CHiNPAN ×BEASTIE BOYS アーティストのオフィシャルであることが大事。

PROFILE
水墨画アーティスト。小学校の美術教師の勧めで始めた水墨画に傾倒し、1996年より本格的に琳派水墨画を師事。2008年に国立新美術館「アジア創造美術展」に入選して本格的なキャリアをスタートする。百貨店や店舗の内装、ファッション、音楽関連のビジュアル制作など、水墨画の可能性を日々拡げている。
Instagram:@13chinpan
―今日着ていただいたTシャツはいかがでしたか?
これぐらい大きめのTシャツが好きで、生地も少し厚めなのが良いですね。既に洗いが掛かっていて、着やすかったです。あと、グラフィックのひび割れがあるか無いかって大事ですよね。ツルッとしていると、着たときに少し浮いちゃう気がするので。
―普段からTシャツはお好きですか?
すごく好きです。夏場はもう基本Tシャツです。夫と共通の趣味のような感じなのですが、アーティストやゲームのグッズなどとして売られているオフィシャルのTシャツをよく集めているんです。古着屋だけでなく、メルカリなどでも頻繁にディグってますね。

―何故オフィシャルTシャツに拘っているんですか?
Tシャツは、自分の思想を表すものだと思っているので。デザインも大事ですが、ちょっと野暮ったいものでも、当時のオフィシャルを買いたい。サイズ感が難しいものが多いのですが、なかなか着なかったとしても、いつか良い感じで着られるときが来るかもしれないので、ついコレクションしちゃっています。あまり服は持たないようにしているけど、Tシャツだけは大事なものが多くて。例えば浜崎あゆみさんのスペシャル版のCDに付いて来るTシャツとか。
―あゆTは上がりますね(笑)。ちなみに他に気に入っているTシャツは?
何だろう…。難しいですけど、昔すごい気に入っていたのは、2000年ぐらいの氷川きよしのツアーTですね。プリント部分に謎の光沢があって、洗うとバキバキになるんですけど、それも楽しんで着てます(笑)。昔ももクロのオタクだったので、公式Tシャツを集め出すきっかけは、それかもしれないですね。


―この〈インソニアプロジェクツ〉もしっかりアーティストのオフィシャルライセンスを得て作っているTシャツになっていて、これはビースティ・ボーイズが1stアルバム『LICENSED TO ILL』のアートアークを採用したTシャツになっています。
このロゴ可愛いですよね。ビースティはもちろん知っていますが、しっかりは通って来てなくて。普段もそのアーティストのことを全く知らないで着るのは嫌なので、色々調べて着るようにしています。
―CHiNPANさんは、アートだけでなく昔から音楽との関わりも深そうですが、バンドTも着られますか?
はい。マリリン・マンソンやリンキン・パークとか、ちょっとハードコアなものが多いんですけど。でも、ビースティ・ボーイズも調べてみるとハードコアバンドだった時代もあったと知って、より興味が沸きました。

―今日のコーディネートのポイントは?
夏はTシャツに、今日のようなアウトドア系のベストを合わせるスタイリングをよくしています。ボトムスにもよりますけど、鞄代わりにポケットが多いベストを着ています。Tシャツを着るときはなるべく鞄を持たずに、ラフでいたいんですよね。