キャンプ×自転車を楽しむべく、山中湖へ。
キャンプ×自転車といえば、自転車にギアを積んでツーリングしながらキャンプする、バイクパッキングが人気です。荷物を厳選したり、長距離を走ったりする魅力がありますが、街からキャンプ場まで自走するのはかなり大変。あくまでキャンプも楽しみたいということで、今回はクルマに自転車を載せてキャンプ場まで行き、そこを起点にサイクリングを楽しもうと、こちらの3人が計画を立てました。

PROFILE
2020年にデビューした、変わった人、極端な人、独立した人のための普段着を提案するレーベル〈プア(PWA)〉を手掛ける。自転車とキャンプを趣味に持つ。ソロテントを購入したそうで、今後はバックパッキングも視野に入れている。
幡ヶ谷に店を構えるサイクルショップ「WOOD VILLAGE CYCLES」を営む。中古のフレームやパーツを取り扱い、オールドスタイルの1台を組み上げてくれる。今回のように自転車を車載したり、バイクパッキングで自走したりして、普段から自転車×キャンプを楽しんでいる。
三宿エリアにあるヘアサロン&古着屋「UNDER THE SUN」で、古着の買い付けと販売を担当。自転車とキャンプ以外にカメラも好きで、買い付けに行ったアメリカで撮った写真をショップのオリジナルアパレルに使用したことも。自転車とキャンプを組み合わせて遊ぶのは初めて。
3人が向かった先は山中湖にある「the 508」。湖畔と林間にサイトがあり、2つの風景を選べるキャンプ場です。到着して早速サイトの設営に取り掛かりました。



設営が終わり、とりあえずコーヒーを飲んで落ち着くことに。増田さんが、ニューヨークのコーヒースタンド「Sey Coffee」で買ってきたホンジュラス産のスペシャルティコーヒーを持ってきてくれました。〈ジャクリ〉でお湯を沸かし、谷田さんがフレンチプレスで抽出します。



谷田:
今日は人数が多いのでフレンチプレスで。ペーパードリップとは違った味わいを楽しめます。電気ケトルはお湯が早く沸きますね。ガス缶は寒いと火力が落ちるし、風も気をつけなきゃいけない。早くコーヒーを飲みたいから助かります。
道中の車内でスマホのパッテリーを消費してしまっていた増田さんも〈ジャクリ〉を使って充電しています。
増田: 車のなかでテザリングしながらPC作業をしていたから、スマホのバッテリーが少なくなっちゃって。充電できるのはありがたいです。




ひと息ついたら、車載のために外していた自転車の前輪を組み、ポタリングの準備を。さすが木村さん。手際よく装着して、あっという間に完了です。ポタリングに行っているあいだ、〈ジャクリ〉にソーラーパネルをつないでおいて、太陽光発電で電力を蓄えておきます。「Jackery SolarSaga 80」は、表と裏の両面で発電でき、従来の製品より発電効率が25%アップしました。アダプターを使用すれば、最大で3枚のソーラーパネルを並列接続することもできます。


いざ出発! 山中湖は、標高約1000mに位置する、全国で3番目に高い場所にある湖。空気が澄んでいて、走るだけで街とは違った気持ちよさを感じられます。ぴりっとした寒さを肌で感じるこの季節。雪化粧した富士山は美しく、景色を楽しみながらのライドは最高です!




途中、湖畔でひと休み。それぞれが写真を撮って思い出を残します。
木村: やっぱり自然のなかを走るのは気持ちいいですね。いつもよりペダルに力が入りました。
増田: 富士山がきれい。フィルムカメラをあまり使っていなかったけど、持ってきてよかったです。
谷田: 湖沿いを走るのは初めてです。少し寒いけど、自転車に乗っているとちょうどいい。
都市部では楽しめないトレイルライドも。起伏した路面やダウンヒルを乗りこなすのは、刺激的で爽快。転んでしまっても、思わず笑顔がこぼれます。



