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連載【RUNNING THINGS】Vol.2 新鋭インニコンが描く、スピリチュアルでギアラホリックな世界。

Traceless Windbreaker ¥45,000
Breathing Fleece Hoodie PrimaLoft® Active ¥34,000
Halftone Shorts ¥23,000
※その他は参考商品

競技やスポーツという枠を超えて、カルチャーとして醸成されつつある近年のランニングシーン。グローバルなスポーツメーカーのみならず、新世代のランニングブランドも台頭するなかで、悩ましいのがギア選び。『RUNNING THINGS』では、フイナム編集部でありながらファッションに見向きもしないでカルチャーとしてのランニングにどっぷりとハマってしまった、わたくし山本の独断と偏見で、世界各国の気になるブランドの、気になるギアをご紹介していきます。

  • Photo_Yohei Miyamoto
  • Edit_Hiroshi Yamamoto

スピリチュアルな世界は、正直言うと苦手な方です。胡散臭いとまでは言わないけれど、ヨガや瞑想、呼吸法を通して、心を健やかに…なんて言われると、どこか小っ恥ずかしい気分になってしまうんです。というのも、ぼくの場合はただ走るだけで同等の効果を得られている実感があるから。つまり、目をつむり、ゆっくりと深い呼吸を繰り返し、見知らぬポーズを照れながらとるよりも、走り出しちゃう方が手っ取り早くない? と思ってしまいます。

そんなぼくの苦手とするスピリチュアルに、正面から向き合って表現してきたランニングブランド及びプロジェクトが〈インニコン(INNICON)〉です。

スタートは2026年。生まれたてほやほや。不思議なブランド名の由来は、冒頭の「IN」は自分に向き合うこと、「NICON」とは禅語で今この瞬間を意味する「而今(にこん)」から拝借した造語なのだそう。「running is meditation.」をコンセプトとし、ローンチイベントでは石積みや瞑想などを体験しながら、ブランドの世界観を堪能できるコンセプチュアルなインスタレーション形式でコレクションを発表しました。

落ち着きのないぼくは、2つの体験をささっと済ませ、待望のファーストコレクションを拝見してみると、インスタレーションのコンセプチュアルな方向性とは趣きの異なる、男心をくすぐるギアホリックな世界が広がっていたんです。

近年注目のアクティブインサレーションの1つに挙げられるプリマロフト・アクティブエボルブを使ったミドルレイヤーでは、通気と保温のバランスを考慮した裏表の切り替えしや、時計も見られるサムホール、袖を腰に巻いて収納することを想定してハーフジップ仕様にするなど、思想や思考以上にフィールドレベルで機能するパフォーマンス性能が備わっていました。

未だ開発中という超軽量のウィンドジャケットでは、あえての止水ジップや表面のシーム処理など、ファッションとしての実験的なアプローチとプロダクトとしての完成度の狭間に、試行錯誤している過程が手に取るように見えてきます。

装うための美しさと、アクティブシーンで求められる機能性。その両方を追求しながら、「running is meditation.」という世界を、決してスピリチュアルに寄りすぎることなく、プロダクトとして表現する〈インニコン〉。唯一無二ともいえるそのスタンスから、これからどんなプロダクトが生まれてくるのか。取扱店舗の1つである「meanwhile」でチェックしてみてください。

INFORMATION

INNICON

インスタグラム

meanwhile
住所:東京都渋谷区渋谷1-1-16 若草ビルA館 4F
営業:12:00~19:00 (毎週水曜定休)

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