英国が誇る老舗アウトドアメーカーの〈カリマー（karrimor）〉が新しい2つのレーベルを立ち上げました。その名も「ultimate（アルティメイト）」と「aspire(アスパイア)」です。
先日公開した特集記事で詳しくお伝えしたとおり、今年からヘッドオフィスを東京に移し、新しい試みに踏み込んだ創業70年越えのブランドが立ち上げた2つのレーベルとはいかなるものか。
山を楽しむ登山家に向けたトレッキングレーベル 「explorer(エクスプローラー)」とライフスタイル向けの「life (ライフ)」のすでにあるレーベル2つはどう異なるのか。
それぞれのポイントをピックしながらご紹介します。まずは「アルティメイト」について。
「アルティメイト」は、アルピニズムを引き継ぐブランドのアイデンティティを表現、牽引するレーベル。専門性を追求し、過酷な状況下でも耐えうるトップアルパインプロダクトを、国内外で活動するクライマーと協業して開発していくというのが特徴です。
第一弾となる2019年秋冬シーズンは、アイスクライミングをテーマに究極の装備を追求したアイテムがラインナップしました。レーベルが立ち上がった号令を合図に、いよいよ〈カリマー〉の超本気が見られる。といったところでしょうか。
続いてはもう一方のレーベル「アスパイア」について。
「aspire」は、〈カリマー〉にとって初となるファッションレーベル。“道具としての“実用性”と、一方で相反する “着こなしの美しさ” という2つの要素を繋ぎ合わせる、ブランド史上初のチャレンジングな試み。
デビューシーズンの今季は、“リュックサックを背負う姿の美しさと、快適な背負い心地、着心地” にこだわり、移動装備におけるファッション性が表現されました。過去十数シーズンにわたってブランドヴィジュアルを手がけてきたスタイリスト・山田陵太さんのクリエイティビティが爆発したルックを見れば、〈カリマー〉の本気度がここからも伺い知れるはず。
アウトドアシーンの行く末を見据えて、新たな舵を切った〈カリマー〉の動向から今後も目が離せません。オフィシャルサイトもリニューアルしているので併せてそちらもチェックしてください。
