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日常で楽しむ本格スポーツカー。スポーティな走りと上質な乗り心地を両立した、GRヤリスの魅力とは。

昨今、自動車販売台数は落ち込み、世間ではクルマ離れが叫ばれていました。しかし、そんな傾向に待ったをかけたのが、奇しくもこの度のコロナ禍。不特定多数のひととの接触を避けられる移動手段として、改めてクルマが注目を集めるようになりました。

この新潮流のなか登場したのが、トヨタの「GRヤリス」。販売好調のコンパクトカー「ヤリス」をベースにしながら、モータースポーツのノウハウを投入して出来上がったスポーツモデルです。

市販車でありながらダイナミックな走りが楽しめるのが特徴で、権威ある「英国カーオブザイヤー2021」を受賞するなどその人気と実力は折り紙付き。

今回はそんな話題の「GRヤリス」を、モータージャーナリストの伊藤梓さんがサーキットで体験。日常使いはもちろん、走りにこだわりを持つ玄人たちをも唸らせる魅力とは。伊藤さんに話を聞きました。

PROFILE

伊藤梓
モータージャーナリスト

クルマ好きが高じて、グラフィックデザイナーから雑誌『カーグラフィック』の編集者へと転身。2018年にはより幅広くクルマの魅力を伝えるために独立してフリーランスに。現在は自動車ライターやクルマを題材にしたイラストレーターとしても活動中。

ー 「GRヤリス」にはどんなイメージを持っていましたか?

伊藤:やっぱり「GRヤリス」はレース仕様につくられているクルマという印象ですね。ストイックなモデルというか、足回りも硬くて一般道では簡単に乗れるクルマじゃないんだろうなというイメージを勝手に抱いていました。

ー 初めて生で見た「GRヤリス」の印象を教えてください。

伊藤:写真で見るよりも実物の方がいいですね。外装はGRデザインを踏襲しつつ「ヤリス」らしさもあって好きです。スポーツモデルでありながら高級感もあってカッコいい!

ー 内装の印象はどうですか?

伊藤:インテリアは意外とシンプルな印象です。スポーツモデルというと、厳ついメーターやハンドルの赤いステッチといったいかにもなデザインが多いと思うんですけど、この内装なら実際に乗ってみても居心地に良い空間を約束してくれそう。GRのバッジも控えめで可愛いですね。

ー 実際にドライビングシートに座ってみていかがですか?

伊藤:スポーツカーにありがちな視界が狭くて乗りづらそうというイメージはまったくないです。「ヤリス」をベースにしているだけあって視界もいいですし、シートは思ったよりも座り心地がよかったです。後部座席は少し狭く感じますけど、荷室は十分な広さを確保していると思います。

ー 運転してみての感想は?

伊藤:エンジンフードやトランクリッド、ドアパネルはアルミ製。ルーフパネルにはカーボンファイバー強化樹脂を使用しているそう。軽量化を図りながらもバランス感のある堅牢なボディを実現してるんですよね。パワフルなエンジンとトラクション性能抜群の4WDの組み合わせは、誰でも運転が楽しいと思います。

ー 一般的にスポーツモデルは乗り心地が悪いという印象があると思います。

伊藤:ボディの骨格がしっかりとつくられていて、足もきちんとストロークするから、それが乗り心地の良さにも繋がっているように思います。スポーツモデル=乗り心地が悪いという印象は、この「GRヤリス」によって取っ払われました。

ー サーキット走行に参加してみてどうでしたか?

伊藤:スポーツ4WD機構の「GR-FOUR」が大活躍でした。ドライブモードを切り替えることで、前輪と後輪のトラクションのバランスをシーンによって変えられるところがよかったです。サーキットで走らせると、常に4輪でしっかり地面を捉えている感覚があるので、安心してアクセルを踏み込むことができました。

あと、GRレコーダー(後付けパーツのGAZOO Racing Recorder)があれば、サーキットでのタイムやアクセル/ブレーキ開度なども記録され、自分の課題が一目で分かるようになるので、より「GRヤリス」を走らせる楽しみが生まれますよね。

ー ノーマルの「ヤリス」との違いはいかがでしょうか?

伊藤:ノーマルの「ヤリス」も十分楽しくていいクルマなのですが、まったく別のモデルだと思った方がいいですね。「GRヤリス」に一乗りしただけで、単に「ヤリス」が進化しただけのモデルではないと感じました。

ー 具体的にはどういったところでそう感じましたか?

伊藤:しっかりとした剛性感のあるボディ、ひらりとした身のこなし、さらに爆発的なパワーと圧倒的なトラクション。ハイレベルなスポーツカーに仕上がっているのはもちろん、クルマとしての素地がさらにしっかりしたおかげで、クルマとしての格もグッと上がっている感覚がありました。

ー 「GRヤリス」は欧州でも高い評価を得ています。

伊藤:クルマ自体の出来映え、運転の楽しさ、上質なクルマだけが醸し出す雰囲気、しっかり守られている安心感など、挙げれば切りがないほど実際に乗ってみないとわからない満足感があります。上質な走りにこだわる輸入車ユーザーにも納得の仕上がりではないでしょうか。

ー 伊藤さんならどんなシーンで運転してみたいですか?

伊藤:ハンドリングが気持ちいいので、週末にワインディングロードでドライブなんていうのはどうでしょうか。日常での街乗りももちろん楽しめるはず。普通のスポーツカーでは難しい日本ならではの狭い路地でも「GRヤリス」ならコンパクトで小回りも効くし、ストレスなく運転を楽しめそう。

コンパクトカーの軽快さや利便性はそのままに、モータースポーツ由来の技術を詰め込んだ「GRヤリス」。日常のさまざまなシーンで本格的な走りを堪能できるというのは、クルマ好きからすればこれ以上ない贅沢ではないでしょうか。ぜひ「GRヤリス」で心躍るドライブ体験を味ってみてください。

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