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トゥモローランドとミタスニーカーズ。服屋から見たスタンスミス、靴屋から見たスタンスミス。
addicted to “STAN SMITH”

トゥモローランドとミタスニーカーズ。服屋から見たスタンスミス、靴屋から見たスタンスミス。

何足持っていても、また欲しくなる。「スタンスミス」は、普遍的であると同時に中毒性のあるスニーカーです。なぜ、このシューズは、いつの時代も多くのファンを魅了するのでしょうか? 「定番だから」のひと言に終わらない本質的な理由を、今冬に別注モデルを展開する「トゥモローランド(TOMORROWLAND)」と、昨年度より〈アディダス オリジナルス(adidas Originals)〉の日本企画「JAPAN SMU」のビジュアル制作を手がける「ミタスニーカーズ(mita sneakers)」の各スタッフが、服屋と靴屋、それぞれの視点から語ります。

服屋から見たスタンスミス。
トゥモローランドが再びスタンスミスを選んだ理由。

PROFILE

竹田英史
トゥモローランド 商品部 バイイングマネージャー

1979年生まれ。2002年、トゥモローランド入社。メンズ部門のバイヤー、ウィメンズ部門のバイイングマネージャーなどを経て、現在は同社のバイイング全般を統括。

― 2023年1月、「トゥモローランド」による「スタンスミス」の別注モデルが発売されます。数多あるスニーカーのなかで、なぜ「スタンスミス」を選んだのでしょうか?

竹田: 「トゥモローランド」では過去4回に渡って〈アディダス オリジナルス〉の別注モデルを展開してきました。ベースになったのは、リリース順に「サンバ」「スーパースター」「スタンスミス」「BW アーミー」。いずれも〈アディダス オリジナルス〉を代表する定番モデルです。定番ゆえにデザインとして完成されていますが、そのなかでいかに「トゥモローランド」らしさを出すかに注力してきました。そして今回新たにリリースする「スタンスミス」は、2度目の別注になります。

「トゥモローランド」が取り扱うフットウェアは、革靴をはじめとするドレスシューズが中心。スニーカーは足元のカジュアルダウンとしての提案です。スニーカーのバイイングにおいて私たちが大切にしているのは、ジャケットやセットアップの足元に合わせても、エレガントさをキープできるかどうか。その点、「スタンスミス」はキレイめなスタイルとの相性が良く、「トゥモローランド」との親和性が高い。それが再び「スタンスミス」を別注モデルに選んだ理由です。

ありそうでなかった配色。キーカラーは「チャコールグレー」。

― 別注のポイントを教えてください。

竹田: 前回の「スタンスミス」は、ベージュがキーカラー。定番色であるホワイトのアッパーをベースに、随所にベージュを散りばめ、品よく優しい雰囲気に仕上げました。一方、今回の別注では、キーカラーにチャコールグレーをチョイスすることで、これまでの「スタンスミス」とはひと味違う、知的でクールな印象に仕上がったと思います。

― ヒールカウンターだけでなく、インソールもチャコールグレーで揃えているんですね。この配色の「スタンスミス」は、これまでありそうでなかった気がします。

竹田: 〈アディダス オリジナルス〉の担当者によると、チャコールグレーをキーカラーにした「スタンスミス」はかなり珍しいんだそう。もとのスタイルを活かしつつ、どう差別化を図っていくか。何パターンもシミュレーションした結果、このカラーに辿り着いたんです。

― ディティール面で特にこだわったポイントを教えてください。

竹田:シュータンのアイコンとヒールパッチのロゴは、同色のエンボス加工にアレンジしています。遠目にはわかりにくいものの、よくよく見るとそれとわかる。「スタンスミス」の前身となった「ハイレット」を彷彿とさせる、シンプルで大人っぽい雰囲気が生まれました。

アッパーの素材はサスティナブルなシンセティックレザー。新品でも“こなれ感”が出るよう、ソールとシューレースにヴィンテージライクなオフホワイトを採用しています。

シューレースは、通常のモデルだとナイロン素材ですが、ソフトな風合いのコットン素材に変更しました。シルバーメタルチップ付きのホワイトに加え、チャコールグレーカラーも同梱しているので、気分に合わせて表情の変化を楽しんでいただきたいですね。

ー リリースに先立ち公開された特設サイトでは、モノクロで撮影されたノスタルジックなビジュアルが印象的でした。これはどういう意図でつくられたんですか?

竹田: 別注モデルのミニマルかつストイックな雰囲気を引き立てるべく、写真はモノクロにしました。一見、人物に目がいくと思いますが、実は後ろの建物にもピントを合わせていて、背景を合成したかのような違和感のある写真になっているんです。スカーフを巻いたクラシックな装いで「トゥモローランド」ぽさを演出しつつ、動きのあるカットで〈アディダス〉らしいスポーツの要素を表現しています。

INFORMATION

アディダスグループお客様窓口

アディダスグループお客様窓口
https://shop.adidas.jp
電話:0570-033-033

ミタスニーカーズ

JAPAN SMU 特設サイト
https://www.mita-sneakers.co.jp
電話:03-3832-8346

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