JOURNAL STANDARD meets Delicious vol.02
ジャーナル スタンダードが出会う、これまでにないほどインディペンデントなアメリカンユースカルチャー。
ここ最近「ジャーナル スタンダード」の動向がおもしろい。元来、アメリカンカジュアルやスポーツ、アウトドアを主軸としたオーセンティックな印象が強かった同ショップですが、ここ数シーズンの展開には、新しい指針のようなものが見受けられる。特に、20周年を迎えた今シーズンはよりそれが顕著に表れていて、例えば実験的なルックブックの製作や、LAの音楽レーベル「STONES THROW」のポップアップショップ、映画『トレインスポッティング』の続編で『T2 トレインスポッティング』とのコラボレーションアイテムなど、良い意味でこれまでのパブリックイメージを裏切るような、刺激的なアプローチを行なっている。
そんな「ジャーナル スタンダード」が新たに仕掛けるのは、仙台のセレクトショップ「デリシャス(Delicious)」のショップインショップ。アメリカのインディペンデントなブランドを多数展開する今回の試みは、いずれもこれまでの「ジャーナル スタンダード」には無い新たな風を吹かせるもので、表参道と新宿の2店舗のみの開催だったのが、大好評につき名古屋と大阪でも催されることが決定している。ここでは、ショップインショップに並ぶブランドの中から4つにフォーカス。つくり手へのインタビューをメインに、前後編に分けて紹介していく。後編は〈トール キャン ボーイズ(TALL CAN BOYZ)〉と写真家の〈ティノ・ラゾ(TINO RAZO)〉。
- Photo_Asato Iida
- Text_Maruro Yamashita
- Edit_Jun Nakada