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ウエストオーバーオールズの夢がまた一つ。ラングラーとの禁断のコラボレーションアイテムがエディフィスから発売!

古着に対する幅広い知識と造詣の深さ、そしてデニムへの愛情をキャッチーに落とし込むことができる技術とセンスにて、いま多くのひとに支持されている〈ウエストオーバーオールズ(WESTOVERALLS)〉。

昨年末〈リー(Lee)〉とコラボレーションしたときに語っていた「3大デニムブランドとコラボレーションするという夢があるので、デニムのバックポケットにはステッチを入れていないんです」というお話。このエピソードからだけでもデニムへの並々ならぬ愛情が伝わるわけですが、〈リー〉に続いて早くも第二の矢が放たれます。

セレクトショップの「エディフィス(EDIFICE)」と手を組んで、今回は〈ラングラー(Wrangler)〉とのコラボレーションが実現しました。

コラボアイテム制作のベースになったという、〈ウエストオーバーオールズ〉のデザイナー大貫達正さんのヴィンテージアイテムのコレクションをご紹介頂きつつ、今回のコラボレーションの話を伺いました。まず大貫さんが〈ラングラー〉に持っているイメージについて。

「デニムブランドは基本すべて好きなのですが〈ラングラー〉は “スタイル” が一番かっこいいなと思っています。ロデオだったり、カウボーイといったウエスタンスタイルがしっかりと反映されているんです。いまでもテキサスに行くと現地の人たちは〈ラングラー〉を愛用していて、由緒正しいウエスタンウェアとして認知されている、という感じが伝わってくるんです」

大貫さんの〈ラングラー〉ヴィンテージコレクション。1950年代初頭のもの含め、希少なアイテムをピックアップして頂きました。ストライプ地への切り替えなど、〈ラングラー〉ならではのファッション的なアプローチにロマンを感じるのだとか。

「また、ファッション的なアプローチを一番最初に行ったデニムブランドだと思っています。有名な話ですが、〈ラングラー〉は1930~1940年代に西部劇の衣装デザイナーとして活躍したロデオ・ベンという人物にデザインを発注したんです。とにかくスタイルがカルチャー寄りで、アーティストやミュージシャンが着ているイメージへ繋ぐのがとても巧い印象があります」

歴史やアイテムの素晴らしさはもちろん、〈ラングラー〉のスタイルそのものに魅力を感じるという大貫さん。そんなイメージを昇華させた、気になるコラボデニムがこちら。

¥22,000+TAX

シルエットやディテールは〈ウエストオーバーオールズ〉仕様に。素材には〈ラングラー〉の12.5オンスのデニムが使用されています。バッグポケットには、念願が叶った証として、〈ラングラー〉のアイコンである「サイレントW」のステッチが刻み込まれました。

「〈ウエストオーバーオールズ〉で「STA-WEST’S」という新しいラインを立ち上げたんです。インディアンをイメージする矢じりやフリンジをモチーフに、ヴィンテージを彷彿させる素材やパーツを使ったり、色落ち加工にこだわったり。ざっくり話すとデニム好きのためにつくっているようなラインで、このコラボも「STA-WEST’S」からのアイテムとして発売されます」

では、どんなアイテムが着想源になったのでしょうか。先にご紹介したヴィンテージ品のほかにも、こんなアイテムが飛び出しました。

「これはヴィンテージではないのですが、〈ユーロラングラー〉がサイケデリック・アートの巨匠、ピーター・マックスとコラボしてつくったアイテムで、パリの「コレット」でポップアップをやっていたので買ってきました。クレイジーパターンや生地の使い方にヒントを得て〈ラングラー〉、「エディフィス」、〈ウエストオーバーオールズ〉の3社によるコラボだから、生地を切り替えるというアイデアが閃いたんです」

メインのボディ、ベルトループ部、ウォッチポケット部で異なる生地が使用されています。まだまだこだわりのポイントが。

「あと、基本的に〈ウエストオーバーオールズ〉のデニムすべてに言えることなのですが、巻き縫いという縫製の方法を取っています。これを最初にはじめたのも〈ラングラー〉だと言われているんです。それまでは労働者の動きに強度が耐えられなかったのですが、この手法を採用したことでタフなワークにも耐えられるようになったという歴史もあるんですね」

「表情を形づくる要素として、センタープレスをガッツリ入れたのもポイント。50年代からのヴィンテージデニムによく使用されているグリッパージッパーをジップに用いたり、細かいディテールワークを複数盛り込みました。あとは、『エディフィス』の顧客層とマッチするような上品な佇まいにすることも意識しています」

ヴィンテージの〈ラングラー〉に見られるエッセンスと、〈ウエストオーバーオールズ〉のキャッチーなルックスが融合した一本。これはデニム好きも唸る渾身の仕上がりです。

さらに、デニムだけでなくTシャツとキャップもコラボアイテムとしてラインナップしています。「STA-WEST’S」にちなんだ星のモチーフがあしらわれたポップなルックスに。

各¥6,500+TAX

各¥6,500+TAX

そして、このコラボレーションを記念して4月5日(金)には「EDIFICE TOKYO」にてイベントも開催されます! 渾身のラインナップを見られることに加えて、映画、ドラマ、CMなど多方面で活躍し、記憶に新しいところでは俳優陣が漫画『ワンピース』のメンバーに扮したあのCMの特殊メイクを手がけたAmazing JIRO氏による、コラボアイテムにちなんだライブペイントも行われるとか!

あらためて声を大にしてお伝えしておきたいのが、デニムブランド同士のコラボレーションの実現はとても難しいこと。高いハードルを乗り越えて完成したのが、この最高の産物だということなのです。大貫さんの深いデニム愛が手に取るように感じられるこだわりの一本となれば、デニム好きは見逃すわけにはいきませんね。

Interview_Ryo Komuta
Text_Rei Kawahara


WESTOVERALLS × Wrangler × EDIFICE コラボレーションイベント
開催:2019年4月5日(金)
時間:18:00~21:00
会場:EDIFICE TOKYO
住所:東京都渋谷区神宮前6-23-3
westoveralls.jp
edifice.baycrews.co.jp

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