刻々と変化する東京で、5人の写真家は何を見つめているのか。ギャラリーzakuraで、嶌村吉祥丸らが撮りおろしたポラロイド展がはじまります。

毎時毎秒、すこしずつその形態を変えていく街・渋谷。

再開発によってその速度は早まるばかりです。〈ザクラ（zakura）〉は、渋谷は桜丘にひっそりとその根を張るギャラリー。アーティストの展示にとどまらず、ファッションブランドの展示会やワークショップなど、発信したいひとびとに広く開かれた場として機能しています。

元はフォトコンセプトショップというだけあって、写真を生業としている人びととの繋がりが深いそう。9月7日（月）より始まる展示は、まさに同ギャラリーの手腕がひしひしと感じられる内容になっています。

東京を拠点に、近年比類ない活躍ぶりを見せるアーティスト5名にフォーカス。メンツは、嶌村吉祥丸さん、東海林広太さん、TAIGAさん、蓮井元彦さん、服部恭平さんという見事な揃いっぷりで、本展のためにポラロイド写真を撮りおろしました。

コロナの影響で急速に進むデジタル化のかたわら、彼らはアナログなカメラで何を切り取るのか。何が写っているのか。会場でゆっくりと確かめてください。