アウトドアウェアなら、雨風から体を守れて動きやすいように。白衣なら、清潔さを保ちやすく患者を安心させる色に。消防服なら、防火性能はマストで必要。このように、あらゆる職業やフィールドにはそれに見合った服があります。
では、映像を撮る現場には、どんな服が最適か。この問いに答えたのが〈ゲンバ(GENBA)〉です。
ブランドのはじまりは「撮影現場に最適な服がない」という理由から。実際にそこで働くひとにしか分からない「これがあったら」が〈ゲンバ〉の服には詰め込まれています。
Photo_GENBA
例えば、撮影の現場では映り込みを極力なくすために黒の服であることが暗黙のドレスコード。長時間着ても快適であることやイージーケアであることも必要不可欠。そして、クリエイティブな現場だからこそ、ルックスのよさも重要です。それらを兼ね備える〈ゲンバ〉の服は昨年リリース後に完売。第二弾が今年5月にリリースされました。
今回はセットアップやTシャツといった定番に加え、「撮影終わりのひととき」をコンセプトにした、カラータイプとモノクロタイプのアロハシャツやショーツも仲間入り。仕事終わりの時間まで、〈ゲンバ〉は一緒にいてくれます。
それでは、撮影現場に最適化された服は、他の現場ではどうなのか? ここでは理容と木工の業種で確かめてみました。
まずは、東京・幡ヶ谷にある理容室「ハブ(HUB)」の店長・長岡智博さんの場合。彼の一日は決まって自転車からはじまります。系列店の「ブルーラグ」で組んだ自慢の一台で、自宅から職場まで約10分。
〈ゲンバ〉のパンツはドローコードで裾を絞れるのでチェーンに巻き込まれる心配がなく、防風性も高いため自転車やバイクに最適です。
また、カメラを常に持ち歩いているという長岡さんには、〈ゲンバ〉のショルダーバッグがちょうどいいそう。サコッシュやウエストポーチよりひと回り大きく、内部の仕切りも豊富です。
店に入ればシャンプー台でかがみ込み、ハサミを握ったり、染髪したり。袖を捲ることも日常茶飯事ですが、〈ゲンバ〉のジャケットは袖のリブがしっかりしているのでズレ落ちる心配がありません。
さらに、コットンなどの素材は切った髪が服に刺さってしまいますが、〈ゲンバ〉のセットアップはコットンナイロンの65/35クロス。
生地の目が詰まっているため、手で払うだけですぐに落ちてくれます。服を気にしなくていいということは、仕事に集中できるということです。
確かに現場用の服ではありますが、ストリートにもよくなじむ設計です。シルエットはほどよくワイドで、主張は少なめ。クリエイティブ集団がつくったことも頷けます。
自転車で来て、ハサミを握って、夜は友達と飯を食いに行く。朝から夜まで、どんなシーンでも〈ゲンバ〉の服があればよし!
続いて紹介する建材屋「ティンバークルー(TIMBER CREW)」の作業場は、さらにハードな環境です。ペンキを塗ればいたるところに飛び散り、サンダーをかけるたびに粉塵が舞います。そういう場所では「服は消耗品」と割り切るひとも多いですが、〈ティンバークルー〉の面々はいつもみんな、カッコいい。着るものが仕事に及ぼす影響は、クリエイティブな現場ではより大きいのかもしれません。
〈ゲンバ〉のセットアップを〈ティンバークルー〉の現場に持ち込むと、その機能をすぐに実感できました。ジャケットもパンツもゆったりしたつくりになっているからどんな姿勢でも服が邪魔をせず、汚れすらさまになります。洗濯機で丸洗いできるのも、当然現場としては嬉しい。「作業着に見えないのもいいですね。こういう服だと着ていてテンションも上がりますから」とは勤続3年目の徳田拓郎さん。
キャップは、木工の現場では特に大切で、粉塵や木くず、染料が頭や顔にかかるのを防いでくれます。加えて〈ゲンバ〉のそれは、作業着でも私服であっても邪魔をしないデザインなので、一日中被っていられる。後ろの “CREW” の刺繍もいいアクセントに。
身幅たっぷりのコットンTシャツは肉厚で、使うほどに味の出るタイプです。頑張った証がゆっくり刻まれていくでしょう。
動きやすく、見た目にもよく、汚れや環境を気にせず仕事に集中できる。そんな服を求めていたのは、撮影スタッフだけじゃありませんでした。
いい道具が仕事を助けるように、いい服も現場を助ける。
〈ゲンバ〉を、すべての頑張るひとたちに。
Photo_Takuroh Toyama
Text_Keisuke Kimura

