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Shopping Addict 2024 Feb. 〜編集部員のお気に入り〜 前編
Shopping Addict.

Shopping Addict 2024 Feb.
〜編集部員のお気に入り〜 前編

寒暖差の激しい気まぐれな気候ですが、そろそろ重いアウターはタンスにしまって、服装も軽快にチェンジしていきたいところ。編集部員のお気に入りからも、春の兆しが感じられます。

石井陽介
山本博史
村松諒
鈴木悠介
脇山修平
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01 20
石井陽介

乞うご期待!?

おかげさまでコロンビア PFG × フイナム フィッシング クラブが好評のようですが、今年はこうしたコラボやものづくりをもっともっと挑戦していきたいなと思っとります。フイナムも10月で20周年だしね。いまから仕込んでおかないと。あんなブランドとか、、、!?

DAIWA PIER39

ダイワ ピア39のフォトグラファージャケット

ポケットワークに一目惚れ。

特定の用途に向けた、いわゆるギアウェアが好きです。さらに言うと、多彩なポケットワークを有したフィッシングやハンティング、サファリ系の服。一見、大げさともとれるこれらの服に、やんちゃ心が呼び起こされるというか、ワクワクしちゃうのです。この〈ダイワ ピア39〉のフォトグラファージャケットは、展示会で見たときから一目惚れしたやつ。その見た目通り、これでもかとポケットを乗っけたビジュアルインパクトに、一発でやられました。ベースはクラシカルなフォトグラファージャケットですが、素材に20デニールのマイクロリップストップを採用しているから驚くほど軽い。さらに袖は取り外し可能で、ベストとしても着用できちゃう。兎にも角にも、ここまでポケットフルな服をつくってしまったこと自体に、まず脱帽だし、クラシックとハイテクの融合もじつに見事! 早くも今シーズンいちばんのお気に入りに出会ったかも!?
¥74,800

グローブライド
0120-506-204
daiwapier39.jp

KAPTAIN SUNSHINE

キャプテンサンシャインのハンタージャケット

神はディテールに宿る。

続いてもポケット使いが印象的なジャケットの紹介です。マチ付きの大容量ポケットをフロントに3つ配したクラシカルなハンタージャケットですが、どことなく気品が漂うのは、きっと素材とサイジングのせい。タテ糸に極細のポリエステル・ハイマルチフィラメント、ヨコ糸にポリステル×コットンを使用した超高密度クロスを使用しているから、しなやかで軽やか。ガバッと羽織れるリラックスしたサイジングからは、大人の余裕すら感じます。フードを収納したスタンドネックや太幅の比翼も、ギアウェア好きにはたまらないディテール。〈キャプテンサンシャイン〉は、こうしたマンテイスト溢れるアイテムを上品にアレンジするのが本当にお上手。ヴィンテージのデニムパンツから上質トラウザーズまで、合わせるパンツを選ばないのもうれしいですね。
¥90,200

キャプテンサンシャイン
kaptainsunshine.com

Columbia PFG × HOUYHNHNM FISHING CLUB

コロンビア PFG × フイナム フィッシング クラブのフィッシングウェア

自信作です。

好きが高じて実現した〈コロンビア PFG〉と「フイナム フィッシング クラブ」のコラボも、今回で2回目。その使い勝手やアイテムごとの詳細などは、特集記事に詳しいので、そちらをご覧いただくとして、ここではそのほかのこだわりを3つほど紹介します。まず1つ目は重ね着。今回は、同色のベストとアノラックの重ね着提案をどうしてもやりたかった。このコンバインした様がギア感あってかっこいいかなって。2つ目は展開色。釣り着ではあるものの普段使いを前提としているので、あえてダークトーンのみを採用しています。アウトドアウェアらしい発色のよい色はあえて避けました。3つ目は軽さと薄さ。特にフィッシングベストは野外フェスでも重宝すると思ったので、夏でも快適に着られるように薄い生地を選んで裏地にメッシュをあしらっています。とまあこだわり満載の自信作。釣り人はもちろん、釣りをしない人もきっと満足していただけるかと!
ベスト ¥22,000、アノラック ¥29,700、パンツ ¥17,600、ハット ¥7,260、バッグ ¥7,150

コロンビアスポーツウェアジャパン
0120-193-803
columbiasports.co.jp

BOW WOW × HERB RITTS

バウワウ × ハーブ・リッツのコラボシリーズ

未来のヴィンテージ。

思えば、写真や写真家に興味を持ったのは古着がきっかけでした。ブルース・ウェーバーやリチャード・アヴェドンは言わずもがなだし、アメリカに憧れるようになってからは、ウィリアム・エグルストンやスティーブン・ショアあたりの写真集を買い漁った。ここで取り上げるハーブ・リッツもそう。ヴィンテージのフォトTをディグってきたなかで出会いました。被写体の力強いフォルムに、強烈に惹かれたのです。今回の〈バウワウ〉のコラボ作は、ハーブ・リッツのファンと謳うデザイナーが厳選したフォトを、スウェットやロンTに落とし込んだもの。加えて、〈バウワウ〉お得意のヴィンテージ加工をあしらうことで、当時モノさながらのオーラを纏っています。さらに着込んでいけば、もっと良い雰囲気になりそう。きっと10年、20年先には、このアイテムもヴィンテージピースとして評価されているんじゃないかな。
©️Herb Ritts Foundation.Licensed by Artester、New York.
スウェット ¥31,900、ロンT ¥14,300、キャップ ¥13,200

C30
03-6384-5811
c30-bowwow.com

山本博史

東京マラソン

ぼくが出るわけではないのだけど、なにかと賑わうこのタイミング。ととけんでもなにかやろうかな。東京マラソンに限らず、レースに参加した人へのお得な特典でも。乞うご期待。

milestone

マイルストーンのアクティブ インサレーション

あらゆるシーンで使えます。

2月とは思えないほど暖かい日が続いたかと思えば、あっという間に真冬の寒さに逆戻り。さらには連日、雨まで降り出しす始末。こうも天気が安定しないと、何を着ようか、悩ましい日々が続きます。そこで紹介するのが、日本が誇るヘッドランプメーカー〈マイルストーン〉の「クラウド フーディー」です。メインの素材には軽量かつ通気性、保温性に優れたポーラテックアルファを合わせ、腹部や袖、手首といった冷えやすい箇所にはグリッドフリースを配置。スピーディーな通気を可能にするダブルジップ仕様にバラクラバ型のフード、サムホールやウォッチウインドウなど、あると便利な機能が的確にパッケージング。それでいて街にもなじむカジュアルなルックスもぼく好み。まさにあらゆるシーン、天候で使えるアクティブインサレーション。これは使い勝手良さそうです。
¥19,800

milestone
milestone81.com

UNWASTED

アンウェイステッドのグローブ

長時間着けっぱなし。

冬のランニングで着脱が多いアイテムの1つがグローブです。走り出しは寒いから、動き出すと暑いから、休憩すると寒いから(煙草も吸うし)。なにかと着けたり外したりしちゃいます。とはいえ、それも煩わしい。そんなストレスを解消してくれそうなのが、60年以上の歴史を誇るファクトリーメーカー〈ハンズオングリップ〉のショップ「アンウェイステッド」のオリジナルグローブです。ベースはハーフフィンガータイプとなり、収納式のフードを搭載。甲部分の素材は吸汗速乾性を備えているため、フードの有無で温度調整を可能にしてくれます。また、掌側には肌なじみが良く、グリップ力に優れた素材を合わせ、長時間の着用でも快適そのもの。それでいて色の組み合わせは、どれもスタイリッシュ。むしろ、どの色を選ぶべきかが悩ましいところです。
¥4,950

アンウェイステッド
unwasted.stores.jp

RYOGEN

リョウゲンの半袖シェル、ショーツ

今シーズンから始動するニューカマー。

ランニングをカルチャーとして捉える要因の1つに、インディペンデントなランニングブランドの存在があります。かつての裏原宿を彷彿させるように、個人で立ち上げたブランドがシーンをリードする存在として局地的に人気を博しています。そんななか2024年春夏から新たにスタートするのが、こちらの〈リョウゲン〉です。ブランド名の由来は「燎原之火」という四文字熟語。若干、仰々しい印象は受けるものの、ファーストコレクションのラインナップは見応え充分。なかでも個人的に気になったのが、こちらの2品。意表をついた半袖タイプのシェルは、ゆったりボックスシルエットに超耐久撥水素材を採用。一方のショーツでは、素材には軽量で通気性に優れた東レのドットエアを採用。足さばきの良いシルエットを追求しながら、ウールのようなグレンチェック柄をプリントするなど、ファッションと機能を絶妙にハイブリッドさせたアプローチは実に新鮮。今後の動向も含め、注目しておきたいブランドです。
(左)¥15,400 (右)¥17,600

RYOGEN
Instagram:@ryogen.jp

ALTRA

アルトラのトレイルランニングシューズ

山でこそ自然な走りを。

ナチュラルモーションのシューズが好きといいながら、そのオーソリティとも言える〈アルトラ〉はほとんど履いたことありませんでした。強いて言えば、かつて量販店でセール価格で購入した超軽量ロードシューズ「ヴァニッシュ」を履き潰したくらい。せっかくならトレイルでも〈アルトラ〉ならではの走行性を味わいたいと思い、チョイスしたのが3月に発売される「ティンプ 5」です。ミッドソールには優れたクッション性と確かな反発性を備えたオリジナルフォームを合わせ、前作よりも30g以上の軽量化を実現。足が自然に収まる独自の足形やゼロドロップ構造に加え、今作よりアウトソールにはヴィブラム メガグリップを採用。圧倒的なグリップ力で、あらゆる路面を快適に駆け抜けることができます。個人的には未体験の山の〈アルトラ〉を、このシューズから味わってみようかなと。
¥22,000

ALTRA
altrafootwear.jp

村松諒

雨のち晴れ。

とあるブランドのビジュアル撮影でアメリカ西海岸に行ってきました。連日の雨予報で、やきもきさせられましたが、最後は太陽を味方につけることができました。詳しくは編集部のブログをご覧ください。

MASTER&Co.

マスター&コーのバケットハット

マイ・スタンダード。

いまぼくのファッションに欠かせないモノといえば、こちらの帽子です。昨年の夏に手に入れてから、週3くらいの感じで被っています。実はもともと同じ型の黒を狙っていたのですが、ちょうど品切れ中でこのカモ柄にスライドしたというわけです。カモ柄ってクセがあるし、クローゼットの服たちと仲良くできるかな…なんて一瞬躊躇したけど、買ってみたら大正解。スルリスルリとあらゆるカジュアルスタイルに馴染んじゃう。朝、時間のないときは、パパッと着替えて、これを被ってセット完了です。でもそのうち、こいつとお別れするときもくるのかしら。いまは関係性が深すぎて、それはまだまだ先の話になりそうです。
¥7,480

マッハ55リミテッド
03-5846-9535
mach55.com

WOOLRICH OUTDOOR LABEL

ウールリッチ アウトドアレーベルのジャケット

現代に蘇る名作。

昨年12月、東京・代官山にできた〈ウールリッチ〉の新店を取材しました。木材をふんだんに使った空間は広々としていて気持ちよく、カジュアルだけど落ち着いた雰囲気になっています。内装を手掛けたのは家具職人としても知られる「モーブレーワークス」の鰤岡力也さん。ここに限らずどの店もつくったひとのこだわりがあると思うのですが、鰤岡さんの視点は興味深く、刺さるポイントがいくつもありました。詳しくはこちらの特集をご覧ください。で、ここでピックアップしたのは、新店にも並ぶ〈ウールリッチ アウトドアレーベル〉のサファリジャケットです。ヴィンテージのものを参考にしたという一着で、この大人な表情に惹かれて手に取りました。その秘密は生地にあり、経糸にはスーパー100ウールを、緯糸には異なる番手のリネン糸を使うことで、古着にはない上品なものに仕上がっています。スラックスに合わせて、さらっと着こなせば、サマになること間違いありません。
¥70,400

ウールリッチ アウトドアレーベル
woolrich.jp
Instagram:@woolrich.outdoorlabel

ITTI

イッチの財布とカードケース

小さくてもすごいやつ。

愛用する財布がくたびれてきたので買い替えを検討中です。現在使っているのは収納力に優れた長財布なのですが、持ち運ぶときに嵩張るのが玉にきず。サコッシュ派のぼくとしては財布が小さいに越したことはないけど、やっぱり収納力はほしい…。そんなわがままに応えてくれるのが、「詰め込む」を裏テーマにした〈イッチ〉の一品です。見た目はどこにでもありそうな二つ折りのタイプ。でも、開いてみるとお札は20枚ほど入り、小銭入れも大きめ。カードは10枚入るというから驚きで、2枚ずつ各段のホルダーに挿せるようになっているんです。一緒に持ちたいのが、一枚革をノンステッチで折り紙のように畳んでつくったカードケース。こちらは片側に20枚ずつ、計40枚の名刺が入ります。ちなみに財布もカードケースも「イセタンメンズ」の限定色で、ドイツの「ペリンガー」社製の「シュランケンカーフ」を使っています。これはデザインよし、機能よしの理想的な品々です。
財布 ¥27,500、カードケース ¥14,300

伊勢丹新宿店
03-3352-1111
www.mistore.jp/shopping/men

Paraboot

パラブーツのローファー

即戦力。

普段履く靴はシフトが決まっています。〈コンバース〉は晴れの日に、〈アークテリクス〉は雨の日に、〈ニューバランス〉は休みの日にって具合に。いつからこの布陣にしたのか覚えてないけど、冠婚葬祭とか靴に穴が空くとかイレギュラーなことがない限り、控え選手のスクランブル登板はありません。特に不満があるわけではないけど、大黒柱の〈コンバース〉の消耗が激しいので、近々このローテーションを見直す必要があるように感じています。そこで狙っているのは〈パラブーツ〉のローファー「CORAUX RAID」。デッキシューズをベースにした一足で、厚さのあるラグソールを合わせているから水に強くて、スニーカーのようなカジュアルさを備えているところが◎。中でもこのブラウンカラーのタイプがぼくの好みです。加わればファッションに厚みが出ることは間違いなく、春夏のいい戦力になってくれそうです。
¥48,400

パラブーツ 青山店
03-5766-6688
paraboot.shop

鈴木悠介

コーダ。

耳が聞こえない、もしくは聞こえづらい親を持つ聞こえる子どものことを“コーダ(CODA=Children od Deaf Adults)”というのですが、年末にNHKでやっていたドラマとNetflixにあるハリウッド映画を観るまで、不勉強でまったく知りませんでした。まだまだ知識&理解不足なので、色々と調べてみたいなと思います。

stacks bookstore × 2896

スタックス ブックストア × 2896のスウェット&パーカ

コラボの背景にあるもの。

昨年末に「スタックス ブックストア」を手がけるマルさんこと、山下丸郎さんのご自宅に取材でお邪魔したとき、目にしたあるブックカバー(残念ながらドロップ…)。そこには東京ヤクルトスワローズのマスコットとして知られるつば九郎とは、ちょっと様子の違うつば九郎が。聞くと「スタックス ブックストア」と東京ヤクルトスワローズのマスコットである2896のコラボのサンプルで、ほかにもトートバッグにスウェット、パーカなどがリリースされるとか。デザインを手がけるのは、大の東京ヤクルトスワローズファンとして知られるSECT UNOさんと、ポップな中に毒のある世界観で魅了するWACK WACKさんのおふたり。積み上げた本をつば九郎が持つデザインは、まさにスタックスそのものです。発売は「スタックス ブックストア」が移転する3月ごろでしょうか? プロダクトそのものだけでなく、大の東京ヤクルトスワローズファンにこういう仕事をオファーするのが、“与えられた分、与える方へ”ってあのラッパーがRAPするように、編集者としてのマルさんのスタンスが窺えてグッときました。
スウェット ¥17,600、パーカ ¥19,800

スタックス ブックストア
Instagram:@stacks_bookstore
stacksbookstore.com/

ISSUGI

イスギのDVD『366247 RELEASE LIVE @WWW X』

やっぱりライブとパーティで。

たぶん人生で1番多く観ているライブとDJは、ISSUGI=16FLIPな気がします。はじめて目にしたのは、おそらく中野の「ヘヴィーシック」。いつ遊びにお邪魔しても、楽しかった記憶しかありません。 そんなISSUGIさんが2022年7月にリリースした9thアルバム『366247』は、Scratch Niceさんをメインプロデューサーに迎え、全国12都市を回るツアーも開催。こちらのDVDは、2022年11月2日に「WWW X」で行われたライブが収録されています。“退けられたクラブが俺らの主戦場『82dogs feat.ISSUGI』”とRAPするように、コロナ禍でなかなかライブやパーティができなかった上で目にする、ステージ上のISSUGIさんにScratch Niceさん、客演で登場したラッパーの方々に、PAブースでライターを掲げるタクマさん(DJ 49)の姿がとても印象的でした。リリース後にSUMMITの増田さんとレンさんによる『SUMMITimes』に、ISSUGIさんが出演された回も最高すぎる話ばかりだったし、ぜひ音源やDVDをチェックしてライブやパーティへ遊びに行ってみてください。
¥2,750

イスギ
Instagram:@dogear_gram 7tree.shop/

SATOSHI OGAWA

小川哲の本『君が手にするはずだった黄金について』

初・小川哲さん。

2024年は週に1冊は本を読もうと思い、2月末時点ではなんとか継続中。そう思ったのは短編集『君が手にするはずだった黄金について』がきっかけです。出版されたのは2023年10月。小川哲さんの本をそれまで読んだことはなく、朝日新聞のブックサイトである好書好日の記事を目にし、“承認欲求ってよくわからない”というインタビューのタイトルとインタビュー内容がとても腑に落ちて、翌日本屋へ。その時はほかの本を読んでいたので、とりあえず本棚へ積んでおき、年明けの1冊目に読みはじめました。まずびっくりしたのが、収録されている6編のすべての主人公が、小説家の小川哲ということ。エッセイではなく小説で自分自身を描くという、その設定から引きこまれずにいられません。短編集の内容は読んでいただくのが1番だと思いますが、個人的には昔ある人に“同じ物事を見ていても、どの角度から見てるかが大事だから”と言われたことをすごく思いだしました。なにが企画や生活のヒントになるか分からないし、なるべく本を読んでおきたいなと再認識させてくれた1冊です。
¥1,760

新潮社
shinchosha.co.jp/special/ogon/

COVAN

コバンのアルバム『nayba』

2024年のナンバーワン筆頭。

チェーンの数や高級車のトピックスばかりのHIP HOPには興味が湧かず、自分の思考とトレンドが乖離していってるなと思っていた中で、1月24日にリリースされたCOVANさんの『nayba』。12月に先行シングルでリリースされた『U Gotta Love It prod.SCRATCH NICE』の“数字のない場所に行きたいと感じている 同時に目に見える価値を欲している”や、『da loose feat.Mr PUG prod.AIWA STONE』でのPUGさんの“資本主義に取り憑かれた歌詞の中に生きる為の学びはない”など、アルバムタイトルが示すように日々を働いて街で遊ぶ人にとって道徳の教科書のような作品です。全12曲のビートもヤバすぎで、インストも聴いてみたい。「恵比寿バチカ」での40分に及ぶリリースライブは本当にかっこよかったし、ライブ後にRyo Kobayakawaさんを筆頭にD.R.C.の面々とバーカン前でショットをやりまくっている光景は、いままで目にしてきたかっこいいB BOYの方々そのものでした。今週末は福岡の「キースフラック」でのリリースライブが控えているので、お近くの方はぜひ足を運んで楽しんでください。
¥2,750
※配信もあり

コバン
Instagram:@southside_covan

脇山修平

ハピバ。

先日、またひとつ歳を重ねました。いつだったか、作家の川上未映子さんが死に近づくのになぜ誕生日を祝うのかみたいなことを言ってたのを毎年思い出します。同じ誕生日の人は、安藤サクラさん、元巨人の斎藤雅樹さん、オノ・ヨーコさん、ジョン・トラボルタさん、ジャック・バウアーさん、ロベルト・バッジョさんです!

MIZUNO FOR MARGARET HOWELL

ミズノ フォー マーガレット・ハウエルのシェル

テクニカルライン、スタート。

ブランドの協業って、どうしてこうも魅力的なのでしょうか。改めてそう思ったのが、〈マーガレット・ハウエル〉と〈ミズノ〉の取り組みです。2017年秋冬にスタートした両者の取り組みですが、今期から新たにテクニカルラインとして展開していきます。小中と野球をやっていたので、〈ミズノ〉はとても親近感を覚えるブランドなのですが、その分だけファッションとして着るのはどうなんだろう…という勝手な思い込みが以前はありました。そんなイメージを持っている人も、〈マーガレット・ハウエル〉はサラっと塗り替えてくれます。現代的でモダンな暮らしの中のスポーツウェアとして、今後いろいろなアイテムを出してくれることでしょう。ゴアテックスを使用したシェルでまずはスタートしてみては。
各¥85,800

マーガレット・ハウエル
margarethowell.jp

HIROYUKI TAKENOUCHI

竹之内祐幸のキャップ

写真ってすごい。

つい買ってしまうアイテムって、誰にでもあると思います。Tシャツとか、靴下とか、スニーカーとか。自分にとって、それはキャップ。これは、写真家の竹之内さんが数箇所で開催していた展示のうち、東麻布のギャラリー「PGI」に立ち寄った際にマーチャンダイズを記念購入しました。竹之内さんの写真は、フィルムではできないデジタルならではのシャープな表現で、グッと引き込まれるものがあります。会場には、自然風景を望遠レンズで切り取った縦写真で並んでいて、自分がその中にいるような、すごく遠くからひとりでポツンと眺めているような、揺らぎのある不思議な感覚を味わいました。そして、緑〜青の色味がすごく心地よい。その時の展示タイトルで、キャップに刺繍されている『WARP AND WOOF』という同名の写真集もあるので、そちらを見かけた際はぜひ。写真集もよかったですが、展示で見る大きな作品は格別でした。
¥4,950

竹之内祐幸
htakenouchi.base.shop

KIJIMA TAKAYUKI × YLÈVE

キジマ タカユキ × イレーヴのハット

大人なカジュアルハット。

気づくと毎シーズンのように帽子が増えている気がするのですが、そのほとんどがキャップ。少しは違うタイプも増やそうと、たまにハット系も試しています。恒例となっている〈イレーヴ〉の〈キジマ タカユキ〉別注で見つけたのは、〈イレーヴ〉が今期のキー素材としてウェアにも使用している、縦横共にオーガニックの甘撚り超長綿を使用した高密度チノクロスに、極薄のラバーコーティングを施した記事を使用したハット。そこに、ワックスコードとレザーストッパーの味付けでいい塩梅のラフさをプラスしています。大げさにならない程度の薄いコーティングによるパリッとしたハリ感と、カジュアルなアレンジ。このバランスがちょうどよく、上品だけど服装を選ばず、気軽に被れる気がしています。
¥19,800

イレーヴ
yleve.jp

BRING

ブリングのメリノロンT

やっぱりメリノ。

寒いような、暑いような、やっぱり寒いような。あっという間に2月も終わるなんとも言えないこの季節、厚手のダウンを仕舞おうかと考えています。アクティビティの時だけでなく、こういう季節にも役立つのがメリノウールのTシャツのよさだと思っているのですが、そんなタイミングでアンダーウェアなどを展開している「ワンダーウエア(WUNDERWEAR)」のロンTが新しくなったと〈ブリング〉からお知らせが。メリノウール70%、再生ポリエステル30%という混紡率に変更はないようですが、20gの軽量化やフィット感の調整が行われたようです。そして何よりも嬉しいのが、以前よりも毛玉のできにくい仕様になったこと。メリノウール好きは試しに1着どうぞ。
各¥14,300

ブリング
bring.org

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