スノーボーダーとラーメン。
国民食と言われるラーメン。濃いめ、薄めはもちろん、醤油系のストレートから、洋風などの変化球まで、群雄割拠の様相を呈しています。そんなラーメンに、どうやら平野さんも虜のようで…
「ラーメンの好き度は年々増しています。もともと弟(スノーボーダーの海祝選手)がラーメンしか食べないんじゃないかというくらいラーメン好きで、それに付き合っているとラーメン屋に行く機会が増えたんです。気づいたら、一週間毎日食べているくらいの時期もあって(笑)、最近は気をつけているくらいで」
平野さんが訪れたのは、担々麺で有名な「馬賊 日暮里」。40年以上の歴史を持つ老舗。入店してみると、店内に響き渡るのは、机を叩くようなバシン、バシンという強烈な音。大きな木の板の上で麺となる生地を打ち、伸ばしています。そのインパクトは、同じ場所に強い力が毎日加わることで、打板が湾曲しているほど。そうして飴細工のように生地を柔らかく、なんどもなんども伸ばしていくと、小麦粉の塊が次第に麺へと変貌していきます。