王道ブランドの定番品はやっぱりいい。定番と言われるだけあって歴史があるし、信頼できるスペックもあって、何歳になっても飽きない。でもこれはちょっと天邪鬼なひとに向けた連載企画。あのブランドの、実は知られていない、けどグッとくるものを紹介します。第26回目は〈ポーター〉のマイナーグッド。
Photo_Arata Suzuki
Styling_So Matsukawa
Text&Edit_Yuri Sudo
ホテルや駅、空港などでお客の荷物を運ぶ職業をポーターと言う。日夜、あらゆるカバンを持つため、ポーターはカバンの良さを知る者だとも言われています。
バッグブランド〈ポーター〉の由来はまさにそんなところで、大定番は間違いなく「タンカー」シリーズ。そしてボンディング素材によって引き出されるセージグリーンやブラックも、象徴的なカラーとして覚えられているでしょう。
そんな〈ポーター〉で見つけたマイナーグッドは、「PORTER CRAG」シリーズ。製品染めを施したカジュアルなシリーズで、繊維産業が盛んな岡山県倉敷で染色しています。
染色方法も独特。生地はナイロンとコットンの混紡糸を高密度に織り上げたオリジナルのバックサテン生地で、「二浴染め」を用いています。異素材の糸を染めるために2種類の染液に連続して浸す方法で、より深みのある色合いがでます。また、染色後の乾燥工程のおかげで、ハリがある独特な質感に仕上がります。
説明はほどほどに。バッグのラインナップはモデル数9型×カラー4色とかなり豊富。そのなかでも気になったのはまずオリーブのメッセンジャーバッグMサイズです。
無骨な雰囲気とは裏腹に、機能が満載。おもて面には荷物の量に応じて調節が可能なフラップ、さらに内側には5つの仕切りポケットがあり、外側にもあおりポケットがいくつも。収納力は申し分ありません。上部にハンドルが付いているので、ショルダーだけではなく手持ちも可能。
もっと荷物が多いひとには、ボストンバッグLサイズがおすすめ。こちらも手持ちとショルダー使いが可能で、ポケットも内側に仕切りポケット3つと吊りポケット、外付けポケットもあり充実しています。2泊3日くらいであれば旅行にだって行けそうです。
赤だと存在感があって使うのに勇気がいりますが、ニュアンスのあるワインレッドなら品もあって臆せず使えます。
トートバッグ ¥55,000
POTR CHEEKY BOY ¥2,530(※PORTER STORE限定)
日常使いするならA4サイズが収まるトートバッグを。長めのハンドルなので肩掛けでも手持ちでも使えて、上記2つ同様に収納力も抜群。細かく設計されたポケットのおかげで、小物をバッグの中で無くさずに済みそうです。
コヨーテカラーはアウトドアな雰囲気がありますが、デザインのギミックによって都会的な印象。ブランドおなじみのキャラクター「ポーターくん」のボーイスカウト時代を描いたキーホルダーも合わせてどうぞ。
冒頭の話に戻りますが、このバッグをポーターが手にしたらきっと思うでしょう。「見た目に反して軽い!」と。ポーターもびっくりな「CRAG」シリーズ。店頭でお試しください。
ロケ地メモ:中目黒にある自転車屋「SCREAMIN’ WHEELS」の一角。店内は部品や商品に囲まれて、体感は5畳ほど。

