
ファッションやカルチャーを中心に、ポートレートからライブ写真、スナップなどを手がける。これまでにzineや写真集『SURELY』、4人バンドGateballersとのインド旅を撮影したドキュメンタリーブック『Walkabout』を手がけるなど音楽業界との交流も活発。 www.instagram.com/izwyuki
都市向けの渋谷店と、
登山向けの新宿店。
自然は大好きだけど、実際にはまだ登山はしたことがないという写真家の相澤さん。実は登山に挑戦してみたかったそうで、山用の服やグッズを揃えるために〈マムート〉の新宿店へ...。とその前に、街着としても使えるようにアレンジされた〈マムート〉を求めて、渋谷店へとやってきました。

MAMMUT 渋谷
住所:東京都渋谷区神宮前6-20-10
RAYARD MIYASHITA PARK 南街区3階
営業時間:11:00~21:00

〈マムート〉のルーツを表現するかのように、エクストリームな登山にも使える本格ラインのアイテムが展示されている。しかし、その姿はどこかアーバンアウトドアのようにも映る。
渋谷のミヤシタパーク内の「MAMMUT 渋谷」へ。実はこのお店は、ブランド初の都市生活者に向けたコンセプトショップなのです。都市生活自体をアクティビティの1つとして位置付けし、「Urban」に「Mountaineering」を付けた造語「Urbaneering」をコンセプトに設定。登山などのアクティビティを想定して研究開発してきた技術をベースに、都市生活者の生活をより快適にするアイテムが揃います。

ここで選ぶのは、相澤さんの仕事やプライベートで使えそうな機能と、街のファッションスタイルにもしっかりとなじむデザインのもの。

相澤さんの今日の私服は、ロンTの上に半袖を重ね着、ボトムスはデニムにスニーカー。
ショップのスタッフにも相談し、普段の服との組み合わせを想像しながら試着していきます。今回、相澤さんが狙いを定めたのは、シェルジャケット、ダウンジャケット、シューズの3種。
いい意味で裏切られた
マムートのイメージとは。


スタッフが、山か街のどちらで使うシューズかを確認し、それに合わせてつま先の遊びやフィット感を相澤さんと一緒に確かめていきます。
シューズは、登山でも街でも使えるローカットシューズをチョイス。「今まで雨用のシューズは、ゴム引きくらいしか持ってなくて、防水シューズは使ったことがない」という相澤さんは、このゴアテックス®仕様のシューズが使える雨の日がちょっと待ち遠しいとのことです。

最終的に選ばなかったのものの、バリエーション豊かなバッグコレクションもチェックしました。渋谷店では、登山バッグの技術を活用して生まれた、日常使いできるバッグが幅広くラインナップ。
改めて、〈マムート〉というブランドの印象を聞いてみました。
「スイス発の登山向けブランドというイメージで、自分には分不相応だと思っていました。けれど、街着に落とし込まれていて、自分の生活の中でも違和感のないアイテムがたくさんありました。カーキやブラックといった落ち着いた色もあって、何にでも合わせられると感じました」

デザインについては、「元々ロゴがでかでかと見える服は苦手。その点、都市生活者向けをうたっているだけあって、渋谷店にあったのは、いい意味で〈マムート〉というブランドを主張しすぎていないロゴものばかりなのがよかったです」とのこと。
相澤さんが選んだ
都市生活でも使える高機能アイテム。

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01
ダウンジャケット
<Seon IN Cardigan AF Men ¥28,050 in TAX>ファスナータイプのダウンカーディガンで、伸縮性と撥水性に優れた素材を使用。リバーシブルにもなっているので気分によって使い分けられます。
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02
シェルジャケット
<Ayako Pro HS Hooded Jacket AF Men ¥47,300 in TAX>2レイヤーのGORE-TEX®ならではの防水・防風性を備える。脇下のジップベンチレーションで、蒸れもなく、さらっとした風合いを楽しめます。
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03
シューズ
<Ducan Low GTX® Men ¥25,300 in TAX>サポート精度、グリップ力、歩き心地に注力した、GORE-TEX®のハイキングシューズ。解剖学に基づいた靴型を採用し、快適に。
カラフルなアイテム中心の新宿店。

MAMMUT STORE 新宿
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目33番6号
フロントプレイス南新宿1F
営業時間:12:00~20:00
※コロナ禍のため、短縮営業中。
都市生活者向けのアイテム中心の渋谷店に対して、〈マムート〉の真骨頂である登山用のアイテムが各種揃うのが新宿店。
今度、初めて山に作品を撮りに行く(その模様はこのシリーズ企画でお届け予定)相澤さんが、登山ビギナーにちょうどいい服やギアを選びます。カラーリングやデザインに注意すれば、もちろん山だけでなく、街でも使えるものばかり。

渋谷店に比べて、一目でカラフルなのがわかる。
本格的な高度登山に耐えうる、マムートの技術の粋が集まった服が、アイキャッチ的にディスプレイされている。マムートらしいオレンジが映える。

山の知識と経験豊富なスタッフのアドバイスをもとに、各種揃えていきます。たとえばどんな山を、いつ登るかによって、持って行く防寒アイテムも変えるのがいいようで、寒いときはしっかりとした厚手を、比較的そうでもないときは脱ぎ着ができる薄めのものをいくつか重ね着します。頭を使って、行く場所や状況に応じて、装備を変えるというのもアウトドアアクティビティの醍醐味なのです。

バッグは肩と腰で支えるのが正しい背負い方というアドバイスに従い、まずは腰のベルトを合わせ、その後でショルダーベルトの長さ等を調整していくという手順。
店内でちょっと試すだけでもわかる
その高機能。
今回は、山行中もけっこう汗をかきますよというアドバイスをもらい、渋谷店で購入したシェルジャケットを活かしたベースレイヤリングを採り入れます。ソフトな着心地で、透湿性に優れた服を肌の上に重ねていくという着方です。

ローカットからミッドカット、ハイカットまで登山用シューズはバリエーション豊か。


店内に設置されたゴツゴツした岩場コーナーでは、登山靴のはき心地やグリップ力をより山に近い環境下で試すことができます。相澤さんは、渋谷で購入したローカットシューズが問題ないか、岩の上を歩き、その快適なはき心地に確信を持ちました。

ストレッチのきいたパンツを試します。相澤さんは普段はなんてことないデニムなど太めのパンツを履くことが多いそうですが、登山用パンツのこのストレッチ具合は未体験ゾーンだったとのこと。

登山用の服は、ご覧のとおりカラフルなものが多い。

寒い山の上でかじかんでカメラがうまく扱えないなんてことがないように、グローブもゲット。
さて、改めて登山へ向けての準備を振り返ってもらいました。
「ジャケットもそうではあるんですが、パンツの動きやすさにびっくりしました。膝の上げ下げの動きも想像以上にスムーズ。僕は動きやすい服が好きなんですが、“動きやすい服=大きい服”みたいな考えで、オーバーサイズを着ていたんです。でもこのパンツはそれとはちがうベクトルで動きやすいと感じました」
では、初登山へ向けての意気込みは?
「山に行けるのがすごく楽しみです。今日着ても服やグッズの機能性が感じられたんですが、平地とはちがう状況に飛び込むことで、さらに服の機能性や使い方に気づけそうな気がしています」

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01
ソフトシェルジャケット
<GRANITE SO Hooded Jacket AF Men ¥18,700 in TAX>撥水性と通気性を併せ持ち、山から街まで幅広く使えるジャケット。ストレッチ性が高く、さまざまなアクティビティにおける動きを妨げない。
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02
ハーフジップスエット
<Performance Thermal Zip Longsleeve AF Men ¥10,450 in TAX>優れた放湿性、速乾性、抗菌機能を備えたミッドレイヤーなので、いつもさらりとしていて不快な臭いを防ぎます。肌の上に直接着ることもできます。
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03
パンツ
<Yadkin SO Pants AF Men ¥18,700 in TAX>優れたストレッチ性と暖かさが魅力のソフトシェル素材のパンツ。表地はDWR加工により、水に強く、すっきりとしたシルエットはきれいかつ、動きやすい。
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04
グローブ
<Shelter Glove ¥10,450 in TAX>GORE WINDSTOPPER®によって、防風性と通気性を両立したグローブ。折り返し式の指先は、カメラやタブレットの操作に便利。
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05
バックパック
<Lithium Zip 25 ¥19,800 in TAX>超軽量素材なので重量570gと軽く、トレイルランニングからハイキング、マルチピッチクライミングまであらゆるシーンで活躍するバックパック。ブラックを選べばシティユースとしても。