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Shopping Addict 2023 Apr. 〜編集部員のお気に入り〜 前編

Shopping Addict 2023 Apr. 〜編集部員のお気に入り〜 前編

4月から編集長が交代し、フイナム編集部は新体制でスタートを切りました。変わっていくことと変わらないこと、色々あると思いますが、この「Shopping Addict」は引き続き、編集部員それぞれの自由なセレクトをお届けしていきます!

石井陽介
山本博史
村松諒
鈴木悠介
脇山修平
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  • 石井陽介
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01 20
石井陽介

Truckin’

ボブ・ディランの来日公演が最高過ぎた。個人的なハイライトはグレイトフル・デッドの『Truckin’’』のカバー。イントロが流れた瞬間「マジかよ!」って叫んで、思わず手を上げてはしゃいでしまった。あんなに興奮した夜は久しくない。キュン死した。

KAPITAL

キャピタルのトラックスーツ

色気のあるジャージ。

この「ショッピングアディクト」でも度々公言していますが、トラックパンツが好きです。ほぼ毎日と言っていいくらい穿いていて、ここ数年は無地のものでは飽き足らず、柄物のトラックパンツばかりを穿いています。なかでも〈キヤピタル〉で見つけたレパード柄のトラックジャケット&パンツは今年いちばんの収穫。毛並みまで描かれたリアルなレパード柄は妙に色気があるし、スムースジャージーを使っているから、手触りもすこぶる滑らかで気持ちいい。パンツのシルエットがフレアってのも、柄とマッチしていてトッポイってのなんの。ともするとヤンキーの家着みたいになりがちなアイテムとを、柄の質感やシルエットの妙で洒落着として昇華する〈キャピタル〉のセンスよ。こんなに飛ばしたトラックスーツ、なかなか無いでしょ!?
ジャケット ¥34,980、パンツ ¥34,980

キャピタル NAKED STORE
03-5725-3923
kapital-webshop.jp

NEEDLES

ニードルズのアワードジャケット

ヒッピー的解釈。

スタイルこそアワードジャケットのそれですが、フロントとバックに配したワッペンは、おなじみのアスレチックやカレッジものではありません。むしろアワードジャケットのイメージとは程遠い、ピースマークやスマイルマーク、そして〈ニードルズ〉のアイコンであるバタフライといったモチーフがあしらわれます。この「ヒッピーが何の気なしにセルフカスタムしちゃった」みたいな、シンプルなDIY感が味わい深くていいなと思ったんです。余計な感情が介入していない、ストレートな表現にグッときました。コーディネイトはもちろん70sスタイルがベターでしょうか。無地の白Tの上にテキトーに羽織って、色の抜けたフレアデニムとサンダルに合わせたいですね。
¥47,300

ネペンテス
03-3400-7227
nepenthes.co.jp

MOUNTAIN RESEARCH

マウンテンリサーチのCWUトラウザーズ

ミリタリー? アウトドア? あるいは…。

そもそもポケットフルなギアウェアに目がないのですが、〈マウンテンリサーチ〉のフライトパンツを目にしたときは、えも言われぬ感動がありました。ウエストベルトを配したクライミングパンツにマルチジッパー&マルチポケットを落とし込むという発想自体、ほかに類を見ないし、ヒップから裾にかけて丸みを帯びたシルエットも独特で面白い。サイズ感は大きめなので、オーバーパンツとしてもいけちゃいます。生地はナイロンリップストップを使っているので汚れてもへっちゃら。ゆえにキャンプや釣りといった外遊びにも使える多機能パンツというわけです。ミリタリーモノではあるけれど、アウトドアモノのようにも見えるし、視点を変えればパンクなボンテージパンツのようにも捉えられる。着る人の好みや人となりに合わせて様々な顔になる絶妙なバランス感は、引き出しの多い〈マウンテンリサーチ〉ならではのアレンジ力といったところでしょうか。この手のギアウエアをいじらせたら天下一品ですね。写真のブラックは「…..リサーチストア」限定色で、インラインではオリーブとベージュがあります。
¥35,200

リサーチジェネラルストア
03-3463-6376
sett.co.jp

DAIWA LIFESTYLE

ダイワ ライフスタイルのパッカブルウエア

バーサタイルな服。

釣りに行くからといって、いかにもな釣り着は着たくない。多少の気は配るものの、可能な限りいつもの格好で釣りに行くってのがポリシーです。遊びとはいえ、やっぱりオシャレしたいじゃないですか。そういった意味では、〈ダイワ ライフスタイル〉は打って付けです。アウトドアウエアでありながら洗練されたデザインで都会的だし、ロゴなどの主張も控えめで非常にミニマル。ダークネイビーで統一したカラー展開も攻めていて面白い。ご覧の通り普段着として全然いけちゃうテンションなんですよね。写真のパーカとショーツは、撥水性、耐摩擦性に長けたコーデュラファブリックを使用。ストレッチが利いているから着心地も抜群なうえ、驚くほど軽い。おまけにパッカブル仕様だから持ち運びに便利。要は外遊びでめちゃくちゃ使えるってわけです。渋谷のクラブにも着て行けるし、釣りもできちゃう、つまるところ最強のバーサタイルウエアなんです。「アーバンアウトドア」なんて言葉が流行って久しいですが、〈ダイワ ライフスタイル〉はその決定版かと!
フーディ ¥28,600、ショーツ ¥17,600

グローブライド
0120-506-204
www.daiwa-product.com/apparel/lifestyle/

山本博史

レースがない。

これまでありとあらゆるレースに出てきたけど、今現在エントリーしているレースはゼロ。まっ、いい休息とも言えるけど、目的が無いことの寂しさもあるわけで。あっ、そんなことより、ピアスを開けました。高校生以来。めっちゃ新鮮です(笑)。

City Country City×Marmot

シティー カントリー シティー×マーモットのアパレル

つくり手の思惑が見て取れます。

ブランドの立ち上げ当初から、なにかと紹介している〈シティー カントリー シティー〉。未だデザイナーを公表していないものの、リリースするアイテムは完売続出。先ごろには〈サカイ〉とのコラボレーションを行い、アノニマスながらもブランドとしてのステータスは着々と向上しています。そんな〈シティー カントリー シティー〉が、今度はアメリカのアウトドアの名門〈マーモット〉とコラボレーション。ゆったりシルエットが特徴のTシャツでは、コットンのような風合いながらも、高い吸水速乾性とUVカット機能を備えたドライボディを採用。一方のショーツは、軽快なストレッチ性を備えたソロテックスを使い、腰回りにはスマホを収納できるジップ付きポケットを搭載するなど、ランナー好みのディテールをさり気なくパッケージング。つくり手の思惑が見て取れる2品。これからの季節、街でも、山でも、なにかと重宝しそうです。
Tシャツ ¥11,000、ショーツ ¥20,900

City Country City
citycountrycity-ccc.com

ASICS

アシックスのトレイルランニングシューズ

トレイルもいいです。

最近、〈アシックス〉がいいんですよね〜。いわゆる厚底ロードシューズのアプローチも独特だし、サブ4達成を目的としたシューズを開発したり、「ゲルニンバス 25」の柔らかな履き心地は病み付きになるレベル。それぞれ個性があるんだけど、仕上がりはどれも〈アシックス〉らしい。それはトレイルランニングにおいてもしかり。「FUJI TRAIL」名義のアパレルやシューズのラインナップからも、トレイルランニングへの注力具合が垣間見られます。なかでも気になったのが、こちらの「トラブーコ マックス 2」です。ミッドソールには軽量で圧倒的なクッション性を誇るフォーム「FF BLAST PLUS」を合わせ、効率的に足を前に運ぶ「GUIDESOLE」構造をプラス。さらに前作よりもスタックハイトを1mm増加させることで、長い距離を軽快かつダイナミック、しかも快適に楽しむことができます。まさに〈アシックス〉ならではの英知を結集させたロングディスタンス向けモデル。早くフィールドで試してみたいです。
¥17,600

アシックスジャパン株式会社 お客様相談室
0120-068-806
asics.com

Saucony

サッカニーのランニングシューズ

履きこなしてみたい厚底カーボン。

いわゆるメジャーブランドではないものの、ギアホリックなランナーからは一目置かれているのが〈サッカニー〉です。創業は1898年と古く、アメリカ最古のランニング専門ブランドとして知られています。そんな〈サッカニー〉のなかでもレーシングシューズカテゴリーである「エンドルフィン」シリーズの、最高峰モデルがこの「エンドルフィン エリート」です。アッパーには通気性に優れたメッシュと軽量で肌触りの良いニットを組み合わせ、ミッドソールにはブランド史上最高級のクッショニングを誇るパワーランHGフォームを採用。内部には切り込みが施されたカーボンプレートを搭載し、着地から蹴り出しまでの動作がとにかくスムーズ。ブランド創立125年を飾るには相応しいハイパフォーマンスシューズ。ぼくくらいの走力では厚底カーボンを敬遠することもありますが、これなら履きこなしてみたいとこです。
¥33,000

サッカニー ジャパン
03-3476-5674
saucony-japan.com

Salomon

サロモンのパンツ

日常でも履けるランパン。

多感な時期にファッションを好きになったおかげで、なんだか偏屈なオジサンになってしまったよう気がします。人とは違うものを着たいし、トレンドは把握するものであって、トレンドに流されたくはない。けれど、オシャレ心は捨てたくない…。いやはや、完全に困った中年男性ですね。とはいえ、日々着るものはアップデートしていて、ぼく個人では日常的に走れる格好をしています。いわゆるスポーツ感丸出しのではなく、日常とランニングをシームレスに繋いでくれるもの。〈サロモン〉のパンツ「RUNLIFE」はまさにそう。ゆったりとしたシルエットに、ストレッチ性に優れた素材を使い、履き心地はめっちゃ快適。膝周りにはベンチレーションがあるので、適度な体温をスマートにキープしてくれます。それでいて、ぱっと見はカーゴパンツのような配色も魅力的。思い立った瞬間に走れるんだけど、日常にも馴染むランニングパンツ。ちなみにオールブラックとグレーもありますよ。
¥13,200

サロモン コールセンター
電話:03-6631-0837
salomon.jp

村松諒

AIR/エア

誰もが知るスニーカー「エア ジョーダン」。名作が生まれるまでのストーリーはとても濃厚で興味深く、ドラマチックでした。ファッションの映画って、お勉強的な作品が多いんですが、これはおすすめ★5つ!

VEILANCE

ヴェイランスのバケットハット

荷物多すぎる問題。

旅に出るとき、ぼくのスーツケースは行きも帰りも大体パンパンです。その理由は単純明快で、服をたくさん持って行くから。大したモノは持ってないんですが、旅先でも納得のいく格好をしたいんです。それプラス、不安症なところもあるから、準備段階で服や帽子、靴をなかなか絞り切れず、結局タイムオーバー。あれやこれや持って行く羽目になるんです(笑)。だから、パッカブルになるモノだったり、折り畳めるモノだったりを揃えることが、今後のキーポイントになるんじゃないかと思っています。で、いま狙っているのは〈ヴェイランス〉のバケットハット。防水性と透湿性に優れる柔らかな素材「ゴア® C-KNIT™ バッカーテクノロジー」を用いた一品で、内側のドローコードを引っ張れば、サイズ調整が簡単にできるようになっています。これだったらスーツケースやバッグに畳んで入れても型崩れすることはなさそう。しかも、いい意味で素っ気ないデザインだから、どんな格好にも馴染みます。
¥19,800

ヴェイランス
arcteryx.jp/collections/mens-veilance

is not available

イズ ノット アヴェイラブルのジャケット

気分はさならがらロンドナー。

代々木上原の隠れ家的セレクトショップ「JOHN」。服好きたちの心をくすぐる銘品揃いのこの店が企画するブランド、それが〈イズ ノット アヴェイラブル〉です。2021年のスタート以来、商品を不定期でリリースしていますが、その第三弾となるジャケットが届きました。店主の檀上佑一さんは「数年前、ロンドン郊外の『SHEPPERTON CAR BOOT SALE』を訪れたとき、ストールを出していたおじさんが着ていたジャケットがあまりにも好みで、交渉してなんとか譲ってもらいました。それをベースに一から製作を進めました」と話します。フードのデザインに特徴があり、写真のように被ることもできれば、丸めてからベルクロで留めるとスタンドカラーのような形に、そしていらなければ取り外せるように考えられています。身幅のたっぷりとした感じがいまっぽく、雨の日に傘をささずにフードを被って歩けば、その姿はまさにロンドナーです(笑)。そして、この色味がまた素敵。非常に説明しづらいんですが、黒に近いダークブラウンとでも言えばいいのか。こればかりはスマホの小さな画面で見てもよく分からないと思います。
¥49,500

JOHN
03-6407-0177
Instagram:@aiamjohn

AMIRI

アミリのデニム

白Tにジーンズ。

昨年6月、パリメンズコレクションに行きました。ショーやプレゼン、展示会など合わせて30以上のブランドを取材したなかで、記憶に残るコレクションのひとつといえば〈アミリ〉です。実はこれが〈アミリ〉にとって初となるパリの舞台。アメリカで発表していたようなグランジスタイルで勝負するのかと思いきや、披露されたのは意外にもエレガントな大人のストリートスタイルでした。詳しくはこちらの記事をご覧ください。ここでピックアップしたのは、〈アミリ〉の代名詞といえるデニム。いくつかあるジーンズのなかから、ダメージ加工を施したフレアタイプを選びました。裾に入るスリットがバスケのジャージを思わせるデザインで、スナップボタンで留められる仕様になっています。しかも、ストレッチが効いているから穿いたときにノンストレス。無地の白Tと合わせたら最高じゃないでしょうか。
¥137,500

アミリ/スタッフ インターナショナル ジャパン クライアントサービス
0120-106-067
amiri.com

AIGLE

エーグルのサボ

都心からクルマで約60分。

先日、〈エーグル〉の方に声を掛けてもらい、千葉・香取市にあるグランピング施設「ザ ファーム」に行ってきました。ご存知ない方のために説明すると、こちらは2013年にオープン。ただBBQをして泊まるだけではなくて、年間60品目100種類以上の野菜を栽培する自社農園を持ち、宿泊者は野菜の収穫を体験することができるんです。そして、温浴施設も充実。特にサウナはバレル式や男女一緒に楽しめるアウトドアサウナがある他、サウナ×プロジェクションマッピングなんてのも楽しめちゃいます。とにかく施設全体が広く、ホスピタリティにあふれているので、キャンプ場予約・検索サイト「なっぷ」で毎年のように東日本ナンバーワンに輝くのも納得という感じです。アウトドアによくある煩わしさは一切なく、どんな格好でも楽しめますが、泊まるテントを出たり入ったりすることになるので、足元は脱ぎ履きしやすいサボがおすすめ。こちらの〈エーグル〉の二足は、防水性と耐久性に優れた天然ゴムを採用し、インソールにコルクを使っているから履き心地もいいんです。しかもサンダルより安全で、ちょっとしたお出かけにも便利。ちなみに、農をルーツに持つ〈エーグル〉はこれから「ザ ファーム」と一緒に取り組みを行うそう。すでに施設内ではサボや収穫体験にもベストな長靴の販売がはじまっています。
各¥7,150

エーグル カスターサービス
電話:0120-810-378
aigle.co.jp

鈴木悠介

投票率。

先日の選挙、自分が住む杉並区の投票率は43.66%でした。前回より増加らしいですがそれでもまだ半分以下。“あまりに小さなその一票は俺なりに考えた結果なんだ 無関心でなんかいられる訳ねぇだろ! 無駄足じゃないぜ唯一のチャンスだ『VOTE!!』”ってBREAKfASTが言ってるように、自分たちの生活を左右する一票を投票しに行かない方々はなんでなんだろう?といつも疑問に思います。

Diaspora Skateboards

ディアスポラスケートボーズのチェックシャツ

すべてがちょうどよすぎる。

暖かくなってきてアウターやニットを着る機会が減ってくると、週の半分以上は着ることになる長袖のシャツ。自分は夏でもほぼ毎日長袖のシャツを持ち歩くので、クールマックスなどの機能性があるものをストックしておきたいのですが、なかなか好みのものに出会う機会がありません。そんななか、お世話になっている〈ディアスポラスケートボーズ〉の展示会にお邪魔した時に気になる1着が。1番すきな色の青をベースにしたチェックのクールマックス生地に、フロントが半分コンシールスナップボタンのフェイクプルオーバー仕様になっていて、こういうディテールにスケーターらしい天邪鬼さを感じます。オーバーサイズすぎるのは好みじゃないけど、タイトすぎるとここ数年で気になり出したお腹まわりが目立ってしまうので、そんな問題をクリアしてくれるちょうどいいサイズ感も最高。ちなみにこちらのチェック柄以外に、無地のブルーのタイプもリリースされています。素材もシルエットもすごくすきなので、定番的な感じで今後ほかのカラーもリリースしてくれないかな。
¥19,800

ディアスポラ スケートボーズ
Instagram:@diaspora_skateboards
diasporaskateboards-shop.com/

MONICHIKI HOUSE

モニチキハウスのクルーネックスウェット

味もマーチャンダイズも最高。

Spotify調べによると、2022年に日本のラッパーの方で1番聴いた曲はMonyHorseさんの『Look UP』。昨年末にリリースされたアルバム『MONIBUM』も、いろんなシチュエーションで聴かせてもらっています。そんなMonyHorseさんといえば、三宿の交差点近くにオープンしたチキンバーガー専門店の通称“モニチキ”こと「モニチキハウス(MONICHIKI HOUSE)」も見逃せません。まだ1度しかお邪魔したことはないのですが、ボリューム満点でスパイシーな味付けがただただおいしいの一言。 そんなお店のマーチャンダイズであるスウェットは、G RAPのジャケが頭に浮かぶブリンブリンなデザインがポイントです。海外のラッパーの方が食べものについてRAPしてる曲もたくさんあるし、有名どころだとAction Bronsonは元シェフで、Snoop Doggが料理番組や料理本を出したりもしているから、ラッパーの方は食事にもすごくこだわりのある方が多いのかな?と勝手に想像。HIP HOPがすきな方もそうでもないという方も、ぜひ“モニチキ”を召し上がってみてください。
¥12,000

モニチキハウス
Instagram:@monichikihouse
bravura.official.ec/

YUSHO TAKIGUCHI

滝口悠生の『ラーメンカレー』

気になる“窓目くん”。

滝口悠生さんをはじめて知ったのは、昨年本屋で『死んでいない者』を手にしてから。猪熊弦一郎さんが描く表紙の絵がとても印象的で、自分が年を重ねたからかここ数年で行く機会が増えた葬式(お通夜)をテーマにした1冊は、読み終わったあとになんとも言えない心地よさが残りました。それから『水平線』と『長い一日』を読んでさらに滝口悠生さんにハマり、今年の2月に出版された『ラーメンカレー』も昨年の9月に高円寺にオープンした「蟹ブックス」で購入。すごいタイトルだなーと思いながら読みはじめ、本の感想はそれぞれが自由に感じればいいと思うので割愛しますが、やっぱり気になるのは“窓目くん”の存在。窓目くんという登場人物は滝口悠生さんの実在する友人で、『ラーメンカレー』の刊行記念として期間限定でネットプリント配信(今は終了しています)で読める滝口悠生さんのエッセイと窓目くんの手記も、とても興味深い内容。滝口悠生さんが窓目くんという友人を書き続ける理由を、知りたいようで知らないままページをめくる方がいいのかなとも思います。
¥1,870

文藝春秋

pr@bunshun.co.jp

IT’S ALL GOOD

イッツオールグッドのCD『IT’S ALL GOOD』

ヒーローじゃなくダークヒーロー。

ラッパーとしても活動するILL-TEEさんが新たに組んだハードコアバンドのIT’S ALL GOOD。ROCKCRIMAZ、NUMB、LIFESTYLE、BEHINDTHE8BALL、FIGHT IT OUTのメンバーが集結し、バンド名からして最高です。2020年にH-BOMBさんとSAWSKさんによるFAIRLY SOCIAL PRESSより限定7インチEPの『S/T』を、そして今年の3月にYOYO-TさんのBOWL HEAD inc.から10曲入りの1stアルバム『IT’S ALL GOOD』を遂にリリース。昨年末に初めて中野の「MOONSTEP」で観たライブは、他の出演バンドも含めて本当に最高すぎました。あまりライブハウスに行けていないこともあり、自分なんかがここで紹介させていただくのは恐れ多すぎるのですが、お世辞にも話しかけやすい雰囲気とは全然言えない個性が強すぎるハードコアバンドとその仲間の人たちは、ヒーローじゃなくダークヒーロー的なぶっちぎりのカッコよさ。 ライブハウスやクラブが居場所の方々に会うと、未熟さを正当化するために価値観の多様性があるわけじゃないでしょといつも襟を正される気持ちです。
¥2,200

BOWL HEAD inc.
bowlheadstyo@gmail.com

脇山修平

釣り。

先ほど初めて船からの海釣りに行きました。アジ、カサゴ、イシモチなど、皆さんのおかげでたくさん釣らせてもらいました。いま、その魚を捌いてます。今夜は豪勢に魚祭りとなりそうです。試食しているかぎりめちゃくちゃ美味い。最高。

BIRKENSTOCK

ビルケンシュトックのクロッグ

ボストンじゃない!

暖かくなってきたので、そろそろスニーカー以外も履きたい気分。でも、革靴はなんだかカチッとしすぎるし、かといってサンダルはまだ早い。〈ビルケンシュトック〉から発売されたばかりの「ネープルス」を見た瞬間、そんな気持ちが解消されました。コインローファー的なアッパーに、〈ビルケンシュトック〉らしい独特の丸みとクロッグ特有のメロウな雰囲気が合わさった、心地いいゆるさがすごくちょうどいいのです。一年中玄関に置いてある「ボストン」も大好きなのですが、モカ縫いのおかげか、そこからまた一歩進んだ感があります。カラーのチョイスも好きな人にはたまらないのではと。個人的にはソックスに合わせて履きたいです。
¥24,200

ビルケンシュトック・ジャパン カスタマーサービス
0476-50-2626
birkenstock.com/jp

MOUNTAIN HARDWEAR

〈マウンテンハードウェア〉のシェルジャケット

いつ山に行くのやら。

行く行く言って実行できていないのですが、ここ数年で登山に興味が湧いてきました。その結果、ギア周りへの興味がムクムクと育っています。普段着としても使えるものは以前からいろいろ買ってきましたが、〈マウンテンハードウェア〉のこの「ドーンライトゴアテックスプロジャケット」はガチ山用です。3層構造の「GORE-TEX PRO」を採用した、悪天候時のアルパインクライミングでも使用可能なこのシェルジャケット。ソリューションダイで排水にも配慮するなど、環境にも気を使っているそうです。街中ではオーバースペックですが、見た目のカッコよさにも惚れ惚れします。
¥84,700

コロンビアスポーツウェアジャパン
0120-193-803
mountainhardwear.jp/

Rainbow Disco Club

レインボー・ディスコ・クラブのソックス

フェス前にグッズを。

今年は4月29日(土)に開催を控えている「レインボー・ディスコ・クラブ」。人気のオフィシャルウェアが、会場やネットだけでなく、「ビームス・レコーズ」で取り扱いがあるのを知っていましたか? フェスが始まる前にポップアップストアを開催し、初日には店頭でイベントも行うなど、蜜月な関係を築いています。スエットやTシャツ類も素敵ですが、このソックスもかなりキュートです。オレンジ、チャコール、アイボリーの3色1セット販売なのですが、ついベーシックな色を選びがちな自分みたいな人には、セットというのがちょうどいいなと。この3色から1色だけを選ぶなら選ばないであろうオレンジですが、持っていると意外と使えますから。チラ見せようにぜひ。
¥5,500

ビームス レコーズ
03-3746-0789
beams.co.jp/beamsrecords/

ORPHIC

オルフィックのクロッグ

大人のつっかけスニーカー?

〈ビルケンシュトック〉のコインローファー型のクロッグを紹介しましたが、〈オルフィック〉でも似たような組み合わせのものについ手が伸びてしまいました。多分、サクッと履けるのに、ラフになりすぎない靴が気分なんだと思います。違いとしては、アッパーがラバー素材で、〈オルフィック〉らしいスニーカーのソールになっているということ。そして、ビーフロールではないのでスッキリ見えますね。品のあるスニーカーのような感覚で使えそうなので、コートを着た時だったり、逆にTシャツに短パンなんて時だったりに履くのもよさそうです。かかとが濡れる可能性はありますが、急な雨なんかでもある程度は平気なんじゃないかと思います。
¥36,300

オルフィック
orphic.jp
Instagram:@orphic_shoes_tokyo

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