秋へいざなう服と、秋ならではのスタイル。


秋になるとソワソワするのはなぜでしょう。昼夜の寒暖差が激しくなり、すこしずつ、でも確実に気温が下がってゆく季節。そうした気候の移り変わりと、ひとの気持ちは似ています。秋は心に変化をもたらす季節です。
気候が変われば、着るものが変わり、それによって所作にも変化が生まれます。夏であればパンツのポケットに入れていた財布やスマホも、いまはアウターのポケットへと居場所が移り、気づけばかばんもエコバッグからタフなものに持ち替えているのです。
〈エル・エル・ビーン〉ならばボート・アンド・トート。誕生から今年で80周年を迎えるこのアイテムも、秋冬のアウターと合わせたくなりませんか?


たとえば「ビーンズ・フィールド・コート、インサレーテッド」は、クラシックな佇まいがボート・アンド・トートにフィットします。1924年に生まれたハンティング用のジャケットをアップデートした1着。ポケットがたくさんあって、それがデザインのアクセントにもなっています。
スウェードライクな気持ちのいい肌触りの生地は、ポリエステル、ナイロン、そしてコットンを織り交ぜた特殊な糸で織った「スプリット・タフタ」を採用。中綿には東レが開発した「3DeFX」が入っているから暖かい上に、驚くほど軽いのも特徴です。見た目は重厚感があるけれど、着てみると、圧倒的な着心地のよさに思わず足取りが軽快になります。


今年で生誕100周年を迎えるオリジナル・フィールドコート。「L.L.Bean Japan Edition」からは、通常の丈(ウィメンズモデルはショート丈)とロング丈の2種類がラインナップしています。
100年の時間が生み出す進化って本当にすごい。そして自分たちのルーツを大事にして、ハンティング由来のデザインはほとんど変化がないところもリスペクト。この1着に温故知新がギュッと詰まっています。



そんな服を「L.L.Bean Japan Edition」でコーディネートすると、やっぱり楽しい着こなしが生まれます。日本人に合わせて考えられたフィッティングだから、あえてサイズアップしても大きすぎる印象はなく、シティにダボっと着られる。サイズのレンジで遊ぶ楽しさもあるわけです。
シルエットで個性を出す一方で、柄入りのニットでスタイリングに表情を与えるのもユニーク。ナイロン、ダウン、フリース、それにチノにデニムなどなど、バラエティ豊かな素材が集まっているのもアウトドアブランドならではの魅力です。


着用者のキャラクターに合わせて、さまざまな要素を組み合わせる楽しみがファッションにはあります。「ホールデン・ダウン・ベスト」は、そうしたファッションの醍醐味をダイナミックに味わえるアイテム。ボリュームがあってアウター然としながらも、袖のないつくりが着こなしの幅を広げます。
90年代に生産されていた「ウィンディ・リッジ・ジャケット」を彷彿とさせる大きな腰ポケットもアクセント。素材は撥水加工が施され、ソフトな風合いが特徴の「マイクロ・ナイロン・リップストップ」を使用。数あるダウンの中でも高い品質を誇る「ホワイト・グース・ダウン」を採用しているところにも、こだわりを感じます。少量でもしっかりと膨らみがあるから、軽くて、暖かくて、パッカブルでコンパクトに収納できて持ち運びも便利。とにかく優秀なんです。



時代が変われば着方も変わるし、着方が変わればデザインも変わる。だけど、そうした変化ってけっこう些細なものだったりします。それが蓄積した結果、トレンドのビッグウェーブがやってくるのです。
「L.L.Bean Japan Edition」は、大きな波を捉えるよりも、人々の小さな気持ちの変化に敏感です。だからこそ、いまの暮らしに合わせた気の利いたアップデートがされている。たとえば〈エル・エル・ビーン〉の定番である「ウォームアップ・ジャケット」も、袖と裾のリブをなくし、すっきりとした見た目の着やすいデザインに生まれ変わっています。

「ラヴェル・マイクロフリース・ラインド・ジャケット」と呼ばれるこのアイテムは、裾はスピンドルで軽やかにシルエットを調整可能。生地は形状記憶性がある「メモリアル・ポリエステル・タフタ」を使用し、手で簡単にシワが取れる優れもの。もちろん内側にはフリースが配されていますが、絶妙な色味にこだわり、その配色のコントラストによって〈エル・エル・ビーン〉らしさを表現しています。シルエットは90年代を彷彿とさせるものに。つくり手のひとたちが、しっかりとストリートに目を向けているのがわかります。



デザインの細やかな気配りは、服が生み出すオーラと深く関わり合っています。アウトドアやミリタリーウェアが生み出す機能美がそうであるように、周到に考えられたデザインは服に美しさをもたらし、それが着用者に高揚感を与えるのです。
だけど、いまはなんでもある時代。だからこそ、新しいものを生み出すときは勇気がいります。過去の名作に手を加える「L.L.Bean Japan Edition」とて、その作業は決してラクなものではなかったはず。

袖を通してはっきりとわかる機能性の高さと快適な着心地、そしてツボをついたアレンジによる使い勝手の良さ。それはひとえに着用者の気持ちを汲み取ったデザインによるものです。「これを着てどこへ行こう?」。そんな気持ちが浮かぶところまで、ひょっとすればデザインされているのかもしれません。


魅力的な服が生み出す力は偉大です。秋のソワソワした気持ちも、気づけば落ち着きを取り戻しているはず。部屋のドアを開いて、いつもの場所へと繰り出しましょう。「L.L.Bean Japan Edition」と一緒に。


CREDIT

写真左から順に、ソロン・フリース・プルオーバー ¥19,800、ユニオン・タートルネック ¥8,140、ウィンスロップ・スウェットパンツ ¥14,300、ビーン・ブーツ 8インチ ¥41,800/ラヴェル・マイクロフリース・ラインド・ジャケット ¥28,600、ダブル・エル・ポロシャツ 長袖 カタディン・ロゴ ¥8,800、シャミー・クロス・シャツ プラッド ¥13,200、リンクルフリー・ダブル・エル・チノ クラシック・フィット ¥9,900、エル・エル・ビーン・デラックス・ブック・パック 37L ¥11,000、シューズ スタイリスト私物/ビーンズ・ロング・フィールド・コート インサレーテッド ¥39,600、ウェイン・セーター・バーズアイ ¥19,800、ソロン・フリース・パンツ ¥15,400、ボート・アンド・トート オープン・トップ(M) ¥11,000、シューズ スタイリスト私物/ウール・ボール・キャップ ¥4,950、ラヴェル・マイクロフリース・ラインド・ベスト ¥24,200、ポーテージ・フルジップ・フード・スウェットシャツ ¥13,200、ビーンズ・ビンテージ・ソフト・ニット・ヘンリー ¥13,200、ソロン・フリース・パンツ ¥15,400、シューズ スタイリスト私物/ビーンズ・フィールド・コート インサレーテッド ¥35,200、ウェイン・セーター・バーズアイ ¥19,800、デクスター・コンフォート・ウエスト・ジーンズ ¥17,600、ソリッド・ボート・アンド・トート(Mini) ¥8,250、アラガッシュ・ハンドソーン・チャカ・ブーツ ¥27,500/カタディン・ポム・ハット ¥4,400、ホールデン・ダウン・ベスト ¥30,800、ウィンスロップ・クルーネック・スウェットシャツ ¥14,300、ソロン・フリース・パンツ ¥15,400、ビーン・ブーツ キャンバス ラバー・モック ¥27,500

ビーンズ・フィールド・コート インサレーテッド ¥35,200、その他クレジットは上記に記載

ビーンズ・ロング・フィールド・コート インサレーテッド ¥39,600、その他クレジットは上記に記載

メイン・コースト・クロケット・ボート・アンド・トート ¥16,500