自分たちの魅力を瞬間的に伝えるにはどうしたらいいか。
ー今年は8月から全国ツアーもスタートするということで、”soft soul, prickly eyes” というテーマにはどんな気持ちが込められているんですか?
塩塚: 柔らかい魂を持っていたんだけど、いろいろなことがあって目がトゲトゲになっちゃった。そんなイメージでタイトルをつけました。今年の後半はもっとゆっくりとライブをしたいなって思ってて。演出とかもいろいろ考えているんですけど、とにかく自分たちが頑張りすぎなくてもいいようにしたいというか。自由な気持ちで臨めた、7月に行ったリキッドルームのライブのようなテンションで自分たちの素の状態で回れたらいいなって思ってます。
ーアジアツアーも回って、『Burning』もつくって、ちょっとのびのびしたいと。
塩塚: そうですね。4月に横浜アリーナでライブをしたんですけど、振り返ってみるとそこまでの道のりが大変だったなと思って。それで今年はもう自分たちのためにやりたいことをやろうっていう気持ちになって。もちろんやるべきことはしっかりとやるんですけど、自分たちのことを見つめ直しながら、ベストな状態を見極めようっていうツアーですね。それが終わったら、また来年がんばっちゃうと思うんですけど。


ー今後の活動で、どうやって成長していこうとしているか、具体的に考えていることがあれば最後に教えてください。
塩塚: アウェイの状態でも攻めのライブができるようになりたいですね。たとえばフェスとかで私たちのことを知らないお客さんが多いときに、どういう風にステージに立ったら圧倒的なライブができるんだろうって。そういうことを最近すごく考えます。もっとライブを研究したいですね。
ーホームは自分たちのお客さんがたくさんいる状態だけど、そうじゃないときはどんな気持ちでステージに立つんですか?
塩塚: つまらなそうにしているひとがいたら、そのひとを音楽でニコってさせたい。そんな気持ちでやりますね。でも、お客さんのテンションがわからないときもあるんです。そういうときはすごく焦りますね、みんなそんなテンションじゃないかもって(笑)。
河西: 自分たちの魅力を瞬間的に伝えるにはどうしたらいいかなって思うよね。アウェイだと、どうしても表面的な部分が際立ってしまうから。これからもライブが続くので、もっと進化させられたらいいなぁ。

塩塚: そういうときのセットリストってはじめてのお客さんを意識して組むことが多いけど、もっといろいろやってもいいかもしれないって最近思うようになりましたね。
河西: 7月に行ったリキッドルームのライブもはじめてのひと多いかもって思いながらあのライブをしたけど、みんな楽しんでくれたもんね。なのでそういうテンションでこれからもライブができるといいなって思いますね。