コロナ禍を経て、ファッション業界、ファッションブランド、そしてお店にいま求められていることは、実直さなのではないでしょうか。
どんな人に着て欲しいか、どんな人に届けたいかを誠実に考え、実直に形にしているところは“残っていく”のだと思います。
〈フジト(FUJITO)〉はこうなる前から、ずっと誠実で実直でした。
ベーシックでオーセンティックなアイテムのなかに、細やかな気遣いとちょっとした提案が込められており、進化する日常服といった言葉がふさわしいブランドです。
今回のイメージビジュアルは、九州のおへそである阿蘇にて撮影されました。〈フジト〉のベースである博多を少しだけ離れ、けれどあくまで九州で撮影されたビジュアル。
スモーキーで幻想的な質感は、スコットランドあたりの雰囲気を感じさせます。秋冬物は彼の地の感じが合いますよね。
また、より服が見やすいルックもあるのですが、こちらも負けず劣らず素晴らしい出来となっております。気取りがなくて、変に背伸びをしておらず、フツーにオシャレなんです。この感じ、やろうと思ってもなかなかできません。
生産に関しては基本的に日本国内を拠点にしており、職人の手による物作りを大切にしています。写真を見ているだけで、服の温もりが伝わってくるかのようです。
フイナムでは常々、こうしたブランドを応援していきたいと思っています。