金子恵治が20年愛用するスエット。サイ ベーシック、レショップ、エウレカの手によって蘇ります。

SCYE BASICS × L’ÉCHOPPE × EUREKA SWEAT SHIRT ¥27,000+TAX
SIZE：38、40、42
COLOR：GREY

「レショップ（L’ÉCHOPPE）」の金子さんが20年もの間、愛用に愛用を重ねる〈サイ（SCYE）〉の吊り裏毛スエットシャツ。

そんな無類のファッション好きを虜にさせ続けている一着が、「レショップ」と岐阜の名店「エウレカファクトリーハイツ（EUREKA FACTORY HEIGHTS）」、そして〈サイ ベーシック（SCYE BASICS）〉の三者によって20年ぶりに復刻されます。

長い歳月を経てもなお色褪せず、いま見ても新鮮に映るのは、こだわり抜かれた生地や卓越したパターンメイキングなくして語れないでしょう。

旧式の吊り編み機でゆっくりと時間をかけて編み立てた裏毛は、高速のマシンとは異なり、糸に余計な負担をかけないため、手編みのようなふっくらとした手触りや弾力、さらにフィット感をもたらします。そして、この生地は長期間にわたってその風合いを損なわないという特徴もあり、それゆえに20年着用しても色褪せないのです。

素材もさることながら、特筆すべきは〈サイ〉の宮原秀晃さんによるパターンメイキング。類稀なるセンスによって描かれたフォルムは、スエットとは思えないほどのエレガントな美しさを持っています。

身頃のサイドパネルと袖が一体となり、マチの役割を果たすピボットスリーブを採用した独自のカッティングによる変形フリーダムスリーブ。

4本針フラットシーマーの縫製で、あえて縫い目の裏面を表に出すことで表情豊かに仕上がっています。

大仰なグラフィックや華美なデザインではなく、素材やシルエットと実直に向き合い続けた結果誕生したスエットシャツは、前作以上の出来であることは間違いないでしょう。これまでの歩みとこれからの進化を期待させる、そう言っても過言ではない普遍的な一着です。