ブランドストーンは体の一部。

最初に訪れたのは、タイ南部に位置する島・プーケット。羽田からはバンコク経由で8時間半ほど。バンコクからなら、飛行機で約1時間半の距離にあります。
島の西海岸には、パトンビーチを筆頭に、カタ、カロン、スリンなど20以上の美しいビーチが点在していて、ビーチマッサージをしてくれる場所も少なくないです。波音を聞きながらのマッサージは、申し訳なくなるくらいに最高。それも、びっくりするくらい安い価格で。

山も海もあるプーケットで最初の滞在先として選んだ旧市街は、空港からクルマで1時間ほど。中国・ポルトガル建築の影響を受けた「シノ・ポルトギース様式」の歴史的建造物が残り、独特の景観を形成しています。
このオールドタウンは、飲食店やショップが集中するエリア。取材班が朝食を食べにまず訪れたのは、朝から昼過ぎまでしか営業していない「O Cha Rot」です。


優しいお出汁に、口当たりの軽いビーフボールと麺。ミシュランにも掲載されているこのお店、めちゃくちゃおいしい。ここぞとばかりに、朝から汁なし麺もおかわりしちゃいます。
タイのご飯すべてに言えることだけど、量が多すぎないのがいいんです。特にアメリカに慣れている人は「食い切れるかな」と不安になるものだけど、やはり同じアジアの国、胃袋の具合も心得てくれています。




朝の旧市街は見どころがたくさん。映画も上映している「Bookhemian」というカフェ兼ブックストアでタイのスペシャルティコーヒーを飲んだり、採れたての野菜や魚介類が道の両脇を埋め尽くすマーケットを見たり。そういえば、「オーリアン」と呼ばれる昔ながらのアイスコーヒーも飲んだっけ。
眺めているだけでも楽しいし、公共交通機関に乗って街を移動すれば、地元の人たちの暮らしがよくわかる。マーケット探索はほどほどにして、次に向かった先は、3日間に渡って開催された「EDC」という野外音楽フェスです。


手前の脇山が履いているのはブラックの「オールテレイン ローカット」で、奥にいる木村の履くブーツは「クラシックス」のブラック。前者はビブラムと共同開発したソールを採用するなど、つくりに少し違いがある。
会場となったのは「Boat Avenue Lakefront」という、砂埃が舞う巨大な敷地。ステージはいくつもあって距離を歩かなければいけないし、途中には小雨も降ったりしていたけど、取材チームには〈ブランドストーン〉がついていてくれたから、問題なしです。
〈ブランドストーン〉のアッパーはしっかりした革のため、手で持つと、たしかにスニーカーなどに比べて重たいです。ただ、フェスで1日中履いていたとしても重さはまったく気にならないし、クッショニングもしっかりしているから疲れません。そして、やっぱり土がデコボコしたオフロードにも最適でした。


フェスで出会ったレラさんは、〈ブランドストーン〉のブーツを履いて世界を飛び回っている。ライター木村と色違いの「クラシックス」のウォールナットを着用。
冒頭に「旅人にも愛される」と書いていたけど、それはフェス会場でたまたま出会った旅人のレラさんのこと。世界を旅している途中で、昨年のアフリカ縦断旅も〈ブランドストーン〉と一緒だったと言います。
「去年の8月に買ってから、お世辞ではなく、ほぼ毎日履いてるかも。アフリカはいろんな場所があるし季節によって雨季があったりするけど、〈ブランドストーン〉なら天気がどうであれ気にならないですからね。ヨルダンのペトラ遺跡に行ったときも、1日で16キロくらい歩いたんですけど〈ブランドストーン〉で行きました。スニーカーより疲れないかもと思ってます。もう、体の一部です(笑)」(レラ)


プーケットを発つ直前に立ち寄ったビーチ。とにかくきれいで最高だった。
MEMO②:「お金見せて詐欺」が流行中。
バンコクの中心地でGrabのクルマを探していると、「ヘイ、ガイズ!」と呼び止められた。振り向くと、そこにはカップルの姿。「俺たちはドバイから来たんだけど、今度新婚旅行で日本に行くから、紙幣を見せ合わない?」。さすがに怪しすぎたので引っかからなかったけど、大使館からも注意喚起がなされています。やり取りをしている間に現金やクレジットカードを抜き取られるそう。比較的治安がいいバンコクだけど、ここは海外。注意を怠らないように。