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コレオグラファーYUMEKIが履いて踊って知るラコステ。
A choreographer meets LACOSTE

コレオグラファーYUMEKIが履いて踊って知るラコステ。

ひと昔前までは “裏方” のイメージが強かったコレオグラファー(=振付師)。ここ最近アーティストと肩を並べる存在といえるほど注目を集めているのが、今回ご登場いただくYUMEKIさんです。日本のファッションメディアに出演するのが初という彼が着用するのは〈ラコステ(LACOSTE)〉のスニーカー。ベーシックなコート系からハイブリッドなアクティブモデルまであるラインナップを、YUMEKIさんがプロのダンサーとしての目線で語ってくれました。

  • Photo & Video_Keisuke Kitamura
  • Styling_Taichi Sumura
  • Hair&Make up_Taro Yoshida(W)
  • Edit & Film Direction_Masaya Umiyama
  • Text_Reiko Matsushita
  • Edit_Ryo Muramatsu

Interview with YUMEKI 自分に合う1足が必ず見つかると思う。

ーYUMEKIさんの初〈ラコステ〉はスニーカーなんだそうですね。

YUMEKI: 小さいころから馴染みのあるブランドですが、正直ダンスとの接点はあまり無い印象でした。でも最近SNSなどでダンサーが着ているのを目にする機会が増えて、自分のいる業界と馴染み深いんだなと感じていたところです。

ー今回、新作スニーカーを4足履いて踊ってもらいました。1足目は「L003 Evo」です。

YUMEKI: クッション性が絶妙でした。柔らかいけど柔らかすぎず、足に負担がかかりにくいのがいいですね。この職業ってスニーカーにすごくこだわるんです。硬すぎると衝撃がダイレクトに伝わって足を痛めてしまうし、逆に柔らかすぎると足首を持っていかれたり動きを止めるときにグニャッとなることもあるので。これはちょうどいいバランスを押さえているので、ダンスシューズかなと思ったほど。こんなに踊りやすいのは新発見でした。

L003 Evo
厚みのあるソールが目を引くモデル。ワントーンでまとめつつもリップストップナイロンやシンセティックレザー、スエードなどを組み合わせ、奥行きのある表情を生み出す。ヒール部分のワニのロゴがさり気ないアクセントに。¥17,050(ラコステお客様センター)

ーダンサーならではの視点ですね。デザインはいかがですか?

YUMEKI: 持っている靴はほぼ白か黒の二択なんです。なのでオールブラックは安心しますね。あとぼくは私服とダンスで靴を使い分けず、どちらのシーンでも使うタイプなので合わせやすいデザインなのがありがたいです。

あと個人的にこのアウターがすごく好きでした。カジュアルすぎず、それでいて動きやすくて。その下にウエスタンシャツを合わせるのも新鮮でした。〈ラコステ〉さんはスポーツブランドのイメージが強かったのですが、こういうファッションの面が強いウエアも出されているんですね。

ーYUMEKIさんがファッションで大事にしていることやこだわりも伺いたいです。

YUMEKI: これが正しいなどのルールに囚われず、ごくシンプルに「自分に合うかどうか」を一番大切にしています。センスがいいなと思う方はみなさんご自身のフィジカルや体のラインのことをよく理解していて、それに合う服を選んでいるんですよね。ぼくは自分の体のラインがちゃんと見える服が好きなので、タイトめでちょっと変わったムーブにも対応できる生地のものを選びます。特に振り付けのときは自分の脳内で想像している動きって、体のラインがちゃんと見える服じゃないと伝わりきらないと思うんです。靴と同じで服もオンオフで使い分けないので、普段の服でもオーバーサイズなシルエットはあまり着ないですね。

ー2足目の「LINESET」はいかがでしたか?

YUMEKI: こちらは男女問わずどの世代の方にも合うデザインですし、ファッションも選ばないから、デイリー使いにぴったりですね。シンプルだから出かけるときに悩まず履けるのがいいなと。サイドのワニのロゴがアクセントになるし、履き口のまわりだけ色が違うのも気に入っています。足首部分にクッションが入っているので長時間歩いても疲れにくそうです。

あとコーディネートが新鮮でした。ハーフパンツは普段全然取り入れないんですが、久しぶりに穿いてみたらやっぱり踊りやすいですね(笑)。子どもっぽくなると思って苦手意識がありましたが、こうやってセットアップっぽく合わせて、なかをニットやシャツできちんとにすればいいんですね。

LINESET
クラシックなコート系のテンションとバッシュのフォルムをMIXした、ヴィンテージ感のあるデザイン。履き口のまわりの色の切り替えやサイドのワニのロゴを囲むようなステッチ使いが特徴の「ABC-MART」限定モデル。¥14,850(ラコステお客様センター)

ー最近はSNSなどでご自身がコレオされた楽曲をアーティストさんと一緒に踊ることも多いと思いますが、服選びに悩みそうですね。

YUMEKI: ああいうときのコーディネートは、この曲だったらこの服がいいなとか踊りやすいなっていうように直感で選んでいます。特にアーティストさんの衣装に合わせるとかもしていなくて。ダンスするひとは誰しもファッションへのこだわりが強いと思いますし、踊るときに着る服を選ぶのも楽しみのひとつです。

ーこの春はどういうファッションが気になりますか?

YUMEKI: いままではシンプルなモノトーンが好きでした。変な話、絶対安全じゃないですか(笑)。でも最近はピンクとか、これまで挑戦してこなかった色を着てみるのもいいなと思っています。新しい自分に出会えそうだし、発見もあると思うし。デザインやテクスチャーでも新しいものに挑戦してみたいです。

ー3足目の「L003 2K24」はいかがでしたか?

YUMEKI: 今日のラインナップで一番好きでした! こういうちょっと近未来的なデザインに引かれます。履き心地でいうと、かかとの方にクッションがしっかり入っているのがよかった。かかとが薄いと踊っているときに衝撃がダイレクトに伝わって足を痛めるし、滑りやすいんですよ。

ダンサーは着てる服や履いてる靴によって気持ちが変わるし、パフォーマンスにも影響が出るんですよ。好きなスニーカーだと本当にテンションが上がります。

L003 2K24
ファッションとスポーツを融合させたアクティブスニーカー。メッシュやパネル、スエードを複雑に組み合わせることでモードな表情も備えた。丸ひもをあしらうことで、まろやかな印象も。¥20,900(ラコステお客様センター)

ーちょうどピンクに挑戦したいと仰っていましたが、カラーのレイヤードはいかがでしたか?

YUMEKI: 濃い色が似合うと言われることが多く、水色のパステルカラーのセットアップ自体が冒険でした。でも薄いグレーや白にも見えるような絶妙なカラーなので、取り入れやすかったです。中にビビッドな色を重ねるのも新鮮でしたし。あとこのセットアップは、着たときにまるで布団に入ったかのような心地よさがありました。

ー最後の「LINESHOT」はいかがでしたか?

YUMEKI: 見た目からの予想に反して、すごくしっかりとクッションが入っていました! がっしりしているので、足先を柔らかく使う動きよりは重心を安定させるスポーツに向いていると思います。しっかり足をホールドしてくれるテクスチャーが好きなダンサーも多いんです。

デザインもいいですよね。シンプルだけどよく見るとグレーとクリーム、ホワイトの配色になっているのと、少しぽってりしたフォルムもかわいい。ソールの色がヴィンテージっぽいのもポイントですね。

LINESHOT
〈ラコステ〉のDNAを体現した90年代のアーカイブをベースに、ヒールグリップやベンチレーションエアシステムなど現代の技術を搭載したプレミアムモデル。パッド入りのメッシュをあしらった履き口もポイント。¥18,150(ラコステお客様センター)

ーグリーンのコーディネートもお似合いでした。

YUMEKI: カラーのセットアップは普段あまり着ないのですが、案外グリーンって馴染みやすい色なんですね。着てみて驚きました。モノトーン派でも挑戦しやすい色だと思います。このスタイルでたくさん踊ったのですが、上下ともにストレッチ性があってすごく動きやすかったです。ダボっとしすぎず体のラインがちゃんと出るところもぼく好みですね。

ー日本でのファッションシュートははじめてだったそうですが、いかがでしたか?

YUMEKI: ひとつのブランドさんの服を1日でこんなにたくさん着る機会はほぼないので、とても楽しかったです。スポーツの面からもファッションの面からも考えてものづくりをされているのが分かったので、ぼくみたいな仕事用と私服を分けないタイプのダンサーにはとてもありがたいですね。お財布的にも(笑)。〈ラコステ〉さんの店に行けば、自分に合う動きやすい1足が必ず見つかると思います。

INFORMATION

ラコステお客様センター

電話:0120-37-0202
オフィシャルサイト
※商品のクレジットにリンクの無いものはすべて4月以降順次入荷予定

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