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あのひとの必需品、リンク オリジナル メーカーズ。
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あのひとの必需品、リンク オリジナル メーカーズ。

所有欲を高めるレトロなパッケージ、国産へのこだわり、そして、最新のスキンケア理論に基づいた成分。〈リンク オリジナル メーカーズ(LINC ORIGINAL MAKERS)〉が展開するコスメやフレグランスは、見た目も中身も妥協のない、末長く愛用できる日々の必需品です。今回はそんな〈リンク オリジナル メーカーズ〉を知る3人に、その使い心地と魅力について語ってもらいました。

  • Photo_Masashi Ura
  • Text_Yasuyuki Ushijima
  • Edit_Soma Takeda

なるべくつくり手の顔が見えるものを選びたい。

PROFILE

松浦稔

東京都出身。2007年に世田谷代田にシューリペア&カスタムショップ「Brass shoe co.」を設立し、自らブーツなどのリペアを行う。多くのシューリペアで培ってきた知見を元に、2012年よりオリジナルブランド〈クリンチ(CLINCH)〉をスタートさせる。
Instagram:@minoru52

-「Brass shoe co.」のオープンが2007年。そして〈クリンチ〉を立ち上げられたのが、その5年後の2012年。どうして自分でブランドを始めようと思ったのですか?

松浦:靴の製作と修理は繋がっているように受け取られがちですが、製作を0からスタートする順回転とすると、修理は靴をバラしていく逆回転で。見えている景色がまるで違うんです。2007年に「Brass Shoe Co.」を靴修理店として始めた頃から、常に「靴修理には行き止まりがあるけど、その先にどうやって行こう?」という疑問がありました。その答えが、自分たちで発信する〈クリンチ〉というブランドだったんです。

-〈クリンチ〉は国内だけでなく、海外のファンも多いですよね。

松浦:実はうちのブランドのInstagramは7:3で海外のフォロワーが多いんです。実際に商品を届けているのも、同じぐらいの割合です。

ーいまは手に入れるのも難しいと聞きました。

松浦:〈クリンチ〉の靴はフィッティングを重視した抑揚のある木型なので、量産することが出来ないんです。製法としてはハンドソーンウェルテッド製法になるのですが、機械で縫うと1分かからないところを、手縫いになるので、片足で1時間くらいかかります。なので、現在は受注を抑えながらやらせていただいてます。店舗の営業日を月に10日ほどにしたのも、作業に集中する時間を出来るだけ増やしたかったからなんです。

-直近では「ジョッバーブーツ」のオーダーを受け付けられていましたが、予想外の数のオーダーが入ったとか。

松浦:国内の方からのニーズがあったことにすごく驚きました。当初は1ヶ月の受注期間を設けていましたが、いざ受注を開始すると、2日間で予定の3倍の数をオーダーいただいて。急いでオーダーをストップするほどの反響でした。今回の受注分は、お渡しまでに約2年待ちになりそうです。

-2年待ちはスゴイですね。〈クリンチ〉のどういったところが受け入れられていると思いますか?

松浦:自分ではちょっと分からないですが、他と被った部分がないからですかね? いまはグッドイヤーウェルテッド製法が量産の形として、ひとつの正解になってますが、それはウチにとっての正解ではなくて。〈クリンチ〉は手仕事でしか成しえない部分もあります。なので、あくまで手仕事の補助として機械を使うことで、独自の道を切り開ければと思っています。

それに、いまはSNSも発達しているので、ニッチなことをやっていたとしても、届くところには届いている感触があります。

ー松浦さんがなにかを買うとき、大事にしている基準はありますか?

松浦:ひとの顔が思い浮かぶものか、ヴィンテージやアンティークを買うようにしています。

-それはなぜでしょうか?

松浦:実はこれ、ぼくの中ではどちらも同じことで。例えば、ある商品の現行ものとヴィンテージなら、後者に惹かれるんです。なぜなら、ヴィンテージの方が、魂じゃないですけど創業者の熱やエッセンスみたいなものがより残っていると思っていて、それはつくり手の顔が見えるのと同じこと。だから自分は、その軸でモノを選びますね。

-なるほど。

松浦:〈クリンチ〉ではリペアしながら長く履けるようなものづくりをしていて。そのつくり手の考え方を知ってもらえるように、SNSなどで発信もしています。その方が、より愛着を持ってもらえたり、応援してもらえるんじゃないかなと。

-話は変わりますが、〈リンク オリジナル メーカーズ〉との出会いを教えてください。

松浦:ドイツで⾏われたファッションの展⽰会で、ぼくたちと同じタイミングで、〈リンク オリジナル メーカーズ〉も出展していて。そこで、オーナーの中村さんと話すようになって、ブランドを知ることになりました。

-そのときの〈リンク オリジナル メーカーズ〉の印象はいかがでしたか?

松浦:単純に面白いなと思いましたね。どこも追いかけてないというか独自の道を進んでいて、それがブランドとしてのユニークさに繋がっているように見えました。

-松浦さんはルームディフューザーを使っているそうですね。決め手はなんだったんですか?

松浦:ぼくは香りとかそういうことに疎いので、正直こだわりがあるわけではないんですけど…。決め手で言うと、知り合いの中村さんがやってるブランドだからということに尽きるかもしれないです。それはさっきも話した、つくり手の顔が見えるブランドということなので。

中村さんはお店に靴の修理にも来てくれていて。ディフューザーがなくなっているのを見ると、わざわざ送ってくださるんです。ありがたいです(笑)。

-「No.930」はすっきりとした柑橘系の香りですね。

松浦:そうですね。ぼくは仕事柄、塗料などの強い匂いを嗅ぐこともあるので、こういうフレグランス系の香りはあまり感じられなくなっちゃったんですけど。この「No.930」はしっかりと香りを感じられるけど、決してきつくなくて、気に入ってます。

松浦さんが使っているのは、〈リンク オリジナル メーカーズ〉のルームディフューザー専用壁掛けラック。深みのある色合いのウッドは、ルームディフューザーをインテリアの中にそっと溶け込ませてくれる。リビング、玄関など部屋のさまざまな場所で使用可能。¥24,200(※ルームディフューザーは別売)

ールームディフューザーのパッケージとお店の内装の雰囲気がすごく合っているように感じました。松浦さんから見ていかがですか?

松浦:クラシックな部分を⼤事にしている姿勢が感じられて、店内に違和感なく馴染んでますね。

— お店の外観や内装にコンセプトはあるんですか?

松浦:外装はカリフォルニアのサンタ・イネス・バレーにある「UNION HOTEL」をデザインイメージにしました。内装に関しては、ライトとかは1920~1930年代のものが多いですけど、元々持っていたものに好きな物を買い足していったら、いまの感じになっただけで、あんまり考えているわけじゃないんですよね。

-そう見てみるとライトがいっぱいありますね。

松浦:どんどん増えちゃって。もうこれ以上増やすのはやめようと思っています(笑)。

ルームディフューザー No.930 ¥7,920
植物由来のアルコールを使用したナチュラルなルームディフューザー。リビングや玄関、寝室などに置けばアロマオイルを吸い上げたリードスティックから香りが拡散され、好きな香りの空間になる。香りも7種類と幅広く、パッケージもレトロなので、引越し祝いのギフトなどにも最適。

INFORMATION

リンク オリジナル メーカーズ

オフィシャルサイト
Instagram :@linc_original_makers

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