「ゴアテックス = 洗ってはいけない」という誤解。
― お気に入りのゴアテックス スニーカーをできるだけ長持ちさせるには、日々のケアが大事だと思います。平井さん、ゴアテックス スニーカーの正しいケア方法を教えていただけますか?

平井: 基本的なケア方法は、一般的なスニーカーと同じと考えて大丈夫です。日頃のケアで大事なのは、汚れをこまめに落とすこと。そして時折、スニーカー用などシューズに応じた洗剤で洗ってください。内部のゴアテックス ファブリクスを傷つける可能性のある小石などの異物を取り除くことや、洗うときに硬いブラシの使用を避けることも大切です。
Yoppi: お気に入りのスニーカーを長持ちさせるには、継続的にケアを行うことが大切。それはゴアテックスに限らず、スニーカー全般にいえますね。
平井: まさに。ケアの大切さがわかる具体例をお見せしましょう。

平井: 〈ナイキ〉のゴアテックス スニーカー「エア マックス SNDR GORE-TEX」に水をかけてみました。左はきちんとケアを行ったもの。アッパーの表面が水を弾いているのがわかりますよね。
seidai: はい。水滴が見えます。
平井: 右は汚れがついたまましばらく放置した状態です。アッパーに水が染みてしまっています。ゴアテックス ファブリクスで守られているので中に水は入りませんが、アッパーが水を吸って重くなるだけじゃなく、見栄えも悪いですね。この状態が続くとアッパーの素材が水を吸い上げて足を濡らしてしまうこともあります。
seidai: ホントだ。全然違いますね。
平井: ゴアテックス スニーカーは水を吸い上げにくい素材を厳選してつくられているので、新品の状態では撥水性があります。着用によりアッパーが汚れたり摩耗してくると撥水性は低下してくるので、定期的に洗ってアッパーを綺麗にして、撥水スプレーを使用ことをおすすめします。

Yoppi: スニーカーもアパレルも「ゴアテックス プロダクトって洗っちゃダメなんでしょ?」と考えている人もいますが、違うんですよね。
平井: よくそういう話を聞きますが、誤解です。むしろ逆で、洗ったほうが長持ちしますよ。ゴアテックス プロダクトは耐久性が高く、長持ちするよう設計されています。また、PFASフリーの取り組みを推し進めるなど、環境に配慮したモノづくりをおこなっている点にもご注目いただきたいですね。
seidai: そうなんですね。今日は知らないことばかりで勉強になりました。

Yoppi: 私も今日、平井さんのお話を聞いて、ゴアテックス スニーカーの魅力をもっとお客様に伝えていかなきゃ! と改めて思いました。
平井: ブランドを横断してゴアテックス スニーカーの魅力を提案できるのは「アトモス」さんならでは。今後も様々な取り組みをともにしながら、ゴアテックス スニーカーの魅力を広めていけると嬉しいです。
Yoppi: その思いは私たちも同じです。「アトモス」では、ゴアテックス スニーカーの魅力を体感できるポップアップを再び開催します。会場は「アトモス 新宿店」。会期は2月28日から3月9日まで。ゴアテックス スニーカーを既に愛用している人はもちろん、まだ履いたことがない人も、ぜひ会場に足を運んでいただき、お気に入りの一足を見つけていただきたいですね。