした。

― せめて履ける状態だったら…。そんな情熱を持ってスニーカーを集めるようになったきっかけはなんだったんでしょう?

ずっとファッションが好きだったので、自然と増えていったという感じですね。スニーカーだけを集めたいというよりも、そもそも服が好きでその延長線上にスニーカーがあったっていう感じです。

高校生のころは「BOON」を購読していて、90年代半ばは「リーバイス501XX」などデニムを中心としたヴィンテージ古着のブーム、その後〈グッドイナフ〉なんかのドメスティックブランドのストリートブームに漏れずに乗っかっていました。その頃、雑誌に登場していた藤原ヒロシさんやNIGO®さん、ジョニオ(高橋盾)さんにはやっぱり憧れましたね。

― 手が出せなくても、雑誌であれこれチェックしたりって感じでしたよね。そのスニーカーを手に入れられるようになったのはいつぐらいからですか?

欲しいスニーカーが買えるようになったのは働きはじめてからで、まずは「エア・ジョーダン」シリーズを集めはじめました。好きなモデルを古着屋で見つけては買う感じで。最近だと、もうすぐ復刻する「エア・ジョーダン1 シカゴ」を狙っています。抽選購入やから当たるように祈るしかないですけど(笑)。

― ファッションやスニーカーに仕事で関わるようになったのはいつからでしょう?

2015年ごろからですね。レイザーラモンRGさんたちとスニーカー同好会を組んでイベントをはじめました。ネゴシックスさんと裏原に関するトークライブをしたりと、ファッションを絡めて、本業とはまた違った活動が増えてきたんです。

― そこからの「アメトーーク!」出演に繋がるわけですね。

そうですね。だんだんスニーカー好きとして知られていったのもあって、ついに「アメトーーク!」に出させてもらって。やっぱり、反応は大きかったですね。SNSのフォロワーも格段に増えましたし、仕事も来るようになりました。そこから徐々に好きなスニーカーが買えるようになっていったのもうれしかったです。とはいえ買うときは、相変わらず厳選しながらですけど。

― 服にはどんなこだわりがあるんでしょう?

古着系やアメカジっぽい着こなしが多いですが、ゴリゴリにならないように気をつけています。例えば、トップスがジャストでデニムが少し太くて…といったあからさまに90年代のアメカジではなく、少しサイジングを大きくしてユルさを出す…みたいな今っぽさをプラスするよう気を遣ったり。

スニーカーは、観賞用じゃないので全部履くために買っています。履かないという選択はないですね。ただ、現状、150足ぐらいあるので、全部履けるかどうか怪しいところ…(笑)。

― 今回、履いていただいた〈ニューバランス〉、珍しいカラーですね。

これはアメリカ・シカゴを拠点とするデザイナー、ジョー・フレッシュグッズとのコラボで、ピンクとブルーとグリーンのパステルカラーがポイントです。「どうせ当たらんやろな」と思いながら抽選に申し込んだら、見事当選! おろしたてです。

― なんと! そのままダウンの合わせ方も教えて下さい!

せっかくなんで、スニーカーの水色を〈ブルースウェーバー〉のTシャツの文字や〈タイメックス〉の文字盤と合わせて遊びで拾いつつ、ダウンのオリーブカラーに合わせて全体的には落ち着いた感じにしています。とかいって、〈タイメックス〉の文字盤がターコイズなのは言われてから気づいたんですけど(笑)。

ダウンは特有のモコモコ感が抑えられているので、着やすい感じです。サイドのポケットも内側が起毛素材になっているので、手を入れると心地よい感じですね。街着として着回しやすそうなのが個人的にすごくいいなと思うポイントです。

オーロラダウンジャケット ¥45,100
ファブリックとして使われるオーロラテックス®︎は、保温性に加え、防水防風性も備えている。760FPの保温力で真冬の山でもOK。止水ジップを採用し、表面のステッチを可能な限り減らすことで、雨の侵入を最小限に抑えている。両サイドには大きめのハンドウォーマーポケットを配置。控えめなロゴで着こなしの邪魔をしない。

INFORMATION
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