CLOSE
NEWS

連載「憧れの逸品」No.205 只者じゃないと思わせるセリーヌのジャケット。

エディ・スリマン手がける〈セリーヌ(CELINE)〉の2021年ウィンターコレクションのテーマは “TEEN KNIGHT POEM”。前シーズンに引き続いてZ世代をクローズアップし、90年代のカルチャーやコールド・ウェーブ、ゴスのエッセンスをものの見事にエディットしてみせた。

数あるアイテムのなかでもエディのアイコンともいうべきテディジャケットをはじめとしたアウターの数々は王者の風格を漂わせていた。

ユーズド加工を施したブラウンのカーフスキン、襟、袖、裾のみならず、肘まわりにもホワイトのラインを走らせたブラックのカーフスキン、そしてバッファローチェックのウール。とろけるようなテクスチャーもさることながら、見逃せなかったのはルーズなフィッティングだ。ちまたのビッグシルエットとは明らかに趣を異にしていた。まさに騎士の鎧のように、長身痩躯なZ世代の体を覆っていた。

それ一着羽織っただけで只者じゃないと思わせるアウターのコレクション。騙されたと思ってぜひ袖を通してみてほしい。




フライトジャケットをレザーでつくった一着。着込んだような革の風合いが堪らない。¥583,000(予価)


柔らかなカーフスキンを贅沢に使ったテディブルゾン。白をラインを走らせた、これぞエディ・スリマンなデザインだ。¥500,500(予価)


昔懐かしいバッファローチェックのブルゾンは、胸元にさり気なくブランド名を刺繍。ジップ付きの襟にはフードが収納されている。¥280,500(予価)

Photo_Hiroyuki Takashima
Text_Kei Takegawa

INFORMATION

セリーヌ ジャパン

電話:03-5414-1401
オフィシャルサイト

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP > NEWS

関連記事#憧れの逸品

もっと見る