不安定な世界に生きる中で、明るい未来を感じた。

工場内を一通り見たデーヴィッドさん。改めて、感じたことを聞いてみると、こんな言葉が返ってきました。
「すごく勉強になりました。今回は繊維にフォーカスしましたが、タンパク質はいろんなものに応用できるというのが興味深かったですね」


「人工肉もそうだし、レザーのような素材や、フィルム状のもの、あとは樹脂状になっているものまで見ることができた。すごく未来を感じましたね」

「ブリュード・プロテイン™ファイバー」がアパレルの分野以外にも浸透することによって、そのインパクトはより一層大きなものになります。そのための研究も「スパイバー」では行われているとのこと。果たして未来はどうなるのでしょうか?
「いまの世界って予測不可能なことが多い。世界のどこかで何かが起こって、コットンやウールの供給ができなくなってしまうことも考えられます。だから準備することってすごく大事だと思うんです。そうした意味でも『ブリュード・プロテイン™ファイバー』が果たす役割は大きい。工場を見学させてもらって、未来への不安が少し取り除かれました。明るい未来を感じましたね」
ナイロンやポリエステルを使用することの多いファッションブランドにとってもそれは同じ。新たな選択肢として「ブリュード・プロテイン™」がさらに普及するようになれば、また違った未来が見えてきます。

〈ウールリッチ アウトドアレーベル〉も、こうした技術との邂逅によって生まれてくるアイデアがきっとあるはずです。
「いまはいろんな技術が生まれていますが、人間がそれを上手に使いこなせていません。例えば、メールやチャットが当たり前になって、連絡手段が効率化されているけど、本当に伝えたいことや、会話の温度は伝わらないですよね。だから最先端の技術に頼りすぎず、一歩引いたところからそれを使うことが求められます。そういう意味で〈ウールリッチ アウトドアレーベル〉と『ブリュード・プロテイン™ファイバー』の相性はすごくいいと思う。最新の技術でトラッドなものをつくるのがおもしろい。自然環境にもいいし、すごくユニークな取り組みだと思います」