30歳の自分に向けてエールを送る作品。
片方が言葉を発すれば、大きくうなずき、共鳴し合う二人。熟練の夫婦漫才のように淀みなく、軽やかに言葉のキャッチボールが続けられていきます。きっとそれは10代の頃から悩みも喜びも分かち合ってきたからに違いないでしょう。そんな二人はどんな未来予想図を描いているのだろう。「再共演するなら、どんな役がいい?」と投げかけてみました。
恒松:私は一個あって、私が犯罪者で、わかなが私を追う警察官役。
葵:おおー!楽しそう! でも現場で会う機会、少なそうじゃない?
恒松:…そう言えばそうだね。でもクライマックスが近づくにつれて共演も増えていくから。追い詰められるけど、そのたび戦って私が逃げるんだよ。
葵:私、勝ち目なさそうだね(笑)。私はお仕事ドラマとかの同僚がいいな。動物園の飼育員のドラマがやりたくて。
恒松:それずっと言ってるよね!
葵:だって絶対楽しくない? 動物園で撮影だよ?
恒松:えー、でもずっと外ロケでしょ!? 雨に左右されちゃうよ? きっと…。
葵:すごいリアル(笑)。ペンギン担当の誰々さんと、シロクマ担当の誰々さんがいい感じになるとかさ。毎日来るおばあちゃんがいて、ずっとキリンだけ見てるとか!
恒松:もうほとんどストーリーが出来上がってる(笑)。それで私たちは同じ動物を担当してるの?
葵:私たちは違う動物を飼育していて、祐里はきっとイルカ担当だね。
恒松:ああ〜!やってそうだよね、ショーとか。
葵:私は多分、ウサギとかふれあい系のところで掃除してる。
恒松:じゃあ休憩所でよく会うみたいな?
葵:そう、でも私のイメージでは、祐里は動物園のエース的存在だけど、ちょっと尖ってる役。で、私はポンコツ。
恒松:動物園のエースって何?(笑) でも潰れそうな動物園をみんなで盛り返していくみたいなのは良さそうだね。
葵:でしょ!…いつかやりたいよね!

恒松:あ、あともう一個は、よく私たちがお酒を飲んで酔っ払うと話すのが、『くちびるに歌を』の続編!
葵:ああ!そうだ。
恒松:誰がどうなってとか、結構決まってるよね。
葵:決まってたっけ?
恒松:え、忘れちゃった? でもなんか毎回違うこと話してるかもだけどね(笑)。
葵:誰と誰が結婚してるとかね。
恒松:そうそう。千夏(葵わかな)が記者で、もう一度合唱コンを取り上げにやってくる。それで私は合唱の先生をやってる、みたいな。
葵:そうだそうだ、五島でね。
恒松:そう! で、なんか全国とかいいところまでいけるから記者として千夏が来るみたいな。もう色々と構想が出来上がってる!
葵:楽しいよね。
恒松:そう。結婚した人もいれば。
葵:大家族もいたり。
恒松:誰と誰が付き合って夫婦になって、え、そこ夫婦なの!? とか(笑)
葵:絶対おもしろい!
恒松:もし本当にやるんだったら15歳の15年後、30歳の私たちみたいなストーリーだったらいいな。過去の自分が、30歳の自分に向けてエールを送るような作品にできたら、最高だよね。
葵:そうだね。
恒松:本当に私たちが30歳くらいの時に公開するか、30歳の時に撮影できたらいいな。この記事を見てくれた誰か…興味持ってくれないかなぁ。
葵:お願いします!

