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バリーが地球温暖化に警笛を鳴らすカプセルコレクションを発表。スノーピークやシグとのコラボレーションアイテムも登場しています。

暖冬といわれたここ数年ですが、寒くなるごとに、温暖化が起きているなんて嘘なのではないかと勘違いしてしまいます。ですが、実際にはアルプスにある4000の氷河の半分が、地球温暖化によって2050年までに消滅するという予想もされているほど深刻な問題です。

今回はそんなそんな問題に立ち向かうべく〈バリー(BALLY)〉がアウトドアからインスピレーションを受けたカプセルコレクションを発表しました。

日本が誇るアウトドアブランド〈スノーピーク(Snow Peak)〉や、スイス発でBPAフリーのボトルが人気の〈シグ(Sigg)〉などともコラボレーションしたこのコレクション。まずはアイテムの一部をご覧ください。

発売されたのは37点のアイテムたち。イタリア製のサーマルやパッド入りのフーディ、リサイクル原料を使用したTシャツ、環境に優しい合成繊維や編み糸で作られた小物などをラインナップしています。また、オリジナルの「ビブラム」ソールを採用したブランドを代表するカーリングシューズは、リサイクル可能なように再設計されました。

このコレクションが珍しいのは、純収益の100%を世界各地の脆弱な山岳環境保護を目指して活動する「Bally Peak Outlook」財団の活動資金に充てられるという点。その活動は多岐にわたり、エベレストなどのベースキャンプにおける清掃登山活動や、キリマンジャロ山頂へ至るサスティナブルな登山道の新設などさまざまです。

そんな事情から、キャンペーンフォトもメッセージ性の強いものになりました。スイス人アーティストで環境活動家でもあるミッシェル・コントさんにより撮影されたそれは、布地の上に立っているように見えますが、その正体は氷河をUVブランケットで覆った姿です。

これは日光を反射し、溶解を70%にまで減らすことで、氷河を保護しようという地元レベルの取り組みによるもの。地域で取り組まないといけないほど、目に見えて刻一刻と溶けているということなんです。

分かっていても個人での大きなサポートは難しいこの問題。ですが、今回はアイテムを購入するだけで参加可能です。

ただアイテムを買うだけでもいいですが、せっかくならその思想ごと自分のモノにしてみると、少しでも世界が変わるかもしれません。その一歩がすごく大事なことだったりするのではないでしょうか。

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