毎シーズン、様々な分野の物事からインスピレーションを受け、咀嚼し、服に落とし込んでいる〈ヒューミス(HUMIS)〉。
今期のテーマは「RELATIVITY」。
理論物理学者であるアルベルト・アインシュタインに対するオマージュと、彼が生み出した相対性理論に基づく、進歩に伴う破壊を無くしていく研究、その二つを〈ヒューミス〉では「RELATIVITY」と名付けました。
相対性理論の1つである“E=mc²”のグラフィックが生み出すサイエンス的なテイストと、全体的に知性が薫るパンクスタイルは、ブランドがまたひとつ表現の幅を広げたことを、如実に現しています。
前にも書きましたが、あまりテーマらしいテーマを設けなくなったブランドが多い中、〈ヒューミス〉のようにまずはストーリーを構築してからクリエイションを始めるブランドは希少なのではないでしょうか。ムービーやランウェイなどの表現も向いているかもしれませんね。
Text_Ryo Komuta
HUMIS
humis.net