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写真とアパレルとZINEを使って、Mēdeia1.0はなにを伝えたいのか?
What should we do?

写真とアパレルとZINEを使って、Mēdeia1.0はなにを伝えたいのか?

インターネットの普及によって、手軽に世界とつながれるようになった現代。便利な一方で、キャパシティを超える量の情報が次々と生み出され、インスタントに消費されるようになったのも事実です。SNSをキュレーションし、欲しい情報だけを取り出して、それを楽しんでいるわけですが、果たしてそれだけでいいのでしょうか? 2021年にスタートした〈Mēdeia1.0〉は、写真とアパレル、さらにはZINEという媒体を通して、我々にメッセージを送っています。彼らは何を伝えようとしているのか? その根底にあるものに触れていきます。

「限定的にならずに、たくさんのひとと協業していきたい」

ー扱う題材の話に戻ります。「マグナム・フォト」のようなジャーナリズムフォトを扱ったり、金村修さんのようなディープな表現をする写真家とZINEをつくっている一方で、〈ディアスポラスケートボード(Diaspora Skateboards)〉のインタビューをウェブで公開したりしています。その幅の広さも意識されているのでしょうか?

Mēdeia1.0:してますね。テイストが固まってしまうのは、このプロジェクトに合っていないと思うからです。ニューススタンドやキオスクという役割を果たしていくときに、アパレルに落とし込んだり、ZINEをつくること以外に制約を持たせてしまうのはよくないですよね。だから、関わるひとや、イベントなどをする場所に関しては、基本的にはオープンでありたいと思ってます。

ーそうすることで幅広い題材を扱えて、その分リーチできる層も多くなりますよね。

Mēdeia1.0:そうですね。90年代ってカルチャーの宝庫で、先輩とか上の世代のひとたちにたくさんのことを教えてもらいました。公園に行くとスケーターの先輩たちが集まってて、バックパックには雑誌やZINE、それにCDとかが入ってて。それを見ながら、いろんなことを教えてもらって。〈Mēdeia1.0〉もそうでありたいんです。そうなるためには限定的にならずに、たくさんのひとと協業できたらいいなと思ってます。

ーこれからはどんな動きをしていくんですか?

Mēdeia1.0:従来通り〈Mēdeia1.0〉でアパレルをリリースして、〈Mēdeia2.0〉でもZINEの出版を続けていきます。あとは新たにハードカバーの写真集であったりとか、新しい軸で作家さんとつながっていきたいですね。
いまはまだ知ってもらうフェーズだと思うんです。良いも悪いも判断してもらえるところまで来てないんですよ。なので、もっと「Mēdeia1.0」の認知度を上げていくことが課題かなと思ってます。そのための動きをこれからしていきます。

ーたくさんの場所でポップアップや、今回の「蔦屋書店」でのフェアができたらいいですよね。

Mēdeia1.0:そうですね。(※インタビュー時に)既存でやっていただいている「銀座 蔦屋書店」さんはもちろんですが、他のお店でもいくつかやることが決まっていて。ブギーというセルビア人のフォトグラファーがいるんですが、彼はニューヨークに長いこと住んでいて、ブッシュウィックというゲットーエリアの写真を撮り続けているんですよ。そのZINEを〈Mēdeia2.0〉で出版する予定で、それに合わせていろんなコンテンツを考えています。来年の春にはいろんなお店でポップアップもやる予定なので、ぜひ興味をもっていただけたらうれしいですね。

〈Mēdeia1.0〉のフィロソフィーが込められたアパレルは、今後も各地で開催予定のポップアップやフェアはもちろん、オンラインでも販売中。2023年いっぱいは「銀座 蔦屋書店」でも購入可能です。ロングスリーブTシャツ 各¥8,800、Tシャツ 各¥7,480、キャップ 各¥5,500、トートバッグ 各¥5,500。

「銀座 蔦屋書店」
HP
Instagram:@ginza_tsutayabooks

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