2011年に甚大な被害を及ぼした東日本大震災。あれから10年が立ちました。数字だけをみると長いように思いますが、あっという間だったという感想を持つ人の方がおおいでしょう。
同年の6月に市民のための公共工房として立ち上がったのが、「石巻工房」です。その10年間の軌跡を追う展示「“十”石巻工房の十年展」が「カリモク コモンズ トウキョウ(Karimoku Commons Tokyo)」で6月14日(月)から8月6日(金)まで開催されます。
今回の展示の行われる「カリモク コモンズ トウキョウ」は、日本の老舗家具メーカー「カリモク家具」の東京の拠点として、展開する様々なコレクションの家具を体験できる場所です。
展示を行う「石巻工房」は、震災後の復旧・復興や、地域の人々のために家具をつくり続けてきました。DIYの可能性を押し広げた同社は、2019年に「カリモク家具」とのブランド〈石巻工房 by Karimoku〉というコレクションをスタートするなど、過去10年間で国内外のデザイナーとのコラボレーションをはじめ、さまざまな活動をし続けています。
その中でも「Made in Local プロジェクト」は、イギリスやアメリカ、中国など、世界10ヵ国以上の地域で、「石巻工房」のアイテムがつくられるようになるほどの進展を遂げました。
今回の展示では、そんないままでの活動を実際に「石巻工業」の家具に触れながら追体験することができます。予約制かつ平日のみの開催となっていますが、ぜひ足を運んでみてください。
“十”石巻工房の十年展
会期:6月14日(月)〜8月6日(金)
場所:Karimoku Commons Tokyo
住所:東京都港区西麻布2-22-5 1F ギャラリースペース
時間:12:00〜18:00
定休日:土・日曜
主催:石巻工房
協力:芦沢啓治建築設計事務所
スタイリング:中田由美
予約サイト
※緊急事態宣言延長に伴い予約制となっています。予約には事前に「Peatix」のアカウント登録が必要です。