本の魅力を伝えるべく、スノウ ショベリングの一団が盛岡へ。

テレビがあって、サブスクの配信サービスがあって、スマホやPCがあって……。こうも遊び方であったり時間の過ごし方が多様化していくと、本を手に取らなくなるのも頷けます。

だけど、紙に印刷された字や写真でしかもたらされない体験というのがあるのも事実。その体験をエンターテイメント性を交えて提案しているのが東京・駒沢の本屋「スノウ ショベリング（SNOW SHOVELING）」です。店主・中村さんの趣味趣向が色濃く反映された本棚はとにかくユニークで、癖になる。

本オタクの店主がキュレーターとなり、アメリカで買い付けてきたビジュアルブックや絵本、国内外の文学などをセレクトする「BOOKNERD」。

そんな「スノウ ショベリング」が、強力な仲間を引き連れて、岩手・盛岡にあるこれまた癖の強い本屋「BOOKNERD」でイベントを開催しています。内容は大きく分けて3つ。

まずは中村さんによるレコメン堂という企画。本を読まなくなった人も、なんとなく読む本が決まってしまっているマンネリな人も、中村さんがプロファイルし最適な本を勧めてくれます。料金は1,900円（税抜）で、当日受付も可能。

2つ目が国内外の良質なZINEを取り扱うオンラインストア「Magazine isn’t dead」のリアル出店。店主の高山さんがマニアック過ぎるzineの世界に誘ってくれるでしょう。

完成したジンタク。一筆も添えてくれる。所要時間30分。

そして3つ目がアーティスト・舞木和哉さんによるジンタク製作。魚拓ならぬ人拓です。大きな紙に参加者の輪郭をなぞり、それに肉付けし、実寸大の絵を描いてくれます（要予約。詳細はこちら）。

この一団は今後も日本各地へと出張するそうです。まずは盛岡。お近くの方はぜひ、新たな本の魅力と出会うため、足を運んでみてください。