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連載「憧れの逸品」No.191 天の恵みが堪能できるロエベのウォレット。

〈ロエベ(LOEWE)〉を語るときに欠かせないのはレザーグッズだろう。1846年にスペインはマドリードに構えた皮革工房にルーツをもつこの老舗は、ラグジュアリーブランドの一角を占めるに至ったいまも並々ならぬ思いでレザーと向き合っている。ここで紹介するウォレットからも、そんな思いがひしひしと伝わってくる。

ひとつは、ペブルグレインカーフスキンをまとったウォレット。そのシボの美しさは比類ないと形容してちっとも大げさではない。アナグラムをモチーフにしたパラジウム製のバックルがまたいい味を出している。陣容はカードスロット6つ、メモ&紙幣用ラージガゼット、コインコンパートメント。ライニングは同色のカーフで覆った。

もうひとつは文字通りしなやかなソフトグレインカーフスキンのボディに、アナグラムロゴ入りストラップとレザーコードをあしらったウォレット。それぞれ異なる色で染めたポップなカラーパレットがたまらない。陣容はカードスロット8つ 、紙幣収納用ラージスロット、ジッパー付きポケット。ライニングはスムースクラシックカーフスキン。

色使いやディテールのつくり込みはレザーの持ち味を十二分に生かしたものといっていい。クリエイティブ ディレクター、ジョナサン・アンダーソンと老舗の相性はすこぶるいいようだ。





ぺブルグレインカーフを使った三つ折りウォレット。アナグラムのバックルがいいアクセントになっている。サイズはW10.2×H7.8×D3.8cm。各¥68,000+TAX



耐久性に優れたソフトグレインカーフスキンを用いたジップウォレット。フロントはスナップボタンでとめるつくり。サイズはW9.5×H11×D4cm。¥73,000+TAX

Photo_Hiroyuki Takashima
Text_Kei Takegawa

INFORMATION

ロエベ ジャパン クライアントサービス

電話:03-6215-6116
オフィシャルサイト

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