オールドスクールをフレッシュな感覚で。
―懐かしい感覚がないから、80年代と90年代を新鮮に感じるわけですね。
文四郎: そうかもしれないです。レコードとかカセットで音楽を聴くのが好きですし。
―『エニグマ』は90年代のスケシューを代表するモデルのひとつで、“KING OF SKATE SHOES”とも評されていたんですよ。
文四郎: 古着屋で見たことあります。これもレトロなのに新しく感じますね、いまのスニーカーでは見かけないデザインが。自分にとって新鮮なんだけど、知っているひとからすると懐かしいっていう、認識のズレもおもしろいと思います。
―ショーツとハイソックスのクラシックな装いに『エニグマ』を合わせてくれました。
文四郎: やっぱりオールドスクールな格好で履きたくて。
―そういえば、スケボーもやっているそうですね。
文四郎: 友達と一緒にちょっとだけ。せっかく滑っているなら、なにか形に残したいねって話していたんです。
―例えば?
文四郎: スケートビデオ。自分たちはバンドもやっているから、スケートビデオを撮るといっても音楽から作りたいんですよ。それならスケボーが下手でも、ホームビデオみたいでおもしろく仕上がるんじゃないかなって。スケボーだけじゃなくて、みんなでワチャついているところとかも撮ってみるつもり。
―ZINE感覚というか、ハンドメイド感がおもしろそう。
文四郎: 昔のあんまりスケボーしていないスケートビデオが好きなので、そういう感じで撮ってみたいです。映像も興味があるから、いろいろと挑戦していきたいですね。
