不思議なオーラをまといながらも、自分が表現したいことは妥協せずにとことん突き詰めるイクミさん。そんな彼女がデザインしたニットキャップを使って、お手本となるスタイルを披露してもらった。ブランドの世界観を見事に体現した着こなしは、オリジナリティーを求められるいまのファッションシーンにおいて、唯一無ニの光を放っている。
override × IKUMI

イクミ / ikumi
モデルとしてキャリアをスタートし、2015年に自身の名前を冠したブランド〈イクミ〉をスタート。「ちょっと個性的なストリートモード」をコンセプトに、既存の枠にとらわれない斬新なデザインを提案している。2017年春には、水曜日のカンパネラのライブ衣装と演出も担当している。
頭で描いた世界が具体化する喜びは、なにものにもかえがたい。

〈イクミ〉はどんなブランドなのか教えてください。
服はどんなラインナップがあるんですか?

デザインをするときは、どんなところからインスピレーションを獲得していますか?
服をつくる上で、ゆずれないポイントやこだわりはありますか?

デザイナーとして、喜びを感じるときはどんなときですか?
今回の帽子はどんなことをイメージしてデザインしたんですか?

角の部分が動物の耳みたいになるのがかわいいですね。
普段帽子はかぶるんですか?
帽子が主役になるんですね。

今回のコラボアイテムもニット素材ですね。
帽子の両サイドからボンボン付きのストラップが垂れているのも特徴的です。

いちばんこだわったのはどんな部分ですか?
Style of ikumi.





「ゆるめを意識してつくった帽子なので、合わせる服も同じようにタイトじゃないものを選びました。自分でスタイリングしておきながら、コーディネートを説明しづらいんですが…(笑)、言葉では表現できないようなこういう変なバランスの着こなしが私は好きなんです。あっ! でも、全体をブラックで揃えているところがポイントかな。それによってまとまりを出しています」
サイズ感にこだわった渾身のニットキャップ。

override × IKUMI KNIT CAP ¥8,300+TAX
ざっくりとした表情のニットでつくられたストラップ付きの帽子は、かつてスキー場でみかけたようなノスタルジックなシルエットが特徴のアイテム。帽子の角がゆるく垂れるようにサイズ感にこだわってデザインされている。色はホワイトとブラックの2色展開。杢のように、白と黒を混ぜて表現された色合いがニットの豊かな表情を引き立て、アイテムに深みを与えている。
クリハラ プレスルーム
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