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ディレクター吉川基希と共に編む、BEAMSの解体新書。第4章「Nulbarich JQと、ファッションに対する飽くなき追求心を語る」
Strategy Of BEAMS

ディレクター吉川基希と共に編む、BEAMSの解体新書。第4章「Nulbarich JQと、ファッションに対する飽くなき追求心を語る」

「URBAN ACTIVITY LABO」というシーズンテーマを設ける2022年秋冬の「ビームス(BEAMS)」。“都会的な活動をするための架空の研究所” から生まれたウェアの数々をどのように攻略していけばいいのか? メンズカジュアル部門のディレクターを務める吉川基希さんと一緒に、その方法を探ります。
今回のゲストは吉川さんが大ファンと語るナリバリッチのJQさんをゲストに迎え、「ビームス」のウェアを実際に試着しながら、お互いのファッション感についてはもちろん、アイテムへのこだわりについてもとことん語り合ってもらいました。

  • Photo_Teppei Hoshida
  • Hair&make_Daiki Okinaga
  • Text_Yuichiro Tsuji
  • Edit_Yuri Sudo

服の原点を感じさせるものづくりを「ビームス」はしている。

ーひと通りアイテムをご覧になられましたが、いかがでしたか?

JQ:どれもベーシックなんだけど、サイジングや生地にこだわってつくられているのが伝わってきました。着てみると本当にその良さがわかりますね。

ーパーカの話にもあったように、ベーシックなアイテムほど簡単につくれそうな印象があるんですけど、それに傲らず、じつは緻密につくられているというのがわかりました。

吉川:ベーシックで普遍的なアイテムもこだわってつくらないと、パーカなんかはとくに世の中にあふれているので、やっぱりお客さんに喜んでもらえないですよね。ぼくらにとって最適最善なクオリティを探しながらつくっていて、JQさんのようにちゃんと着て、シルエットや着心地、生地感なんかをちゃんと見ていただけるとぼくらもうれしいですね。

JQ:「ビームス」のオリジナルってハイブランドのアイテムと合わせやすいんですよ。ラムダさんにスタイリングを組んでもらうときも、ひとつメインとなるハイブランドのアイテムがあって、他の服どうする? っていうときに「ビームス」のアイテムを合わせてくれるときがよくあって。主張しないアイテムこそ肝心で、そこをあえて「ビームス」にすることで、細かなシルエットが整うんですよ。その差ってけっこう大きいんですよね。それをわかっててデザインしているあたりに、ショップの性格が表れているなぁと感じましたね。

吉川:ありがとうございます。本当に細かなところまで見ていただけてうれしいです。

ー今後「ビームス」に期待することはありますか?

JQ:日本を代表するショップでありブランドだし、ファッションの楽しさをいろんなひとに届けられる力を持っていると思うんです。だからボランティアとかで、貧しい生活を強いられて困っているひとたちに服を寄付したりとか、そういうことをするのもよさそうですよね。

吉川:なるほど。いいかもしれないですね。

JQ:これからのファッションって、さらに原点回帰じゃないですけど、もう一度服のあり方みたいなところを考える時期がくると思うんですよ。衣食住の “衣” の部分というか、ファッション以前に生活に必要なものとして服がデザインされて、それがカルチャーとして発展してファッションになっていくじゃないですか。その原点を感じさせるものづくりを「ビームス」はしていると思うんです。

吉川:ぼくらにとってファッションはもちろん大事なんですけど、日常着として生活になじむもの、みなさんのライフスタイルにフィットするデザインを意識しているんです。さらにそれでお客さまがハッピーになればいいなと。そういうことをこれからも追求していきたいなと思いますね。

INFORMATION

BEAMS 22AW COLLECTION

公式サイト
Instagram:@ beams_official, @beams_mens_casual

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