もっともっとフィッシャー仲間を増やしたい。

兄弟で魚を釣り上げ、ふたりともご満悦の様子。「やっぱり釣りは楽しい」と口を揃えます。
「心の満足度がめちゃくちゃ高いアクティビティだと思います。釣りをはじめてからずっと頭の中に魚がいて『今度はあの魚を釣ろう』って常に考えているので」(友大郎)
「本当にそうだよね。それに釣りをやってたから仲よくなれたひとたちもいっぱいいて。年配のひとたちや、海外のひとたちとも一緒に楽しい会話ができるのも釣りのお陰ですね」(渓亮)
最後、杉坂ブラザーズの今後の目標について尋ねると、こんな答えが返ってきました。
「ぼくらはフライフィッシングをメジャーにするために、初心者のひとたちでも親しみやすいフィールドづくりをしているんです。せっかくはじめたのに、1年くらいして辞めちゃうひともいるんですよ。やっぱり釣りが楽しいのって、釣れる体験があってこそなので。そういう場所をつくるために漁協にかけあったり、うちは魚の養殖場も運営しているので、寄付をしたりもしています」(渓亮)
「あとはアウトドアのイベントでビール屋として出店しながら、その売上の一部を川に還元するための資金にして魚を放流したりもしています。ぼくらがいまやりたいことって、そういう釣り場を全国につくって、もっともっとフィッシャー仲間を増やすこと。そしてゆくゆくはぼくらの子どもとか、孫の世代にも釣りの文化を残したい。それを目標にがんばってます」(友大郎)