原宿に根を張る「オフショア(offshore)」。アパレルアイテムを展開する一方で、コーヒースタンドを併設し、まさにカルチャーの発信基地さながらのショップです。
そんな同ショップでは、本日9月25日(金)から10月4日(日)まで、アーティストAZUSA IIDAによる個展が開催されます。コロナウイルスで未曾有の事態に陥った世界に向けて、彼女の作品は何を問いかけるのか。
以下は、作品をアパレルグッズに落とし込んだもの。
個展のタイトルは「MIRROR,MIRROR ON THE WALL.」。世界的な童話「白雪姫」で、お妃が顔を鏡に映して発した言葉を引用したものです。その冠どおり、ラインナップされる作品には鏡が用いられ、鮮やかなイラストととともにひとつの画面内におさめられています。無論、鑑賞者によってその見え面は異なり、アートを介して自身を見つめ直すことができるでしょう。
個展に際して飯田さんがコメントを寄せました。
今回は、「自分自身を見つめる時間を持つことの大切さ」をテーマのひとつにしています。見る人自身が作品に入り込むことで生まれる感情や現実感、そして何よりアートが生活の一部となる楽しさを感じてもらえたらと思います。ーAZUSA IIDA
タイトルの言葉には、実は「who’s the fairest of them all?(世界でいちばん美しいのは誰?)」という文言がつづきます。セットで使用される言葉を、なぜあえて外したのか。彼女が表現したいことはそこにすべて集約されているのかもしれません。
ぜひ会場に足を運んでみてください。
MIRROR,MIRROR ON THE WALL.
会期:9月25日(金)〜10月4日(日)
時間:12:00〜20:00
場所:offs gallery、offshore tokyo
住所:東京都渋谷区神宮前3-14-17 1F A/B
電話:03-3470-6877
オフショア公式HP