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FEATURE
海辺の街を離れ、山の麓で蒸留家になった男の物語。
YAMATOUMI farm & distill

海辺の街を離れ、山の麓で蒸留家になった男の物語。

今年あたり、日本もクラフトジン元年といってもいいのではないでしょうか。世界には一足早くブームが到来していますが、近年日本にも全国各地に小さな蒸溜所がオープンし始めています。そんななか、長野県北部は野尻湖のほとりで注目の蒸溜所「YAMATOUMI farm&distill」がこの冬スタートしました。海の街・鎌倉で生まれ育ち、惣菜バルを営んできた瀬木 暁さんが、なぜ山の麓で蒸留家になったのでしょうか?

  • Photo_Yumi Saito
  • Interview&Text_Takuro Watanabe
  • Edit_Ryo Komuta

山と海、長野と鎌倉の架け橋になっていけたらいい。

―YAMATOUMIの意味するところは、長野の山と鎌倉の海ですよね?

瀬木:山と海、長野と鎌倉の架け橋になっていけたらいいなと思っているんです。どちらの土地にも面白いものや人がたくさんいるから、それを繋げていきたいんです。そのためにはお酒って最高のツールだと思いません? お酒も造るし、お酒を飲む場をやっている自分だからこそできることなのかなと。

―YAMATOUMIの味とは?

瀬木:理想は自給自足100%。全て自分の育てた素材で作った酒を目指しています。季節ごとに採れるハーブは異なりますし、この土地と自分の個性を出していけたらいいなと思っています。最初はまわりの尊敬できる人の作り方や力を借りて、それを自分なりに変えていくやり方ですね。クラフトジンとカテゴライズされるとは思うんですけど、ノンジャンルでいきたいし、ジンと呼ばれなくてもいいんです。美味しいを大事にしたい。美味しい蒸留酒、美味しいお酒、それでいいんです。

INFORMATION

YAMATOUMI farm & distill

住所:長野県上水内郡信濃町大字古海4089番地2
https://www.instagram.com/yamatoumi_farm_and_distill/
※鎌倉の「オイチイチ」ではポップアップも定期的に開催。

オイチイチ

住所:神奈川県鎌倉市大町1-3-21
電話:0467-55-9582
https://www.instagram.com/oicheech/

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